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証券会社のFX手数料を教えます!維持手数料が無料になる条件とは?

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証券会社の手数料|維持手数料が無料の場合もある?外貨取引(FX)の場合は?

株式や外貨の取引を行うには、どこかの証券会社(または、外貨専門の取引会社)に口座を開設する必要があり、その口座を通して購入や売却を行います。

そして、取引をする際には必ず「取引手数料」が発生します。

取引手数料」の詳細はどうなっているのでしょうか?

1.口座の開設は無料のことが多いですが…

証券会社に口座を作る際は、「口座開設料」という名目の手数料をとられることがありましたが、今では多くの場合でこれは無料となりました!

「証券会社口座」は、言わば「銀行口座」のようなものです。銀行では口座の開設は無料なのが当たり前ですが(法人用の当座預金の口座の場合は別です)、証券会社では中には無料ではないこともあるということです。

証券会社口座には「維持手数料」が掛かる場合があります!

口座の開設が無料だったとしても、その口座を維持するのに「維持手数料」が掛かることがあります。例えばその口座を保有している限り、1年ごとに2,160円といった具合です。

大手の証券会社では口座の開設と共に、「維持手数料」も無料のことが多くなっていますが、「維持手数料」の有無については口座を開設する前にきちんと確認しておいた方がいいでしょう。

「1年目だけ無料」というケースもあります!

口座の開設から最初の1年目だけ「維持手数料無料」というケースもあり、この場合には2年目からは手数料が掛かってしまいます。維持手数料は無料と書かれている場合でも、それがこの1年目だけということもあるので注意してください。

外貨専門の取引会社でも同様です。

株式取引用の口座と外貨取引用の口座は別になります。同じ証券会社で両方とも作れることもありますが、外貨取引はそれ専門の取引会社を利用した方が色々な面で便利なことが多いのが特徴です。

外貨専門の取引会社で口座の開設や維持に掛かる手数料は、証券会社の場合と同じく、無料の場合から、維持手数料まで掛かることもあるので、こちらについても事前の確認が必要になります。




2.株式取引での手数料は避けられません!

証券会社の口座を利用して株式の取引を行うと、必ず手数料が発生すると考えてください。これこそがその証券会社の利益となります。

つまり、証券会社側は顧客が得をしようと損をしようと、取引の都度この手数料を徴収することで経営が成り立っているのです。

注文方法によって変わります!

株式の売買手数料は、注文を出す方法によって大きく変わります。以前は電話での注文が当たり前でしたが、最近ではほとんどの証券会社でネットからいつでも株取引を行えるようになったので、手数料を安く済ませたい場合はネットを利用する方がいいでしょう。

具体的な手数料は利用する証券会社によって違いますが、ネットでの注文だと電話の半額以下ということが多く、なるべくネットを利用するのが今では一般的です。PCからだけでなく、携帯電話やスマホでも簡単に行うことができます。

電話でしか行えないという場合も…

株式には売買単位というものがあり、東証一部上場の株式だと、100株がその単位となっています。それ未満の単位の株式は”S株”と呼ばれ、ネットではS株の売買は行えないという証券会社もあります。その場合には電話を利用するしかありません。

S株の株式の売買をメインに行うのであれば、当然ですが、それがネットから行える証券会社を利用しましょう。こういった点は、証券会社によってそれこそ千差万別です。

売買金額によって変化します!

株式の売買の際に掛かる手数料は一律という訳ではなく、売買金額が大きいほど金額やパーセンテージが上がる仕組みになっています。

一例ですが、大手のSMBC日興証券では10万円までの売買であれば、ネットを利用すると135円(売買のどちらでも)で、10万円を超えて20万円までになると194円になり、更に30万円まででは270円と序々に高くなっていきます。

さらに電話での注文になると、100万円までの取引で一律2,295円も掛かってしまうので、ネットの利用がいかにお得なのかが分かりますね!




3.「外貨取引(FX)」の場合は?

株式ではなく、「外貨取引(FX)」の場合は売買手数料自体は無料ということがほとんどです。しかし、その代わりに”スプレッド”というものが必ず適用されます。これが実質的な手数料だということです。

スプレッドとはどのようなもの?

「スプレッド」とは、その外貨を売買する際に掛かる手数料と考えてください!

購入する前とその後の外貨の組み合わせによって異なり、日本円から米ドルを購入する場合には、多くの証券会社や外貨専門の取引会社で0.3銭が標準となっています。(※もちろんこれより安い、または高い会社も存在します)

スプレッドは”銭”単位で表現されます!

日本円から米ドルを購入する際の0.3銭とは、1,000通貨単位で3円という意味で、1,000ドルの購入毎に3円が手数料として掛かるという意味です。そして、このスプレッド往復分なので、購入した米ドルを日本円に買い戻すまでの合計で3銭です。

つまり、1ドル=110円の時に1,000ドルを購入すると、110円×1,000=11万円の他に、3円のスプレッドが掛かるということです。手数料自体が無料であれば、その米ドルを日本円に買い戻すまでに3円以外の他の手数料などが発生することはありません。

スプレッドはその他の外貨でも、基本的に株式の手数料と比較するとかなり安くなっています。

ただし、「レバレッジ」(※実際の購入金額の何倍もの証拠金取引)が利用できる外貨取引では、取引単位が大きくなることが普通とも言えるので、これくらいのスプレッドでも証券会社や外貨専門の取引会社は充分に利益をあげられるのです。

株式でも証拠金取引は可能です!

株式でも外貨のような「証拠金取引」が行えますが、口座さえ作れば最初から誰でも行えるという訳ではなく、それなりの株式の取引経験があり、審査を受けた上でやっと行えるようになります。

「証拠金取引」の場合には、普通の株式の取引とは別の基準の手数料が掛かるので、詳しく確認しておいた方がいいでしょう。




4.手数料だけで選んでしまうと…

少しでも余計な手数料を支払いたく無いのは当然の話なので、株式や外貨の取引を行うなら、なるべく手数料やそれに該当するスプレッドが安い会社に口座を作るに越したことはありません。

しかし、それだけで利用する会社を決めてしまうのも、ちょっと早計だと言わざるを得ません。それは、利用する会社によって、ネットから確認できる各種の情報や取引画面の使いやすさ、また、利用できるツールなどが全然違うからです。要は、手数料かサービス面かという選択だと考えてください。

特にツールは相場の動向を読む上で大切になることも多いので、手数料などだけでなく、そのようなことまで考慮した上で利用する会社を選択することが大事になるのです。

原則的に何社に口座を作っても構いません!

株式や外貨の取引口座は1つの会社でしか作れない訳ではなく、何社を利用しても構いません。(※NISAのような1社でしか作れない特殊な口座は除きます。)

よって、利用する会社や外貨によってスプレッドがバラバラの外貨取引では、取引を行う外貨ごとに別の会社の口座を利用しているという人も少なくないのです。




5.まとめ

証券会社や外貨専門の取引会社に口座を作る時、また、その維持に掛かる手数料は最近では無料のことが多いですが、中にはそうではない会社もあるので注意しましょう。

取引手数料やスプレッドは各社で(更には外貨によっても)違うので、利用する会社を選ぶ際には、これを重視するか、その他のサービス面の方を求めるかということになります。