ドコモから他社へMNP転出する方法は?間違えない手順は?
2.乗り換えるためのMNPとは?
3.転出するためにMNP予約番号が必要
4.MNPはやり方次第で余計な出費が!
5.更新月のタイミングは大事!
6.MNP予約番号の取得方法
7.パソコンを利用したWeb手続き
8.MNP予約番号を次の事業者へ
ガラケー時代から、スマホ時代になりましたが・・。
そろそろ、現在契約している携帯電話会社から、他の通信事業者に変更したいと思うことはないでしょうか?
例えば、「超格安SIM」や格安スマホのサービスを運営している「MVNO」に乗り換えると大きなメリットがあります。
そこで、「ドコモ」から「MVNO」に乗り換える方法、「MNP予約番号」を手に入れる方法をチェックしましょう!
1.移動体通信で流行りの「MVNO」とは?
「MVNO」とは、仮想移動体通信サービス事業者のことです。
MVNOを活用した事業者と契約することで、ドコモなどの大手キャリアより、安い月額料金でスマホを利用することができます。
大手キャリアの「数分の1」の料金でスマホが利用できるのですから、ドコモを解約してMVNOに乗り換えるという人も増えています。
MVNOというと、「楽天モバイル」「UQモバイル」「mineo(マイネオ)」などがありますが、どの事業者と契約しても大手キャリアより安く携帯電話を使えるので、ドコモの乗り換えをしようと思うわけです。
2.乗り換えるためのMNPとは?
しかし、通信事業者を乗り換える時の悩みの種と言えば、電話番号ではないでしょうか?
長く使い続けてきたドコモの電話番号が変わることで、友人、知人などにお知らせするのはとても面倒なことです。
しかし、今使っている電話番号はそのまま、新しい事業者に継続して持ち込むことができるのです。
それが「MNP」という制度です。MNPとは、「Mobile Number Portability」の略です。
MNPを利用して通信会社を乗り換えるということは、同じ電話番号を次の契約でも継続させることができる仕組みなので、周りの人への変更を説明することなく、新しい会社のスマホが利用できるわけです。
MNPを使い、ドコモから他の通信事業者に乗り換えることをMNP転出と呼んでいます。
3.転出するためにMNP予約番号が必要
「MNP転出」をするには、単純にドコモを解約して、すぐにMVNOに契約変更をすればいいという訳ではありません。
転出元の事業者から、「MNP予約番号」という番号を、発行してもらわなければなりません。
ここでの転出元は、ドコモのことを指していますが、ドコモが発行するMNP予約番号を、転出先となるMVNOなどの通信事業者に伝える必要があるのです。
MNP予約番号を乗り換え先の事業者に伝えることで、初めて今までと同じ電話番号を、そのまま継続して使用することが可能になります。
4.MNPはやり方次第で余計な出費が!
電話番号を継続して使えるのであれば、MNP転出を利用しない手はありませんよね!
しかし、この手続きには、それなりの費用が必要です。場合によっては、想定外のお金が掛かるパターンも出てきます。
それでは、MNP手続きに伴う費用は、どんな感じになるなのでしょうか?
まずは、「MNP転出手数料」です。
「MNP転出手数料」はドコモに対して支払うことになるのですが、MNP利用料として2,000円を支払う必要あります。これは、MNP転出のために必ず支払わなければならない費用です。
次に「契約事務手数料」があります。
これは転入先となるMVNOへ支払う手数利用です。金額は3,000円程度が必要になるのですが、MVNOによっては、加入者拡大のために、格安スマホへの乗り換え契約のキャンペーンなどで無料にしてくれることもあるので、タイミングを見て変更するとお得で賢いやり方かもしれません。
そして、「契約解除料」です。
いわゆるドコモに対する解約金のことですが、9,500円という金額を支払う義務が発生するのです。
9,500円という金額は大きな負担ですが、厄介なことに解約金は更新月以外の解約時に発生するルールになっているので、更新月に合わせた解約がベストな選択です。
そして、最後に「端末代金の残金を全て精算」することです。
場合によっては、解約金よりはるかに大きな費用負担になる可能性もあり得ます。
ドコモでスマホの新機種の契約をする時に、端末サポートという仕組みがあり、分割払いの費用をドコモが肩代わりしてくれる制度になっています。
これは2年継続利用で、端末代金の支払いが終わるまで、費用助成をドコモがしてくれるので、比較的に安い費用でスマホ利用が、実現できるのです。
しかし、2年の期間が終わる前に途中解約してしまうと、ドコモ端末代金の残金を全て支払う必要があります。端末サポートを受けている間はいいのですが、途中解約をすると、かなり高額なペナルティ料金が発生します。
このように2年縛りの継続プランだと、契約期間の半ばで「解約」「MNP手続き」をすると、数万円レベルの解約金がかかってしまうのです。
5.更新月のタイミングは大事!
ドコモのスマホ契約は2年継続で契約している人が多いことから、2年毎に訪れる更新月以外では解約しないように注意する必要があります。
更新月以外だと、支払わなくても済むはずだった9,500円の解約金が発生してしまいます。
これはドコモの契約ルールなので、ちょっと割り切れない気持ちにはなるものの・・、仕方のないことです。出来ることなら更新月に合わせて「MNP転出」をしましょう。
解約金が発生しない月は、「2年間の2ヶ月だけ」なので、自分の契約期間についてドコモの公式サイトでチェックしておきましょう!
無料で解約できるタイミングは、25・26ヶ月目、49・50ヶ月目、73・74ヶ月目となるので、どうしても見落としがちな人は使っているスマホのカレンダーの中にメモをして残しておくと良いですね!
また、月初の1日に契約した場合、その月からの契約となるので、既に1ヶ月目が経っていることになります。したがって、その月が1ヶ月目となるので、この点も注意しておかないと、解約タイミングがずれるので注意しましょう!
6.MNP予約番号の取得方法
更新月を待ってから、やっとの思いで「MNP転出」を利用しようとしても、「MNP予約番号」はどのように手に入れれば良いのでしょうか?
・電話による取得
・WEB(MyDocomo)からの申請
・ドコモショップに行って取得
これら3つの方法で、「MNP予約番号」を取得することができます。
一番簡単にMNP予約番号を手に入れる方法は、電話による取得方法です。ドコモでMNP利用するなら、この方法がおすすめですよ!
MNP予約番号を取得する手続きの進め方は次の通りです。
①・まず、ドコモのインフォメーションセンターに連絡しましょう!ドコモの携帯からは「151」に電話をかけましょう。それ以外の電話からは「0120-800-000」に電話をすることになります。
(受付時間は「9:00~20:00」年中無休です。)
②・ダイヤル後に音声ガイダンスに従って数字を入力していきます。「4」を選択すると「番号ポータビリティのお手続き」に進むので、オペレーターにつながり次第、MNP予約番号の発行を進めてください。
③・「契約者情報」や「暗証番号」を尋ねられることがありますが、万が一、忘れていたとしても、契約の住所や使っている機種、電話番号から本人確認ができるので、あまり心配は要りません!
④・あとは様々な質問に対して、電話口で答えるだけです。
電話で申請する方がショップで申請するよりも、スタッフと顔を合わせることもなく、手軽に予約番号を発行してもらうことが可能です。
7.パソコンを利用したWeb手続き
インターネットを利用して、MNP予約番号を手に入れることも可能です。
インターネットでの手続きは可能なのですが、残念なことにスマホではMNP予約番号の申請が出来ません。
MNP予約番号の申請方法は、パソコンから「Mydocomo」にアクセスして、「dアカウント」にログインしてから手続きを進めていきましょう!
まず、最初の画面の「住所や契約内容の変更手続きがしたい」から「ドコモオンライン手続き」の「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」を表示させてクリックします。
そして、「解約お手続き」ボタンをクリックすると、注意事項(1/3)のページが表示されるので、「上記注意事項を確認しました」にチェックを入れ、「次へ」へ進んでいきます。
注意事項の2/3、3/3と同じ手続きで進めていけば、手続きは完了です!
表示されている画面の中からでも、「MNP予約番号」は確認できます。また、登録しているメールアドレスにも「MNP予約番号」が送付されます。
8.MNP予約番号を次の事業者へ
MNP予約番号を手に入れただけでは、ドコモ回線の解約にはなっていません!この時点では、まだドコモの契約は継続中の状態です。
新しい携帯事業会社(MVNO)に乗り換えの契約を終えて、回線の切り替えが完了した時点で、ドコモの契約が解約されたことになります。
また、MNP予約番号の有効期限は15日となっているので、その期間で更新手続きを済ませましょう。予約番号の再発行は可能なので安心ですね!