【PASMOオートチャージの使い方】会話形式で絶対にわかる!簡単利用ガイドです♪
2・気になる年会費やポイントのこと
3・PASMOオートチャージの手続きと設定
4・オートチャージできる場所は?
5・PASMOオートチャージの注意点
6・クレジットカードの比較
7・マイルも貯められる?
8・クレジットカードの変更や更新手続き
9・使い方で選んでみよう!
PASMOを無記名で使用していますか?記名式で使用していますか?
オートチャージが気になるけれど・・。
どんなところが便利で、どんなところが面倒なのだろう?
PASMOのオートチャージが気になっている方も多いと思います。
1・PASMOオートチャージとは?
AさんとBさんという2人の会話による、会話形式でPASMOオートチャージについて見ていきましょう!
オートチャージ機能を付加したい!
Aさん:PASMOのオートチャージについて知りたいってこと?
Bさん:そうなの。この間、パート先の仲間と一緒に出かけたときにPASMOのチャージが足りないことに気がつかなくて改札でひっかかったのよ。
皆に「オートチャージにしたら?便利よ。」って言われて。「そうね。そうするわ。」と答えたものの、なんだかよくわからなくて。
A:その人達に聞けば良かったのに。
B:皆がスマートに使っているものを知らないなんて言えなかったのよ。だから電車通勤している琴ちゃんなら詳しいと思って聞きにきたの。
調べものって苦手だし、琴ちゃんならわかりやすく説明することも得意でしょ?
学生時代も家庭教師とかしていたじゃない。わかりやすく教えて!お願い!
対象のクレジットカードはコレ!
A:オートチャージにすると、PASMOへのチャージがクレジットカードからされるようになるの。このイメージはわかるよね?
このクレジットカードだけど、何でもいいわけではないの。
だから、お姉ちゃんが「PASMOへチャージできるクレジットカード」を持っていないなら新規にクレジットカードも申し込む必要があるってこと。
B:イオンカードとか楽天カードは?
A:対象外よ。PASMOへチャージできるクレジットカードは以下の通りになってるわ。
・パスタウンカード
・小田急OPクレジットカード
・京王パスポートカード
・京急プレミアポイント ゴールド/シルバー
・京成カード
・SEIBU PRINCE CLUBカード セゾン
・相鉄カード
・東急カード
・東武カード
・Tokyo Metro To Me CARD
・ハマエコカード 横浜交通 hama-eco card
一体型にする?分離型にする?
B:なるほどね。決まったクレジットカードからならチャージできるということね。持っていなければ新規申し込みをすればいいのね。
A:申し込みするにあたって、決めておくことが一つあるのよ。それは、一体型にするか分離型にするかということ。
B:何を一体型にして何を分離型するの?
A:クレジットカードとオートチャージできるPASMOを一枚とするか、別々に持つかということ。
お姉ちゃんはPASMOをオートチャージ型にできればいいと考えているみたいだから、分離型のイメージを持っているでしょう?
B:そうね。クレジットカードを改札でいちいち出すのって何だか不安。
一枚にした方がスマートに思えるけど、私は不安を感じるタイプだから別々にしたいわ。
K:ちなみに一体型にする場合は下記4つのクレジットカードに限られるの。
・パスタウンカード
・東急カード
・東武カード
・Tokyo Metro To Me CARD
2・気になる年会費やポイントのこと
▼【年会費無料のPASMO一体型定期は?】
B:一体型のクレジットカードでPASMO定期券にして、さらに年会費無料なんていう都合の良いカードを持っている人もいるの?
A:その条件に該当するクレジットカードはないわ、残念ながら。
年会費無料のクレジットカードにはPASMO定期券が搭載できないし、できるものは年会費がかかるの。初年度は無料であっても、2年目以降にね。
▼【引き落としではなくクレジットカード経由?】
B:前提の話に戻ってしまうけれど、そもそもクレジットカードを新しく作ることなく、銀行からの引き落としという形はとれないの?
カードを増やしたくない人もいると思うな。
A:PASMOのオートチャージ機能を使う場合はあくまでもクレジットカードからということになっているの。
クレジットカード会社を経由して銀行口座からの引き落としがされるのよ。
▼【クレジットカードポイントも貯められる!】
A:それに、クレジットカードからチャージをすることで得られるメリットもあるのよ。
チャージした分は「カードを使用してお金を使った」ことになるからクレジットカードのポイントも貯められるの。
3・PASMOオートチャージの手続きと設定
手に入れるまでの手順
B:早くオートチャージ機能付のPASMOにしたくなってきた。手続きはどうなるの?
A:お姉ちゃんの場合、小田急沿線に住んでいるから候補は小田急OPカードよね。
記名式PASMOは既に持っているから、まず小田急OPカードを申し込むことになる。インターネットでも郵送でもいいし、小田急百貨店で手続きしてもいいのよ。
ちなみに無記名PASMOの場合でも駅で簡単に記名式に変更できるのよね。
B:普通にクレジットカードを作ればいいってことね?
A:そうよ。本人確認書類と銀行のキャッシュカードを持っていけばいいの。キャッシュカードはお姉ちゃんの名義であることが必要よ。
クレジットカードを用意できたら、「PASMOオートチャージサービス入会申込書」に記入してポストへ投函。あとは待つだけ。
申込書は駅に置いてあるし、OPカードWEBサービスから請求することもできるわよ。
約1カ月で「受付完了のハガキ」が届くから、PASMOと一緒に駅へ持っていけばいいの。
駅で利用設定処理してくれて、やっと使えるようになるというわけ。
B:なるほど。今日使いたいと思って今日使えるようになるわけではなく、待つ時間があるものの手続き自体はシンプルなのね。
時々券売機でチャージする手間を思えばどうってことのない手続き時間と言えるかも。
金額設定を変更できます!
B:ところで、チャージっていくらされるの?いつどういうタイミングでチャージされるのか気になる。
A:それはね、自分で設定できるのよ。人によって電車やバスの利用の仕方が異なるでしょう。
だから、「自分で決めた額以下になったら自分で決めた一定額をチャージできるようになる」というわけ。
初期設定では「2,000円以下になったら3,000円チャージされる」ということになっているの。
B:例えば、電車を利用して改札を通るときに1,500円になったら3,000円チャージされて4,500円になるってこと?
A:そうよ。その設定金額は、1,000円〜10,000円の範囲であれば自分で決められるの。
1,000円刻みだから、1,500円とか2,500円での設定はできないけどね。
▼【JRとの関係、PASMOの設定変更ができない?】
B:設定変更が駅でできるなんて便利ね!いつでも変えられるということでしょう?
A:そうよ、環境が変わったときに変更できるのがいいところかな。
でも、あくまでも設定変更できるのは「PASMO取扱事業者の駅」だからJRの駅では変更できないのよ。気を付けてね。
B:え?PASMOでJRも利用できるじゃない。取扱事業者ではないの?
A:そう、PASMOはSuicaとの相互利用ができるようになっているから利用者にしてみれば一緒に見えるけれど・・。
PASMOの取り扱い事業者は基本的に関東の私鉄、地下鉄各社なの。
▼【券売機でも?金額変更できるのはココ!】
B:わかったわ。オートチャージ金額の設定変更は私鉄や地下鉄の駅でできるのね。
A:そう。券売機や窓口でできるのよ。
B:簡単にできる?
A:例として東急の場合の手順をざっと説明するわね。
(1)券売機の画面で「その他」を選択
(2)次の画面で「PASMO各種変更」を選択
(3)「お手持ちのPASMOを入れてください」と表示されるので、指示に従う
(4)次の画面で「オートチャージ設定変更」を選択
(5)次の画面で「金額変更」を選択
(6)次の画面で「現在の設定内容」及び「変更後の設定内容」が表示されるので、変更したい金額部分の変更ボタンを選択
(7)金額一覧が表示されるので選択
(8)最後に確認ボタンに触れて終了
B:ガイダンスに沿って操作するだけだから簡単そう。安心したわ。
4・オートチャージできる場所は?
買い物のときは注意!
A:そういえば、お姉ちゃんは買い物にもPASMOを使用することがあるけれど、買い物のときはオートチャージされないから気を付けてね。
B:そうなの?確かに気を付けないといけないかも。
A:オートチャージは改札入場時にのみ行われる、と覚えておくといいかな。
▼【簡易Suica改札機でもオートチャージ不可】
A:簡易Suica改札機でも、PASMOの使用はできるけれどオートチャージはできないの。
B:なるほど、基本的な改札機だけでのみオートチャージされるのね。
A:そう。残高が足りないときに簡易Suica改札機でひっかかったら、チャージしてから通ればいいわ。
▼【バスでもオートチャージ不可】
B:あ!だとするとバスも・・・。
A:ご明察!バスでもオートチャージはできません。心配なときはあらかじめ現金でチャージしておくといいわね。
B:でもうっかりってあるわよね。そんなときはどうすればいいの?
A:大丈夫。バスの乗務員さんにチャージを申し出れば1,000円単位でチャージできるの。チャージしてから支払いすればいいということ。もちろん、現金で差額を支払うという方法でもいいのよ。
5・PASMOオートチャージの注意点
オートチャージには上限あり!
A:PASMOのオートチャージには上限もあるから気を付けてね。
お姉ちゃんはそんなに交通機関を利用するわけではないから関係ないかな。
一応教えておくと、1日あたりの利用限度額が決まっていて10,000円。さらに1ヶ月あたりでは50,000円という上限が設けられているのよね。
紛失したときは?
B:それは確かに心配いらないかも。それよりも心配なのは紛失したとき。オートチャージだから普通のPASMOより心配。
A:そうね。紛失したときはすぐに駅やバス営業所に知らせれば再発行してもらえるの。
オートチャージ機能も残額もそのまま引き継がれるし、紛失したものは使用不可となるから安心。
必要な書類に記入して提出、手数料1,010円(デポジット500円+発行手数料510円)を払うのよ。
B:紛失したと思っていた古いPASMOが見つかったときは?
A:持って行けば引き換えにデポジット500円が返却されるという仕組み。
やっぱり解約したいと思った時
B:オートチャージ機能付きのPASMOにしたものの、やっぱりやめたいって思ったときはどうすればいいの?
A:普通の記名式PASMOと同じよ。免許証などの本人確認書類を持って窓口に行けば普通に払い戻してくれるの。
あるいはクレジットカードを解約することでオートチャージ機能が外れた普通の記名式PASMOとして使えることになるみたい。やめるのも簡単ね。
オートチャージだと領収書なし!
オートチャージだと領収書なし、クレジット明細等で対応しよう!
B:オートチャージは便利だけれど、交通費がいくらかかったのかを気にしなくなってしまいそう。
A:そうね。そういえば、出張旅費精算のためにあえて券売機で切符を購入して領収書を発行、あるいは窓口で切符を買って領収書を発行してもらう人もいるみたい。
オートチャージだと残るのはクレジット明細くらいでしょう。
それで精算できるならいいけれど、領収書が必要な場合は切符利用で対応するしかないわよね。
6・クレジットカードの比較
基本はどの沿線に住んでいるか
B:さっき、小田急沿線に住んでいるなら小田急OPカードって言っていたけど、クレジットカードを選ぶときには沿線が基準になるということ?
A:そうしている人が多いみたい。だって、買い物だってその沿線にある百貨店などを利用することが多いでしょう。
小田急なら小田急百貨店、東急なら東急百貨店という風に。
定期券利用があるかないか
A:あと、お姉ちゃんには関係ないけれど、定期券利用があるかどうかも関係してくる人も多いかな。
例えば東京メトロが発行している「To Me CARD PASMO(一体型)」の場合、搭載できる定期券が「東京メトロ、東急電鉄、東武鉄道、京急電鉄、相模鉄道」で発売しているものに限られるの。
一体型でないオートチャージPASMOなら制限はないけれど、一体型だと「どこの定期券利用があるか」も重要な判断材料になるってこと。
▼【定期購入時にクレジットポイントも貯まる】
B:定期券の購入は重要なファクターよね。
A:定期購入の際にポイントを貯めることもできるしね。
「To Me CARD」なら1,000円につきメトロポイント5ポイント、カード会社ポイント1ポイントが貯まるし、「TOKYU CARD」でも購入金額に対し最大1%を貯めることができるの。
小田急ポイントカードなら0.5%貯められるわよ。
東京メトロ利用者なら
A:東京メトロ利用者に人気なのは「Tokyo Metro To Me CARD」のうちの一つ「To Me CARD Prime」なの。
電子マネーでメトロポイントが貯まるだけでなく、乗車ポイントも貯まるから。
定期券面区間外で平日に乗車すると1乗車あたり10ポイント貯まるし、土休日なら20ポイント貯まる。
メトロポイントはPASMOにチャージできるのが便利だし、沢山貯められる人ならANAのマイルへの交換という利用方法もアリ。
それから、オートチャージでもクレジットカード会社のポイントが貯まる。
▼【東急沿線ならポイント還元率アップも】
B:琴ちゃんは東急沿線だから東急のカード?
A:そう。東急カード「TOKYU CARD ClubQ JMB」が人気。年会費が1,000円なのも魅力。
ちなみに「To Me CARD Prime」は年会費2,000円。
「電車で貯まるTOKYU POINT」に登録すれば定期券購入で最大1%貯めることもできるし、専用端末にタッチするだけで1日10ポイント貯めることもできるの。
TOKYU POINTはそのまま1,000円単位でPASMOにチャージすることもできる。1,000ポイントが1,000円分になるということ。
JALグループを利用することでJALのマイレージも貯まるのよ。
7・マイルも貯められる?
JALのマイルを貯めたいなら
B:JALのマイルが貯まるのはうれしいかも。オートチャージって結構頻繁にされそうだし。
A:JALのマイルという意味では、「JALカードTOKYU POINT ClubQ」以外に「JALカードOPクレジット」でも貯められることができるわよ。
B:小田急のクレジットカード?
A:そう。マイルと小田急ポイント両方が貯まるの。
両方貯められるのは小田急ポイントサービス加盟店でのショッピングの場合だけれど、加盟店以外のショッピングでもマイルは貯められる。
小田急ポイント2,000ポイントを1,000マイルに交換できるし、10,000マイルは10,000ポイントに交換可能。相互交換できるのよ。
B:便利!
ANAのマイルを貯めたいなら
A:「Tokyo Metro To Me CARD」のうちの一つ、ソラチカカード「ANA To Me CARD PASMO JCB」がおすすめ。
名前から想像できる通りANAのマイルを貯めやすいクレジットカードとして人気なの。
クレジットカードで定期券購入するとメトロポイントだけでなく、JCBカードポイント(OkiDokiポイント)もダブルで貯まるの。
オートチャージのときにもOkiDokiポイントが貯まるし、乗車ポイントもある。
東京メトロ定期区間外の乗車では平日5ポイント、土休日15ポイントを貯められる。そして何より特徴的なのはANAのマイルを貯めやすいこと。
通常の「To Me CARD」の場合1,000ポイントが600マイルになるけれど、ソラチカカードなら100ポイントが90マイルになるの。
8・クレジットカードの変更や更新手続き
クレジットカードを変更したい
B:引っ越しなどの理由でPASMOに紐付けするクレジットカードを変更したいというケースもあるわよね?
A:あるでしょうね。
B:その場合の手続きは?
A:今までのクレジットカードのオートチャージサービスを解約してから、新しいクレジットカードでのオートチャージサービス申込みをする必要があるの。
解約は駅の窓口でなく、クレジットカード会社に申し込むことになる。
クレジットカードの有効期限と更新
A:クレジットカードを変更しなくても、有効期限が来たときには更新手続きが必要になるわよ。
B:有効期限が新たに設定されて、新しいクレジットカードが送られてくるときよね。
A:そう。そのときにオートチャージの更新手続きも必要になるということ。
意識しておかなくても、クレジットカードの更新時にオートチャージ手続きのお知らせという書類も送られてくるから大丈夫。
その書類とPASMOを持って駅で有効期限延長の手続きをするだけ。
B:だったら忘れることもなさそう。安心。
A:そうね。ただ1点、手続きできる期間に定めがあることを気を付けないといけない。
オートチャージ有効期限の6カ月後まで。この期間内に手続きしないと退会扱いとなってしまう。
9・使い方で選んでみよう!
B:なるほど。PASMOのオートチャージ機能について概要をつかめた気がする。
A:そうでしょう?そんなに難しい話ではないの。使い方に少し気を付ける必要があるけれど、便利なことは間違いないかな。
クレジットカードの還元率はほぼ横並びと言われているから、どこの沿線なのか、どんなお店を利用するか?
どのポイントを貯めたいかなどライフスタイルに合わせて選べばいいよね。
B:そうね、あとは年会費とか細かいところの比較くらいね。早速検討してみるわ!
A:そうしてみて。私を含め今使っている人だって隅々まで理解できているわけではないと思う。
無理に知ったかぶりしないで隙を見せた方が人との距離が近づくこともあるし、
わからないときは聞けばいいのよ。気楽にやっていこうね!