クレジットカードのサインレスとは?お店によって仕組みが違う理由を教えます♪
クレジットカードで支払いをする時、サインが必要な場合とサインが不要な「サインレス」の場合があります。
お店や金額によってサインの有無が違うのはなぜか?ご存知ですか?
サインレスの仕組み、お店ごとに対応が異なる理由を解説します!
1.クレジットカードのサインレス
クレジットカードで買い物をすると、カードの持ち主のサインが求められることがあります。
しかし、お店によっては暗証番号の入力で代用したり、そもそも本人確認がなかったりします。
このように、クレジットカードの利用時にサイン・暗証番号入力の必要がないことを「サインレス」と言います。
サインレスだと、その分だけお会計時の時間短縮ができるので、お店側だけでなく利用者にも大きなメリットがあります。
特にレジが混雑するお店、高速道路の料金所などで利用されることが多いですね。
サインレスについては安全性を疑問視する意見もあり、今後は徐々に減らして、安全性の高い暗証番号の入力を増やすのではないかという見方もあります。
それでもまだまだサインレスの需要はあるので、すぐになくなることはありません。
「サインレス」という仕組みがどのようなものなのか?正しく確認しておきましょう。
2.サインレスの仕組み
通常クレジットカードで買い物をすると、売上伝票にカードの裏面と同じサインが必要です。
サインは裏面に書かれたものと同じであれば、漢字でも英語でも構いません。
店員さんはカード裏面の署名と、伝票に書かれたサインを見比べて簡易的ではありますが本人確認をします。
利用するクレジットカードがICチップ内臓のカードであれば、専用の端末に暗証番号を入力することで決済時のサインは不要です。
クレジットカード加盟店がカード会社とサインレスの契約をしていれば、決済時のサインや暗証番号入力など一連の作業が省略可能になります。
ただし、 サインレスにすると本人以外でもカードの利用が可能となるため、その分だけ不正利用のリスクが高くなってしまいます。
本人でなくても自由にカードを使えるようになるのは心配ですよね。
しかし、その点については安心してください。もしカードが紛失や盗難にあっても、すぐに盗難・紛失の事実をカード会社に届け出るとカード保険が適用されます。
そのため、正しい使い方をしていた場合。クレジットカード利用者が不正利用の損害を受けることはありません。
しかし、盗難保険が充実していてもクレジットカードの悪用防止には繋がりません。
やはり様々な危険性があるので、サインレスでクレジットカードを利用するためにはいくつか条件が設けられています。
3.サインレスの条件
▼【利用できる金額】
クレジットカードのサインレス決済は1回で購入できる上限金額が決まっています。一定の金額以下でなければ、サインレスで買い物することは出来ません。
もちろん、サインレス契約をしている加盟店であっても、決済時にサインや暗証番号の入力をすることで、設定された金額以上の買い物も可能です。
サインレス決済になる設定金額はお店によって異なりますが、1万円以下に設定しているところが多いようです。
設定金額は、盗難にあったクレジットカードの不正利用があった場合に、被害を大きくしないために少なく設定してあります。
▼【防犯設備】
サインレス決済を採用しているお店では、防犯カメラの設置などの防犯対策を行っています。
クレジットカードのサインレス決済では買い物の際に、本当に本人のクレジットカードかを調べる方法がありません。
そのため、不正利用を防止するためにも防犯対策がしっかりと行われていることが条件となります。
▼【取り扱い商品】
サインレス決済では、換金しづらい商品を取り扱っていることが特徴に挙げられます。
これは、クレジットカードで購入した商品の換金を防ぐためです。
そのため、換金が難しい食料品を多く取り扱っているスーパーやコンビニではサインレス決済が多く採用されています。
4.サインレスで買い物ができるお店
▼【コンビニ・スーパー】
ほとんどのコンビニでは、サインレスで買い物ができます。コンビニでの買い物は高額になることが少なく、換金できるような商品が少ないからです。
お店によって決済の金額は異なりますが、セブンイレブンでは1万円以下の決済であればサインが不要と決められています。
サインレスで買い物ができるお店はコンビニやスーパーが多いですが、クレジットカードの種類によってはユニクロや無印良品、高島屋などの大きな店舗でもサイン不要で買い物をすることが可能です。
サインが必要かどうかは、クレジットカード会社のホームページから確認できるので、お使いのカードについて気になる方は一度調べてみましょう。
▼【海外のお店】
日本国内のお店では、ICチップの付いているクレジットカードを利用する場合。本人確認にサインか暗証番号の入力を選べます。
しかし、海外のお店でICチップの付いたクレジットカードを利用する場合。暗証番号の入力しか選べないことが多いので注意が必要です。
海外旅行でクレジットカードを利用する予定がある方は、出かける前に確実に暗証番号を確認するようにしましょう。
5.まとめ
クレジットカードのサインレス決済についてご紹介しました。
サインレス決済は、レジの混雑を防ぐために用意しているお店側の工夫です。クレジットカードの利用者もサインの手間が省けるのは嬉しいですよね。
お店や商品によってサインを求められたり、求められなかったりするのは、店舗ごとに設定されたルールが関係しています。
コンビニやスーパーではサインレスの場合が多いですが、それでもある程度大きな金額の買い物をするとサインを求められるので、その時はサインをしましょう。
サインレス決済で買い物ができる店舗、クレジットカードについては、カード会社のホームページで確認ができます。気になる方は、色々調べてみてくださいね♪