キャッシュカードの再発行手数料は?紛失・盗難で注意したい9つのポイント!
昨日まで使っていたキャッシュカードがいくら探しても見当たらない・・。
そんな時ってありませんか?
再発行を希望する時、本人が手続きをできない時はどうすればいいのでしょうか?
キャッシュカード再発行について、困った時の情報をまとめました!
1.キャッシュカードの再発行について
キャッシュカードが盗難・紛失で手元からなくしてしまった場合、紛失・盗難届を金融機関に提出すると同時に、キャッシュカードの再発行手続きを申し込む必要があります。
また、キャッシュカードが破損してしまった、磁気不良になってしまったという場合でも、再発行手続きをしてキャッシュカードの再発行をすることになります。
昨日まで利用していたのに、どこに置いたのか忘れてしまって、失念してしまったということで再発行する人も意外と多いんです。
キャッシュカードがなくては大変ですから、手元からなくなってしまった場合は速やかに再発行手続きを取りましょう。
2.カードを失くした方でも安心できる情報
キャッシュカードの再発行について、時間が取れずに自分でできないという人、諸事情により家族に頼みたいという人もいると思います。
また、再発行手数料がかかる場合が多いので、キャッシュカードの再発行について躊躇してしまう人もいるようです。
キャッシュカードを失くしてしまった場合、万が一第三者に利用されてしまったらと考えると心配ですよね。
応急的な対策としても、カードが不正使用されることがないように紛失・盗難届を提出することを強くお勧めします。
キャッシュカードが「財布のどこにあるのか分からない」といったことはよくあることです。
しかし、どうしても手元に確認できないというとき、キャッシュカード紛失時の注意点を知っておくと、慌てることなく次の手段を取ることができます。
いざというときのために、キャッシュカード再発行に関する知識を身につけておきましょう。
3.再発行の手続きで知っておきたいこと
それでは、実際にキャッシュカードを再発行するときの注意事項についてまとめましたので、一緒に見ていきましょう!
再発行の手続きは金融機関によって、多少異なることもありますが、本質的な手続きは一緒なので基本をおさえておきましょう。
①破損した時は誰の責任?
キャッシュカードが破損したときは、再発行手続きが必要です。キャッシュカードは長年使用していると、意外と劣化してくるものです。
経年劣化でキャッシュカードが使えなくなってきたとしても、保管する人の責任ということで再発行の手数料が必要になります。
最近では良心的な金融機関もあり、劣化による再発行は手数料無料という銀行もあるようです。
保管状況によって、劣化の具合が変わってきます。できればキャッシュカードは専用ケースに入れておいて保管をしておくことが望ましいのですが・・。
よく利用するキャッシュカードの場合、サイフと一緒に保管をすることが一般的ですよね?
サイフにキャッシュカードを保管をする場合、頻繁に利用するキャッシュカードの他に、2枚程度のカードまでを保管する上限にすると無理な傷が付きません。
あまり利用しないカードは、別の場所で大事に保管をしておくことをお勧めします。
②手数料がかかるので注意
キャッシュカードは初回発行の時にだけ、発行手数料がかからないのが一般的です。
金融機関に口座を作成したときにキャッシュカードを作成していなければ、後日作成しても手数料はかかりません。
しかし、紛失や、破損、盗難などでキャッシュカードの再発行をすると再発行手数料がかかるのが一般的だと言えます。
破損の場合はすぐにでもキャッシュカードを再発行をしないと利用できませんね。
しかし、金融機関によっては通帳を利用して、ATMからお金を引き出すことが可能な銀行もあります。
ただし、通帳は他行のATMで利用することができないので、コンビニなどのATMを利用したい人は不便になりますね。
どうしても、他行ATMを利用したい人は再発行をするほかないのではないでしょうか。
また、生活口座以外(給与振込口座、公共料金引き落とし口座など)の口座であれば、新たに口座を作成して新規にキャッシュカードを作成してもらうという方法もあります。
この場合、再発行手数料はかからずにキャッシュカードを手にすることができますね。
なお、キャッシュカードの再発行手数料は一般的に1,000円+消費税となっている銀行が多くなっています。
余談ですが・・。キャッシュカードの原価はデザインにもよりますが、150円~200円ほどだと言われています。
さらに、ICチップがついているカードの場合。1,000円程度の原価がかかっているそうです!
③本人以外の再発行はできない?
キャッシュカードの再発行を家族に頼みたいという人も多いんです。
こちらについては、残念ながら本人以外は再発行手続きができません。
これは、金融機関側に善管注意義務というものがあるため、安易に本人以外に発行ができないのです。
キャッシュカードは印鑑と通帳の代わりに、暗証番号とカードでお金を引き出しができるものです。
窓口での支払いは、家族が支払いにきたのか本人が支払いがきたのか職員が把握できるため、本人以外の人にも引き出しができることがあります。
しかし、キャッシュカードが本人の意図しないところでキャッシュカードが発行されていて、お金を引き出しされていたとなった場合。
金融機関側がキャッシュカードを発行したときに、本人の申し出なのかどうか判断がつかないなどの危険性があります。
後日トラブルに巻き込まれる可能性が0ではないので、キャッシュカード再発行の受付は本人しかできないのです。
その点、ネット銀行は自宅でキャッシュカードの再発行手続きができるので、便利だと言えます!
便利な反面、セキュリティにどうしても隙間が出てきてしまうということも言えます。
④代理人カードを発行する
さて、ここでちょっとした裏技的なキャッシュカードの発行について話をしたいと思います。
キャッシュカードには代理人カードというものがあります。
ネット銀行などでは取り扱いをしていない銀行が多いのですが、一般的な金融機関では代理人カードというものが存在します。
代理人カードが、どういったカードかというと、いわゆる家族カードと同じものです。
配偶者や親に1枚自分の口座のキャッシュカードを渡しておけるというカードですね。
ただし、発行する場合本人との関係を証明するための住民票、代理人の本人確認資料などが必要になる場合もあります。
通常、代理人カードを口座作成時に発行することは珍しいため、キャッシュカードを紛失したときに代理人カードを発行するという手もあります。
再発行手数料の支払いをするより、ちょっとお得になるのではないでしょうか?
ただし、紛失などをしたカードは利用できるままになっていますので、紛失・盗難届は金融機関に提出することは忘れずに行ないましょう。
⑤再発行の期間はどれぐらい?
キャッシュカードが再発行されるまでの期間は、1週間ぐらいが一般的だと言われています。
どうしても、急いでいる場合はその旨を金融機関に話をすると、地域金融機関であれば融通を利かせてくれることもあります。
ただし、その場合でも手元に届くまで2~3日程度はかかることになります。
なお、紛失や盗難などでキャッシュカードを再発行する場合でも、通帳では普通にお金を引き落としすることができます。
万が一に備えて、キャッシュカードの再発行手続きをしたときに一緒にお金を引き出しておきましょう。
別の金融機関の口座に入金をしておくと、不測の事態でも安心をすることが出来そうですよね♪
⑥即日再発行可能な金融機関
まだまだ数は少ないものの、最近では即日キャッシュカードを再発行してくれる金融機関もあります。
代表的な金融機関では「三井住友銀行」や「七十七銀行」などがキャッシュカードの即日発行サービスを行なっています。
ただし、全ての店舗で即日発行可能とは限らないので、即日発行ができる店舗を調べた上で再発行の手続きを進めるようにしましょう。
再発行手続きをお願いする時に必要なものは、通帳、届出印、本人確認資料となっています。
⑦受付時間は24時間が基本
紛失や盗難にあった場合、キャッシュカードの紛失・盗難届を金融機関に届け出ることが大切です。
万が一、第三者に利用された場合キャッシュカードが利用できなくなりますので、紛失や盗難の事実が分かった時点ですぐに金融機関に連絡をしましょう。
連絡先は、各金融機関のホームページに掲載されています。まずは金融機関のホームページをチェックしてみることをお勧めします。
今では、キャッシュカードが24時間利用できるのが当たり前の世の中になってきました。
したがって、金融機関側でも紛失・盗難届も24時間体制で受付をしているところがほとんどです。
⑧郵送されるには理由がある
キャッシュカードを再発行した場合、郵送で送られてくるのが基本です。
日中は家にいないからという理由で窓口に取りにいくことは原則できません。
しかし、これはあくまでも原則です。郵送をするということは、金融機関側でそれなりの理由があるからです。
犯罪などに関係のない人は頭の片隅にもないかと思いますが、郵送をすることで住所を偽るということができないことを防止しています。
振り込め詐欺などのためにダミー口座を作成することを防ぐために郵送となっているのですが・・。
色々な手口で口座を作成されるので、金融機関と警察と犯罪者の間でいたちごっこになっているとも言えます。
⑨暗証番号は定期的に変更
暗証番号を変更するためにキャッシュカードを再発行するということはありません。
最寄りのATMコーナーや窓口で暗証番号を変更できる金融機関が大多数ですので、定期的に暗証番号は変更をすることをお勧めします。
暗証番号を推測されやすい数字に設定していた場合、万が一第三者に利用された場合は、盗難された側も免責事項に触れることがあります。
暗証番号の設定には十分に注意をすることをお勧めします。
車のナンバーや電話番号、生年月日、家族の生年月日などはもちろんのこと、連番や同一数字などは免責事項にふれる可能性があります。
また、暗証番号の類いがあまりにも多すぎて覚えておけないという人も多いのではないでしょうか?
一昔前は、メモ用紙に記録しておくことは危険だといわれていましたが・・。
現在はメモ用紙に記録して、暗証番号やパスワードを利用するものごとに違うものにしておくことが望ましいとも言われています。
ただし、ここで注意点があります。暗証番号を控えておくのはいいとしても、くれぐれもキャッシュカードと一緒に保管をしないようにしておきましょう。
キャッシュカードと一緒に保管しておいて、メモと一緒にキャッシュカードを盗難された場合。
免責事項に抵触しますので、暗証番号とキャッシュカードの保管についてはくれぐれも気をつけてください。
4.金融機関ごとの再発行手続き
それでは、主な金融機関の再発行手続きについて見ていきましょう。
基本的には、どこの金融機関も手続きはほとんど同じになります。
わからないことがある場合、該当する金融機関へのリンクを貼っておきますので、そちらも参考にしてみてください。
①ゆうちょ銀行
ゆうちょ銀行の場合でも一般的な手続きになります。
電話で紛失・盗難の届け出をした後に、後日窓口で再発行の手続きをするという形態になっています。
本人確認資料と、届出印鑑、通帳を持参していくと再発行手続きができます。なお、手数料は1,030円(税込)となっています。
②三菱UFJ銀行
三菱UFJ銀行の場合は、電話で再発行手続きができます。
三菱UFJ銀行の公式ホームページを確認して、 電話でキャッシュカード再発行手続きの受付を済ませましょう。(手続きの時間は、10分程度です)
ただし、以下の(1)~(4)いずれかにあてはまる場合は、電話での再発行ができませんので注意が必要です。
①・受付対象外のカード種類
- 代理人カード・代理人カードを発行している本人カード
- 当座キャッシュカード・カードローンカード
- 社内キャッシュカード
- 「Suica」「TOKYU POINT PASMO」「KIPS+PiTaPa」機能付きのICカードなど
代理人カード・代理人カードを発行している本人カード
②・キャッシュカードが手元に準備できない場合
(キャッシュカードの紛失・盗難を含む)
③・暗証番号の相違でキャッシュカードが使えない場合
④・お引っ越し等で住所が変わっている場合
(住所変更を先に済ませましょう。)
※上記以外のパターンでも、電話での再発行ができない場合があります。
盗難や紛失による再発行の手続きに関しては、ゆうちょ銀行の手続きと大差はないようです。
盗難・紛失の場合のみ再発行手数料が1,000円(税抜)かかります。
③みずほ銀行
みずほ銀行の場合は、インターネットバンキングの「みずほダイレクト
」を利用して再発行の手続きをするか、窓口で手続きをするという2通りの方法があります。
窓口で再発行依頼をする場合、他の金融機関と同様の手続きになります。
再発行手数料は1,000円(税抜)となっています。
みずほダイレクトで再発行の手続きをする場合、後日簡易書留で書類が送付されてきます。
そちらに記入したあとに返送をすると手続きが完了します。
④りそな銀行
りそな銀行は、取引支店に電話で問い合わせをすると案内状が自宅に届くようになっています。
また、営業時間外は、クイックロビーセンターに電話をすると再発行の手続きができます。
8時40分~17時の間はフリーダイヤルに電話をかけることで再発行手続きを済ませることが出来ます。再発行手数料は1,000円(税抜)です。
⑤三井住友銀行
三井住友銀行は、店舗によっては即日発行をしてくれる金融機関の一つです。
再発行の手順などは他の金融機関と同様なのですが、即日発行してくれるのはありがたいですね。
再発行手数料は他の銀行と同じく1,000円(税抜)になります。
⑥北洋銀行
北洋銀行の場合、りそな銀行と同じような流れになります。
紛失・盗難が判明をしたら、電話で手続きをしてそのあとに照会状が自宅に郵送されてきます。
照会状が届いたら、内容の確認をして再発行が必要な場合は窓口で手続きが必要になります。
再発行手数料は他の銀行と同じく1,000円(税抜)になります。
5.まとめ
キャッシュカードの再発行手続きは、ほとんどの金融機関で同じ手続きが必要です。
キャッシュカードの再発行は依頼する内容によって、手数料がかからない場合もありますので、手数料については金融機関に問い合わせをすることをお勧めします。
紛失・盗難の場合は速やかに金融機関へ連絡することが原則です。
キャッシュカードの保管については決まられた免責事項もあります。
- 紛失したらすぐに連絡する。
- 暗証番号の管理は定期的に確認する。
- 暗証番号を記載したメモ用紙と一緒にキャッシュカードを保管しない
- 車の中にキャッシュカードを置かない。
など、万が一の保証を受けるためには守らなければならない注意事項がありますので、それらのことは最低限守るように心掛けましょう。