クレジットカードの請求額が払えない時は?ピンチの時の解決法をご紹介します!
クレジットカード会社から請求書が届いて、想像よりも請求額が高くて焦った経験はありませんか?
そんなに出費をしたわけではないけれど、忙しくて口座残高の確認を忘れたら、クレジットカードの引き落としに残高が足りなかったということもあるかもしれません。
そんなクレジットカードの支払いができない場合の対処法についてまとめました。
1.クレジットカード請求額が支払えないとき
クレジットカード請求額の支払いができないのは、大きく分けて以下の2つの理由によります。
▼【①・支払いするためのお金が無い】
クレジットカードの利用額が支払い可能な金額を上回ってしまう場合です。特に最近では、リボ払いにすることでクレジットカードの支払いが困難になる人が多くなっています。
リボ払いでは毎月の支払い額が一定のため、金銭感覚が麻痺してしまって、つい使い過ぎてしまうことが原因だと言えます。
▼【②・不注意で口座の残高が足りなかった】
うっかりクレジットカードの請求額と口座の残高を照らし合わせることを忘れてしまったり、口座に入金しておくのを忘れてしまったりして、支払いをするためのお金はあるのにクレジットカードの支払いができないというケースもあります。
これらのような理由で、クレジットカード請求額の支払いが出来ないままだとどうなるのでしょうか?
また、クレジットカードの支払いができない場合はどうすればよいのでしょうか?順を追ってご紹介します。
2.請求額を支払えないと、どうなる?
クレジットカードの支払いを引き落としの期日までにできなかった場合、どのようなことが起きるのでしょうか?時系列順にまとめてみました。
▼【①・再引き落としの案内が届く】
支払い期日から1週間ほどで、引き落としができなかった旨の連絡と、再引き落とし日の案内を伝える書面やはがきが届きます。
多くの場合、支払いをするまではクレジットカードが使えなくなります。また、支払日を超過した日数に対して遅延損害金が発生する場合もあります。
▼【②・支払い督促の電話が来る】
①の再引き落とし日までに支払いをしなかった場合、クレジットカード会社から支払い督促の電話がかかってきます。電話の内容は、いつまでに支払うことができるのか?支払い期
日について約束することになります。
▼【③・クレジットカードを強制解約される】
②で約束した期日までに支払いをしなかった上、何の連絡もしなかった場合、クレジットカードを強制的に解約されることがあります。また、その後の更新も拒否される可能性があります。
▼【④・裁判を起こされる】
信用情報は金融機関の間で共有されているので、ある1枚のクレジットカードを強制解約されると、他のクレジットカードも強制解約されたり更新が拒否されたりする場合があります。
これはいわゆるブラックリストに載るということです。
また、信用情報の保存は5年程度されているので、この期間は新規のクレジットカードやローンの審査にも非常に通りにくくなります。
支払いをしないまま3カ月程度が経過した時点で、クレジットカード会社の申立てにより裁判所から支払督促状や訴状が届きます。
それでも支払いをせずにいると、財産や給料の差し押さえがされます。金額が高額になる場合、強制執行などもあり得るので注意が必要です。
3.支払いが可能な場合はどうすれば?
▼【まずはクレジットカード会社に連絡!】
クレジットカードの引き落とし日に支払いができない。ということが分かった時点で、早急にこちらからクレジットカード会社に連絡をするようにしましょう。問題を先延ばしにしても自分の信用情報に傷が付くだけです。
クレジットカードの契約は、クレジットカード会社からの信用で成り立っています。
クレジットカード会社の信用を少しでも失わないようにするためには、向こうからの連絡を待つのではなく、こちらから連絡をして、なぜ支払いができないか?いつまでなら支払いができるのか?事実を伝えるようにしましょう。
▼【相談すれば分割払いができることもあります!】
クレジットカードの支払い予定額を一括で支払いできない場合、考えられる支払い方法が①リボ払いと②分割払いです。
このうち、リボ払いについては、一括払いでカードを切った後からでも変更することができます。
しかし、リボ払いには15~18%程度という、分割払いよりも割高な金利手数料がかかります。
そこで、よりお得な分割払いをしたい、と考えても分割払いはカード決済時に選択しなければならないことになっています。
「じゃあ、リボ払いにするしかないのかな」とも思われますが、実はクレジットカード会社に真摯に交渉をすれば後から分割払いに変更することを認めてもらえるケースもあります。
交渉の際には、なぜ今支払いができないのか?どれくらいの金額をいつまでに支払うことが可能か?といったことを事前に支払い計画をよく検討した上で、誠実に伝えるようにしましょう。
4.とても払い切れない金額であるとき
▼【絶対払えない金額なら弁護士に相談】
クレジットカードの請求金額が、たとえリボ払いや分割払いにしたとしても払っていけそうにないような場合は、弁護士や司法書士等の法律家に相談しましょう。
債務整理をすることで、支払いをしやすくすることができます。
債務整理の方法としては、任意整理、個人再生、破産が主な手続きですが、それぞれメリット・デメリットがあります。
どの方法を選ぶべきかも、法律家はアドバイスしてくれますので、意見を参考にして自分に合った方法を取ることができます。債務整理を行うことになった場合は、その旨をクレジットカード会社に連絡するようにしましょう。
債務整理についての無料相談ができる法律事務所のリンクになります。困った時は恥じることなく、まず初めに専門家に相談してみましょう。きっと良い解決方法が見つかるはずです。
5.まとめ
クレジットカードの支払いが出来ない場合、大事なことはクレジットカード会社にできるだけ早い段階で連絡をするということです。
支払いの滞納が長引くほど、自分の信用情報に傷を付けますし、たとえ支払いの督促に対して無視を続けたとしても、最終的には法的手段を取られることになります。
まず大事なことはクレジットカードの支払いができないような状況に陥らないことです。
クレジットカードの利用状況をきっちり把握すること、口座の残高をしっかり確保しておくことを守って、クレジットカードを上手に使いましょう。
]]>