クレジットカードの繰り上げ返済は損をする?豆知識を教えます!
クレジットカードを使っている人なら、毎月当たり前のように「返済」があります。
返済時の支払い金額を多くして、まとめて返済する「繰り上げ返済」をしていますか?
「繰り上げ返済」はお得な面もあるけど、手続きが面倒なので利用していないという声もよく聞きます。
1.繰り上げ返済する際のポイント
クレジットカードのリボルビング払いを使った事はあるでしょうか?
ちょっと高価な買い物などをした際に、代金を一括で支払うのではなく、クレジットカードで毎月一定額で少しずつ分割して支払っていく方式の事です。
しかし、リボルビング払い(リボ払い)という支払い方法は手数料が高く、年利率15%~18%の利息を代金に上乗せして支払わなければなりません。
そうなると、高額になる利息を少しでも減らしたいので、余裕がある時にまとめてお金を払ってしまう事はできないのか?と思う事があると思います。
それはもちろん可能です。
この返済方法が「繰り上げ返済」と呼ばれている返済方法です。
繰り上げ返済を行う場合、知っておくといくつか役に立つ知識があるので、ここではその大事な知識をご紹介します。
▼【繰り上げ返済はATMでおこなえる】
リボ払いを繰り上げ返済したい場合、毎月の口座引き落とし料金を公式サイトを利用して変更するか、クレジットカード裏面に書かれているサポートセンターに連絡して、指定された口座に銀行振込で返済することが一般的です。
しかし、 実はこの繰り上げ返済。コンビニや銀行などに設置されているATMからでも、簡単に操作出来ることをご存知しょうか?
ATMで繰り上げ返済する方法はとても簡単です。
はじめに、ATMにクレジットカードを挿入し、画面に表示されているメニューの中から「ご入金(ご返済)」を選択してください。
次の画面に「ショッピングリボ返済」のようなボタンがタッチパネルに現れます。(ATMの機種によって若干表示が違います。)
この方法を選択すると、ATMにお金を入金出来るようになるので、後はお金を投入するだけ返済完了です。(繰り上げ返済したい金額の入力が必要なタイプのATMもあります。)
ATMを使っての返済は基本的に手数料無料です。
安心して操作をおこなえるので、ちょっとコンビニに寄ったついでに繰り上げ返済をするなど、他の返済方法よりも手軽に利用することが可能です。
2.繰り上げ返済は、クレヒスに影響する?
▼【クレヒスとはどういう言葉?】
「クレヒス」と呼ばれる言葉があります。正式名称は「クレジットヒストリー」といます。
意味としては、今までにクレジットカードを使ってきた履歴を記録した情報のことです。
たとえばクレジットカード返済の未納が多い場合、その事実も詳細にクレヒスとして残されています。
そういった信用を失うことが何度も続くような場合、クレヒスを参考にしてクレジットカード会社から解約されることにも繋がります。
クレヒスの情報は全ての金融機関が共有できるので、契約の審査の際には必ず参照にする情報です。
このような理由があるので、クレヒスはとても重要な個人情報だと言えるでしょう。
▼【クレヒス情報は繰り上げ返済も見られる?】
クレヒスには、個人のクレジットカード利用履歴が全て記録として残るので、繰り上げ決済をおこなったときも、その情報は当然記録として残される事になります。
そうすると、たとえば極端に何度も大きな金額をリボ払いしたり、繰り上げ返済を繰り返したりしている場合。
その数値を見たクレジットカード会社はお金の使い方が荒いなど、悪い印象を持ったりするのかどうか気になってしまう人もいるのではないでしょうか?
結論から言うと、クレヒスに繰り上げ返済の履歴があっても、クレジットカード会社に悪い印象を与える事はありません。
たとえば毎月のようにリボルビング払いを利用して、支払い期限前にまとめて繰り越し返済をおこなっているような使い方をしていたとしても、期日までにきちんと返済さえしていればまったく影響ありません。
3.繰り上げ返済した際、手数料はどれくらい減る?
▼【繰り上げ返済をすると手数料は減る?】
クレジットカードの繰り上げ返済をおこなう目的の一つとして、リボ払いの手数料を少しでも減らしたいということが大きなポイントですよね?
結構な負担となる手数料が減るのだったら、都合のいい時に一気に払ってしまいたいというのは当たり前です。
お買い物の際にクレジットカードのリボ払いを選択した時点から、支払うべき手数料はしっかり加算されて請求される事になっています。
どのタイミングで繰り上げ返済をおこなっても、繰り上げ返済した日までの手数料は支払わなくてはなりません。
分割払いの場合では、支払いの総額は変わらないので繰上げ返済をしても手数料が減ることはありません。
リボルビング払いを選択している場合、1日でも早く返済をした方が手数料は少なくなります。この違いは間違えないようにしましょう。
▼【リボルビング払いの繰り上げ返済は1日でも早くが基本です!】
利息は毎月計算されるので、繰り上げ返済した後は、次の月から返済した額分の利息も減るという事になります。
リボルビング払いを利用した場合、全額もしくは返済を初めた時に多めに繰り上げ返済をしておけば、その分だけ全体として支払うべき手数料は減るという事になります。
返済する予定の金額によりますが、これが結構馬鹿にならない額になるので、返せる時に早めに返しておく事で早い期間で返済を終える事ができます。
最終的に支払う請求額が数万円お得になる、なんて場合もありますので、繰り上げ返済出来る状態であれば積極的に利用するようにしましょう。
4.まとめ
クレジットカードのリボ払いを繰り上げ返済することは、正直考えるのが面倒だと思いますが・・。
必ず大事な知識は確認しておきましょう。
ATMを利用して繰り上げ返済の入金が出来るので、返済したいと思った時はとても便利に利用できます。
クレヒスや審査に関係ないとなれば、心配することなく入金も出来ますね♪
さらに、リボ払いの繰り上げ返済はできるだけ先に払っておくことで支払い総額が減ります。
出来る限り、1日でも早く返済しておくようにしましょう。