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ICOCAとPiTaPaの違い!再発行・チャージ方法を教えます♪

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ICOCAとPiTaPaの違い!再発行・チャージ方法を教えます♪

1.ICOCAとは?

ICOCAとは?どんな機能を持ったカード?

「ICOCA」はJR西日本が発行している、ICカードに切符の機能をプラスした「交通系電子マネーカード」です。

ICOCAカードにお金をチャージすることで、改札機にICOCAカードをタッチするだけで運賃を自動精算することができます。

近畿圏であれば、JR線だけでなくほとんどの私鉄で利用できますし、電子マネーとして買い物に使用することも可能です!

ICOCAを利用すれば行き先までの運賃を計算して、切符を買う手間もかかりませんし、計算間違いもおきません。

タッチ1回で改札機を通ることができますから、改札で並んだり、券売機で並んだりといったストレスもなくなりますね♪

ICOCAは「みどりの窓口」「自動券売機」で購入することができます!JR西日本以外でも、近鉄や京阪など私鉄の窓口でも販売されています。

▼【「ICOCA」は3種類のICOCAがある?

ICOCAには大きく分けて「①・無記名ICOCA」「②・こどもICOCA」「③・ICOCA定期券」があります!

まず、「無記名ICOCA」は誰でもすぐに購入できるタイプのICOCAです。

ICOCAの販売価格は1枚2,000円です。販売価格のうち500円がデポジット代金(カード保証金)となるので、残りの1,500円が購入時にチャージされています。

こどもICOCA」は小学生までの子供が利用できる「記名式のICOCA」です。こどもICOCAの購入時には利用者本人の保険証などが必要となります。

ICOCA定期券」には、大人用・子供用・SMART ICOCAの3種類があります。「ICOCA定期券」も他のICOCAと同様に、券売機やみどりの窓口で購入することができます。

ただし「SMART ICOCA」だけは、ICOCAの機能が付いたクレジットカードなので発行には審査が必要です!

クレジットカード機能がある「SMART ICOCA」はオートチャージ機能が使えるので、チャージをするときに現金が必要ないという特徴があります。




2.ICOCAとPiTaPaの違いは?

「ICOCA」と「PiTaPa」機能の違いは?

関西の交通系ICカードには、「ICOCA」と「PiTaPa」の2種類が有名です!

「ICOCA」と「PiTaPa」、それぞれにメリットやデメリットがあるので正しい知識を持っておきましょう♪

2つのカードの大きな違いとして、「ポストペイ型(PiTaPa)」と「プリペイド型(ICOCA)」であることがあげられます。

ICOCAは事前にチャージしてから使用するプリペイド型なので、オートチャージ機能がなく基本的にはチャージしないと利用できないというデメリットがありますが、新規で発券する時は、みどりの窓口や自動券売機ですぐに発行してもらえるというメリットがあります。

一方で、PiTaPaは「ポストペイ型」なので利用前にチャージをする必要はありませんが、カードの発行には審査がありますから申し込みをしてから発行までに2週間ほどかかるというデメリットがあります。

PiTaPaの支払い方式は、基本的に「後払い」なのでチャージ残高を気にすることなく利用可能というメリットがありますが、入手するまでに時間がかかるというデメリットがあります。

PiTaPaの発行を申し込んだ際、万が一審査に落ちてしまっても、「保証金預託制PiTaPaカード」を使用することができます。

PiTaPaは1年間に1度も使わなかった場合、年会費(PiTaPa維持管理料)として1,080円(税込)の費用がかかってしまいます。

さらにオートチャージ機能としては相互利用ができませんから、ICOCAなどの交通系ICカードで相互利用可能な場所でも、利用できないことがあるので注意が必要です。




3.ICOCAの利用履歴を確認する方法

ICOCAの利用履歴を確認する方法は?

ICOCAを使ってどの改札を通ったのか?知りたい時がありますよね!

ICOCAの利用履歴を知りたい場合、いくつかの確認方法があります。

駅の自動券売機を使って「履歴表示ボタン」を押すことで、簡単に利用履歴やチャージ残金などを確認することができますが、近くに駅がなかったり、自宅で確認したい場合はスマートフォンやパソコンからでも確認することができます。

「SMART ICOCA」の場合は、「J-WESTネット会員サービス」にログインすれば履歴をみることができますが、この方法が使えるのは「SMART ICOCA」の場合だけです。

通常のICOCAの履歴をチェックする場合、「PaSoRi」というICカードリーダー・ライターを使うことで履歴や残高を確認することができます。

PaSoRi」ではICOCAの利用時間までは表示されませんが、利用年月日・入場駅・出場駅・チャージ残高など、最近20件の利用履歴を確認することができます。

PaSoRiは交通系ICカードだけでなく、各種電子マネーのチャージ、ネットショッピングでの支払いなどに利用することができますから、一つあると便利かもしれませんね!

自動券売機で利用履歴を確認する場合、最新の20件までしか履歴を見ることはできませんが、改札窓口で履歴の確認をお願いすると、最大50件までの利用履歴を印字してくれます!




4.ICOCAを紛失した場合

ICOCAを紛失した時に気をつけたいことは?

ICOCAを紛失した場合、みどりの窓口や改札口の係員さんに事情を連絡をして「紛失再発行手続き」を済ませる必要があります。

ICOCAを再発行する場合、免許証やパスポートなどの公的証明書が必要になります。

さらに「再発行手数料510円」「デポジット代500円」の合計1,010円の費用が必要です。

注意点として、再発行できるICOCAは「記名されているICOCA」に限定されます。無記名のICOCAは原則として再発行ができませんから注意しましょう!

無記名のICOCAは紛失したICOCAが自分のものである。という証明ができませんから再発行ができないのも当然だと言えますね。

SMART ICOCA」はクレジットカード機能がついているため、紛失した場合は悪用されて被害が拡大してしまう恐れがあります。

SMART ICOCAの紛失に気づいた時は、すぐに「SMART ICOCA紛失専用ダイヤル」078-382-8692(24時間/年中無休)まで連絡して使用停止の手続きを取りましょう。

その際に、再発行するのか?クイックチャージ機能だけを停止するのか?2つのパターンを選択することが出来ます。

SMART ICOCAを再発行する場合、1,000円の再発行手数料がかかりますが、紛失したSMART ICOCAが見つかった場合、デポジット代を返金してもらえます。

クイックチャージ機能は、自動券売機などを利用してクレジットカード払いでチャージを手軽に行える機能のことです。

暗証番号の入力無しでチャージ可能なので悪用される可能性が高くなってしまいます。

チャージされた残金はそのままとなってしまいますから、利用停止をしないままでいるとチャージ残高を使われてしまうケースもあります。

必ず利用停止手続き、再発行手続きをするようにしましょう。




5.まとめ

ICOCAとPiTaPaの違いは?紛失再発行の方法をチェックしましょう♪

「ICOCA」と「PiTaPa」は関西で生活する上で欠かせないICカードです♪

2つのカードの機能、特徴を理解して便利に役立てましょう!