カードローン残高が減らない?仕組みを理解して完済を目指そう!
カードローンは便利なシステムですが、毎月返済しているのに残高がなかなか減らないという問題があります。
ここでは、カードローンの仕組みについて徹底解説します!
カードローンの落とし穴に落ちない為にも、ぜひ参考にしてください。
1.カードローンの残高とは?
カードローンの利用明細に記載されている残高は「利用残高」になります。これはカード会社に借りているお金のことで、今後返済していく金額になります。
利用明細に「ご利用可能額」という項目があると思いますが、カード会社では借りられる金額がそれぞれ設定されています。
「ご利用可能額」から「利用残高」を引いた金額が、借りることが出来る限度額になります。
2.残高不足になった場合の対処法
残高不足のデメリット
カードローンを利用している時に、残高不足で支払期日に引き落としが出来ないという場合。「未払い」「滞納」「延滞」「不払い」「支払遅延」という表現を使用することがあります。
払うつもりであっても、ATMに行く時間が無かったとか、すっかり忘れていた。ということは誰にだってあることです。
回の失敗でブラックリスト!なんてことはありませんが、残高不足になるとそれなりに問題が発生します。
■デメリット ■
返済日に遅れた日数分に発生する特別な利息のことを「遅延損害金」と呼びます。
銀行系のカードでも消費者金融のカードでも、「遅延損害金」はお金を借りたときの金利と同様の設定をしている会社もありますが、利息は約20%になります。
- 借入額50万円、遅延損害金率20%、20日の延滞の場合
- 50万円 × 20% ÷ 365 × 20 = 5,479円
月々に支払うお金に、利息と遅延損害金を一緒に支払わなくてはいけないので、それだけ負担が大きくなります。
いわゆるブラックリストに登録されてしまうのは、3か月滞納した場合が一般的です。ブラックリストに登録された場合、その時効は5年〜10年と言われていて、その間はカードローンが使えなくなります。
1,2回の延滞で、支払い督促のハガキが届いてすぐに支払うと、ブラックリストに載ることはありませんが、それでも、支払いの遅延を繰り返してしまうと、信用を失ってしまいます。
最悪の場合、借入限度額が0円に設定されてしまうので、借り入れが出来なくなります。
▼【トラブルにならない為の対処法】
借り入れをしている会社から連絡が来る前に、自分から連絡することが一番の対処法です。
事前に連絡しておくと、カード会社からの支払い催促をストップすることができます。また、消費者金融の場合は支払日の変更をしてもらえるケースがあるので、リスクを少なく済ませることが可能です。
ローンの支払いを延滞中の場合、カードが3か月程度使えなくなってしまう場合があります。支払日を連絡した上で、カードの利用が再開される期日を聞いておくことをお勧めします。
トラブルにならない為には、きちんと支払いが出来る返済計画をたてて、相手側に連絡を入れることが必要です。
3.残高スライド方式について徹底解説
残高スライド方式の仕組み
銀行で取り扱っているカードローンでも、消費者金融のカードローンでも、返済時に「残高スライド方式」が採用されています。
これは、コマーシャルや宣伝で聞いたことがあるフレーズ「リボ払い」の仕組みを取り入れています。
返済方式の呼び方に 規定があるわけではないので、会社によって呼び名は違うようですが、「残高スライド元利定額リボルビング」とは、毎月の返済額と利息が、一定の金額になっている返済方法のことです。
支払う金額も、借入の残高に合わせて段階的に変化する方式となっていることが一般的です。
残高スライド方式の落とし穴
返済していく場合、返済額が1万円や2万円と定額になるので、返済計画が立てやすいというメリットがあります。しかし、定額返済の内訳は、元金と利息が含まれている金額です。
支払いの金額によっては、 利息ばかりを支払い続けて、元金が減らないという落とし穴もあるようです。
返済額がスライド式になっていると、きちんと毎月返済しているから大丈夫だと思って、さらに、カードローンでお金を借りてしまうという事態にもなりかねません。
返済計画をきちんと立てて、使い過ぎないことがトラブルを防止する最善の手段です。
4.毎月返済しても残高が減らない?
▼【利息ばかりを支払っているケース】
買い物でカードを使うと、現金を持っていなくてもスマートに買い物が出来たり、必要な時に現金を引き出せてとても便利です。
カードを使う場合、支払い方法を一括か分割と自分で設定できるのもメリットです。分割払いの中には、支払い回数を決める分割払い方式と、リボルビングで支払うリボ払い方式があります。
カードを使うと、ポイントで還元するケースやお得なクーポンが付いている場合がありますが、分割にすると毎月利息を支払うことになって元金がなかなか減らないという事態になります。
借りている金額が大きくなればなるほど、毎月返済しているのに残高が減らないというケースになるようです。
▼【残高を減らすための対策】
毎月返済をきちんとしているからといって、カードローンを使い過ぎないことです。一度に沢山借りるのではなく、毎月1万円、2万円と使ってしまうと、元金が雪だるま式に膨れ上がってしまいます。
■残高を減らすための対策■
- 今借りているお金を返済するまで借りない
- まとまったお金ができたら、元金の返済にまわす
- 特典などのメリットに左右されない
- リボ専用のカードではなく一括で返済できるカードを選ぶ
5.まとめ
いかがでしたでしょうか?カードローンを使うと、手持ちにお金がなくても、旅行に行ったり、買い物に行ったり、とても便利です。
借りたお金は返済しなければなりませんが、毎月支払っているのに、残高がなかなか減らなかったり、うっかり返済日を忘れていたりと、トラブルが発生することがあります。
トラブルにならない為にも、元金を増やさないこと、余裕が出来たら早めに返してしまうことが、トラブルの回避に繋がります。