【役立つ!クレジットカードの付帯保険】年会費無料カードを比較!
2.クレジットカード保険の基本内容
3.海外旅行保険付き
4.国内旅行保険・ショッピング保険について
5.日常生活や家族を守る保険付き
6.クレジットカード保険の請求方法
7.クレジットカード保険の使い方や注意点
8.まとめ
クレジットカードに保険がついているといえば海外旅行や国内旅行のイメージですが、その条件や補償額、内容についてご存じでしょうか?
ゴールドカードじゃなくても、カード会社によっては月々数百円で自転車での事故やスポーツ事故の保険を付けることも可能なんです!
1.クレジットカードの保険とは?
買い物で便利に利用できるクレジットカード。実はクレジットカードの種類によっては海外旅行保険や傷害保険がついていることをご存じでしたか?
商品代金の決済やキャッシング機能が有名なので、あまり内容が知られていないクレジットカードの保険。この保険が、日常生活にとても便利なんです。
▼【保険付帯が選び方の参考に!】
海外旅行が好きな方は、年会費無料の海外旅行保険付きというだけでクレジットカードを選ぶ方も沢山います。
通常の任意保険に入るとお金がかかります。それがもし無料のクレジットカード作成だけで済むとしたら、お得だと思いませんか?
さらに、海外では日本以上にクレジットカードが身分証明書のように使われていたり、クレジットカード決算が主流なので、海外旅行に行くときは厳選したクレジットカードを2枚はもっていきたいところです。
また、自分の持っているクレジットカードの保険について理解しておけば、いざという時に役に立つこと間違いなしです。
2.クレジットカード保険の基本内容
▼【盗難補償について】
紛失や盗難により、クレジットカードが悪用された場合が怖い・・。といって、カードを作るのを迷う方がいるようですが、クレジットカードには紛失や盗難時の不正使用について、保険による手厚い補償が付与されています。
不正使用に関しては利用付帯などの条件は関係なく、自動付帯保険なので、クレジットカードが手元に届くと同時にすでに守られているものなのです。
ただし不正利用があった場合、ただちにクレジットカード会社に連絡することが必要です。
不正利用に気付くのが遅れた場合、60日以内に発覚していれば基本的には大丈夫なので補償の対象となります。
楽天カードの利用速報サービスのように、クレジットカードの利用ごとにメールで利用した連絡がくるカードが安心ですね。
また本人に重大な過失があった場合(警察に届け出をしていない、カードの暗証番号などの情報を記載したノートやスマホを盗まれたなど)は補償されない場合もあるので注意が必要です。
▼【オンライン不正利用について】
クレジットカード現物の盗難補償とは別に、インターネットショッピングでのなりすましやカードの不正利用の被害も増加しています。
そのため盗難とは別に、不正使用に関する保険が自動付帯しているクレジットカードも増えてきました。
これらの補償はフィッシング詐欺などにも有効です。もちろん盗難と同じく、第三者の不正使用に気付いた時は、詐欺にあったとして被害届を警察に提出しましょう。
不正使用の被害にできるだけ早く気づくためにも、カードの明細を日ごろから確認しておくことが大事ですね。
被害の補償額=ショッピング上限額となります。ただこちらも暗証番号を誕生日に設定していたなどの場合、本人に過失があったということで、保険金がおりない可能性もありますので気をつけましょう。
▼【自動付帯と利用付帯】
保険付のクレジットカードの中には適用条件の中に、自動付帯と利用付帯というものがあります。
この利用付帯の場合は、旅行の飛行機などの交通手段や宿泊費を該当のクレジットカードで支払いしないと保険が機能しないという点が特徴です。
そのため、おすすめはもちろん自動付帯のクレジットカードを必要な補償の分だけ作成することになります。
3.海外旅行保険付き
▼【年会費は本当に無料?】
海外旅行保険付きで年会費無料ってなんだか怪しいイメージですが、それでも海外旅行保険付きのクレジットカードはビジネスとしてしっかり成立しているのです。
クレジットカードにもよりますが、 原則として保険適用期間は90日となっているので、長期旅行の場合はクレジットカードだけでは不足です。
また1枚のクレジットカードの補償額では万が一のときに保障額が足りない可能性もあるので、最低でも2枚の準備をするのが必須と言えます。
そのため、カードを何枚も作りたくないという方にはクレジットカード付帯の保険は不向きと言えるかもしれません。
▼【海外旅行にオススメカードを比較!】
海外旅行のために作りたいクレジットカード、年会費はもちろん無料で自動付帯。その中でも特におすすめと言えるカードは下記の4枚です。
- エポスカード
- JCB EIT
- レックスカードライト
- 横浜インビテーションカード
▼【 エポスカードの補償額は ?】
「傷害による死亡・後遺障害:最高500万円」「傷害治療:最高200万円」「疾病治療:最高270万円」「救援者費用:最高100万円」「賠償責任:最高2000万円」「携行品損害最高20万円」の海外旅行保険補償内容です。
▼【JCB EIXの補償額は?】
「傷害による死亡・後遺障害:最高2000万円」「傷害・疾病治療:最高100万円」「救援者費用:最高100万円」「賠償責任:最高2000万円」「携行品損害最高20万円」の海外旅行保険補償内容です。
▼【レックスカードライトの補償額は?】
「傷害による死亡・後遺障害:最高2000万円」「傷害・疾病治療:最高200万円」「救援者費用:最高200万円」「賠償責任:最高2000万円」「携行品損害最高20万円」の海外旅行保険補償内容です。
▼【横浜インビテーションカードの補償額は?】
「傷害による死亡・後遺障害:最高2000万円」「傷害・疾病治療:最高200万円」「救援者費用:最高200万円」「賠償責任:最高2000万円」「携行品損害最高20万円」の海外旅行保険補償内容です。
▼【恐いのは傷害・疾病治療費】
海外といえば、一般の日本の健康保険が使えませんから、治療費が高額になります。なのでクレジットカード1枚では治療費が足りない可能性が高く、複数の所有をおすすめします!
中でも海外滞在中に、盲腸手術をするケースは多いようです。盲腸手術を海外で行なった場合、日本との治療費の差を見てみましょう。
・日本での手術費用は約40万円
・アメリカ(Los Angeles)の場合
手術費用総額:160万円~210万円
・アメリカ(ホノルル)の場合
手術費用総額:256万円
・イタリア(ローマ)の場合
手術費用総額:121万円
上記のように、場合によって日本の5倍以上もかかる可能性があります。先ほど紹介したカードを最低2枚もっていれば200万円以上の補償にはなります。
上記したカードを4枚所持していれば、770万の補償となるので文句なしと言えます。
4.国内旅行保険・ショッピング保険について
▼【無料の国内旅行保険の誤解】
無料で国内旅行保険付きのカードがあると思います。先ほど紹介した海外旅行保険の中でもレックスカードと横浜インビテーションカードについては国内旅行保険付きです。
ここでよく勘違いしていまいそうなのが、海外旅行で傷害・疾病治療がついているということは、国内旅行も同じ補償額がついているのでは?という部分です。
実は年会費永年無料のクレジットカードで、自動付帯での国内旅行中の入院や手術に対応している保険制度は、調べた限りではありませんでした。
国内旅行保険で最高1,000万や2,000万というのはあくまで死亡時や重度の後遺障害になったときです。もちろん年会費が5,000円~10,000円クラスのクレジットカードの中には入院や手術に対応した国内旅行保険もあります。
ただし国内においては、国や会社の健康保険と民間の保険で補えると思いますのでそれで充分かと思います。
▼【ショッピング保険とは?】
無料&自動付帯でクレジットカードについてくるショッピング保険というものを、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
このショッピング保険=不正利用などの盗難補償だと勘違いしそうですが、このショッピング保険の内容はちょっと違うんです。
ショッピング保険とは簡単にいえば、クレジットカードで購入した商品が壊れた場合に役立つ保険です。
よくありそうな例としてはプレゼント用に壊れやすいものを購入して、渡す前に落として壊れてしまった、盗難にあったという場合に保険が適用されます。
例えば、プレゼントした恋人が箱を開ける前に落として壊してしまっても、補償されるのです。補償期間内であれば部屋に飾っていて壊れた場合でも補償してくれます。
無料なのに素晴らしい保険だ!と思いますが、やはり無料となる自動付帯保険にはそれなりの条件もあります。
以下に該当する商品は、「ショッピング保険」が適用外となります。
- 電化的・機械的故障によるもの
- コンタクトレンズ・義歯・義肢・めがね
- ファッション品・グラス
- ペットショップなどで購入した動物や植物
- 食料品全般(酒類を含む)
- 航空券・商品券・などあらゆる金券・書籍・現金
- 自動車・船舶・自転車・自動二輪車・原付自転車
- ハングライダーなど
- 絵画・美術品・骨董品
上記の商品は対象外です。かなり商品は限られますが、念のため知識として覚えておいた方が良いかと思います。
5.日常生活や家族を守る保険付き
▼【自転車事故保障付の保険料】
こちらが自転車に乗っていて、歩行者などにケガをさせた場合は、損害賠償といってお金を請求される可能性があります。
そんなときに役立つのが個人賠償責任保険です。さてその保険に役立つクレジットカード、おすすめは下記の2枚です。
■イオンカード
■JCBカード
この2枚のカードについては年会費が条件なく無料です。そして、気になる保険料については ・・
■イオンカード:月々270円
■JCBカード:月々120円
1億円まで保障してくれますし、事故による示談交渉の代行までやってくれます。もちろん本人だけでなく家族も対象なので、自分も含めて家族内で自転車に乗る方がいる場合はおすすめです。
▼【医療・傷害保険料】
三井住友カードでは、傷害入院のときに入院給付金が支給される保険が付帯可能です。保険料は本人・家族含めてならば給付金500円ごとに月々150円で加入できます。
また先ほども紹介したイオンカードですが、こちらにおいては女性のガン(子宮・卵巣・乳がん)の手術を受けた場合に50万円の保険金が受け取れる保険があります。
保険料は年齢ごとに異なり20歳ならば月々、30円から加入できます。最高で79歳まで加入でき、最高年齢の場合の保険料は420円です。
▼【スポーツ保険の保険料】
セゾンカードではゴルフ好きの方専用のゴルフ保険というものがあります。保険料は月々300円からで、プレー中のケガや、ゴルフ用品の損害にお金が払われる仕組みです。
とくにユニークなのはホールインワン・アルバトロス保険です。こちらはホールインワンやアルバトロスを達成したときのお祝いに関する費用です。
なんと!10万円もの保険金が適用されます。月々600円の充実コースなら30万円、ゴルフ好きにはおすすめですね。
6.クレジットカード保険の請求方法
▼【海外・国内旅行保険】
盗難などで携帯している商品が被害にあったときは、まずは警察へ連絡しましょう。そこで事故証明などの必要書類をもらった上で保険会社へ連絡します。
不安な方は最初にカード会社の海外緊急デスクに電話することをおすすめします。
ケガや病気の際も病院に行く前に、緊急デスクに電話することが大切です。もし連絡する前に病院に行くことになったときは、領収書や診断書をしっかりもらって保管しておきましょう。
また保険金の請求は30日以内などの日数制限がありますので、そういった条件の確認をすることも重要なことです。
その後は内容によって、事故証明やパスポートのコピーなど必要な書類を準備するように説明を受けましょう。
国内で保険申請をする場合も、病院で必要な書類を受け取り、その後の手続きは海外旅行保険とほぼ同じです。
▼【その他ショッピング保険など】
こちらも一般的に損害が発生してから30日以内に請求します。破損なのか盗難なのかによって必要な書類が変わります。
買い物をしたときのレシートは大切に保管しておきましょう。盗難や火災の際は火災証明や盗難届が必要になります。
7.クレジットカード保険の使い方や注意点
▼【キャッシュレス診療】
海外で急な病気を発症したときに便利なのが、このキャッシュレス診療です。海外では、日本と違って現金ですぐに治療費を支払うことは困難です。
さらに、さきほども海外での治療費を紹介しましたが、高額になることが多くあります。
しかも日本の病院と同じく、治療費の支払いにクレジットカードを利用というのもなかなかありません。そんなときに便利なのが海外旅行保険にキャッシュレス診療のサービスが付帯されているものです。
キャッシュレス診療のサービスを使えば、お金がないからと追い出されることもなく診療をうけることができるのです。
利用前に病院でキャッシュレス診療可能かどうかをクレジットカードヘルプ(緊急)デスクに、確認しましょう。
大抵のカード会社では日本語専用デスクがありますので、自分の状況をしっかり伝えてカード会社指定の病院で予約をしてもらうのが安心です。
▼【合算されるものとされないものがある】
さきほど、海外旅行保険の解説でクレジットカードを4枚持てば、疾病傷害の補償が770万円と書きましたが、中には合算にならないものもあります。それが傷害死亡・後遺症の項目です。
これは複数加入している場合、一般的には一番大きな金額の保険がおりることになり、ほかの保険は受け取ることが出来ません。
またカード会社によって、同じ系列となるカードは合算不可となることがありますので、注意が必要です。
8.まとめ
クレジットカードについていかがでしたか?調べてみると奥が深いサービスが多数ありますよね。海外旅行保険以外の保険や補償についても手厚いことを実感出来ます。
付帯する保険についても、 無料付帯の保険ばかりに目がいってしまいますが、今回月々数十円から数百円で加入できるユニークなミニ保険の存在も欠かせませんね。
セゾンカードでは、ゴルフ保険の他に留守番安心プランとかキャッシング安心プランといったオプション保険もあります。今後も拡大が予想されるクレジットカード保険、便利に使っていきたいですね。