クレジットカードのグレードとは?今さら聞けないカードの基礎知識!
「クレジットカードのグレード」と聞いてどんなことを思い浮かべますか?多くの方は、ゴールドやブラックという言葉を思い浮かべるのではないかと思います。
しかし、その言葉を上からグレード順に正しく並べることができるでしょうか?クレジットカードの基礎知識を覚えましょう!
1.クレジットカードのグレードを正しく言えますか?
▼【クレジットカードの色の違いを把握しよう】
クレジットカードには色によってグレード分けがされています。
過去にはゴールドカードが最上級という時代があり、ゴールドカードを所持していることは「お金持ち」「資産家」の代名詞といったものでした。
しかし現在では、ゴールドカードは一般化しています。ゴールドは最上級という意味ではなく、一つのランクの代名詞でしかありません。
現在のクレジットカードはもっと沢山のグレードが設定されていて、複雑化しています。
クレジットカードをこれから持ちたいという方、ランクがあることは知っているけど、具体的なランクの順位をよく分からないという方へ、クレジットカードのグレードについて解説します。
身近な人の財布の中に高ランクカードが眠っているかも知れませんよ!
▼【最高は〇〇カード】
現在のクレジットカードには、一般的に以下のようなグレードがあります。
- 一般 カード
- ゴールド カード
- プラチナ カード
- ブラック カード
一般カードはグレードとしては一番下のカードです。基本的な色はシルバーが多いのではないかと思います。
最近は色々な柄カードも登場し、随分とカラフルなカードも見受けられるようになりました。
一般カードは年会費無料で作りやすいカードが多く、クレジットカードを持つ日本人の九割は一般カード保有者だという調査結果があります。
年会費無料ですから持っていても特にお金はかかりませんし、その上で買い物をするとポイントが付与されますので、ほどよくリターンを楽しむことができるのが一般カードの魅力です。
一般カードの上位に位置しているのがゴールドカード、その上がプラチナカード、さらに上位となる最上位のクレジットカードがブラックカードになります。
海外にはJPモルガンが発行しているパラジウムカードというカードがありますが、気になるパラジウムカードの発行条件は・・
①・JPモルガンのプライベートバンクプランの顧客である
②・3,000万ドル(1ドル110円で約33億円)以上の資産を所有
こうなってしまうとキリがないですね。一般的にはブラックカードが最上級という認識で問題ないかと思います。
▼【色の違いはサービスの違い】
一般→ゴールド→プラチナ→ブラックの順にグレードが上がり、カードランクによってサービスや特典が大きく異なります。
また、一般カードは年会費が無料でも、ゴールドカード以上のクレジットカードは年会費が有料であることが一般的です。
カードのグレードはこのように色で表現されているのですが、必ずしもそのランクのカードがランク通りの色をしているわけではありません。プラチナカードなのに黒かったり、一般カードなのに黒だったりすることもあります。
ゴールドやプラチナはカードに「GOLD」や「Platinum」という記載がされている他、特別な名称がつけられていることがあります。
クレジットカードのグレードはカードの色よりも表記や名称で見分けることになりますので、ある程度クレジットカードの知識をつけておかないと、一般カードなのかブラックカードなのか見分けがつかないこともあります。
こちらはJCBのプラチナ相当のカードなのですが、色を確認していただくと「ぜんぜんプラチナ色じゃないな」と思われることでしょう。
2.クレジットカードのグレードアップ手続き
クレジットカードのグレードには、一般、ゴールド、プラチナ、ブラックがありますが、そのグレードを上げるにはどうしたらよいのでしょうか?
▼【自分からお願いできるゴールドカード】
ゴールドカードであれば自分の意思で申し込むことが可能です。魅力的なゴールドカードを見つけたら、一般カードではなくいきなりゴールドカードに申し込んでしまうのも良いでしょう。
ただし、一般カードよりもゴールドカードの方が審査が厳しいので、その点については注意しましょう。
プラチナカードとブラックカードは招待制(インビテーション)になっています。カード会社側から招待状をもらわないと基本的に申し込むことはできません。
▼【年収や決済額も関係します】
グレードアップには年収や決済額が関係します。具体的にいくらの決済が必要で、年収の目安がどれくらいかは各クレジットカード会社が個別に定めており、しかも、社内秘として扱われているので尋ねても教えてくれません。
ただ、ある程度の条件を提示している会社もあります。
「JCBゴールド ザ・プレミア」はJCBが定める次の条件を満たし、JCBからご招待した方だけにご提供するORIGINALシリーズ対象の「JCBゴールド」のオプションサービスです。
1. JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピングご利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上の方。
2. 本会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」に受信可能なEメールアドレスを登録していること(毎年1月末日まで)。
JCBゴールド ザ・プレミアはJCBゴールドのグレードアップ版で、プラチナカードに相当するカードです。こちらについてはインビテーションの条件をある程度明らかにしています。
他のクレジットカード会社もそれぞれグレードアップのための招待の基準を社内で定めていますが、公開されていないのが現状です。公開されているこういったカードの情報を参考にするのが良いでしょう。
▼【わざとグレードダウンさせることも可能です】
プラチナカードやブラックカードへは招待でグレードアップ。ゴールドカードへは自分から申し込むことが可能。クレジットカードのグレードを上げることは可能です。
それでは、グレードを下げることはできるのでしょうか?
グレードを下げることにメリットはあるの?と思われるかもしれませんが、実際は大いにメリットのあることなのです。
一般カードは年会費無料のものが多いですが、ゴールドカード以上のカードは基本的に年会費が必要になります。
一般カードにグレードを下げることにより年会費も下げることができるんです。あまりそのカードブランドを使わないという人には賢い選択肢の一つです。
グレードを下げることは簡単に可能です。カード会社に連絡すればグレードダウンの手続きができます。 ただし、ここでミスをしないように気をつけなければいけません。
よくあるミスは、「解約」と「グレードダウン」を間違えて手続きしてしまうこと。
ゴールドから一般カードにグレードダウンさせるとして、グレードダウンの手続きだとすんなり一般カードが発行されますが、解約して一般カードを申し込み直してしまうと、再度審査が必要になります。
この点に関しては間違えないように要注意です。カードが完全に不要であれば、グレードダウンではなく解約の手続きを取ってください。
3.まとめ
クレジットカードを生活の中で賢く使うなら基本的な知識はとても重要です。
とりあえず決済はクレカで済ませて・・。こんな感じの使い方ではクレジットカードを上手に使い尽くすことはできません。
まずは基礎知識!その上で、自分なりの使い方を見つけたいですね♪