カードローンとクレジットカードの違いは?お金に関する基礎知識!
カードローンとクレジットカードは同じ「カード」という名前がついたサービスです。名前もちょっと似ているような気がしますよね。
電子カードを使う、この二つのサービスの違いを説明できますでしょうか?共通点もあるんです!
1.クレジットカードとカードローンの違い
▼【名前は似ていますが二つのカードは別物です!】
カードローンとクレジットカード。二つのサービスにはどちらも「カード」という言葉が付いており、サービス利用時にはカードを使うという特徴があります。
同じ「カード」という言葉が付いていて、カードを使うサービスであるところから、二つのサービスを混同してしまうことはないでしょうか?
また、薄っすらと二つのサービスを理解していても、明確な違いを説明できないということはないでしょうか?
二つは同じお金に関わるサービスですが、使用目的がまったく異なったサービスです。 紛らわしいこの二つのサービスを正しく使うためにしっかりと違いを覚えておきましょう。
▼【一番の違いは使い道】
同じ「カード」という言葉を使うサービス同士の大きな違いは、サービス自体の目的であると言えます。
ただし、カードを使うという点ではまったく同じであり、銀行ではどちらのサービスも扱っていることが多いためにうっかり混同してしまうこともあります。
例えば銀行の窓口で、クレジットカードのことなのに「カードローン」と話すお客さんがいたり、クレジットカードが作りたいのに同じく「カードローンを作りたい」と間違えて認識している方が沢山います。
まったく別物ではあるのですが、扱っているところが同じで、名称が似ているということで、ちょっとややこしいことは確かです。
▼【カードローンはお金を借りる目的で】
二つのサービスで一番の違いは主な目的です。 カードローンの目的は契約時に発行されるカードで「お金を借りること」です。
お金を借りるためのカードですからクレジットカードのように決済に使うことはできません。商品を買いたい場合、カードを使って借りたお金で支払うことが原則となっています。
カードローンは金融機関が提供しているローンサービス中でも、とても現金を借りやすい方法です。
お金自体を借りるわけですから、利用中のカードローンの支払いに使えないということもありません。冠婚葬祭から買い物まで借りたお金は幅広く使うことができます。
▼【クレジットカードの主な目的は決済です】
カードローンはお金そのものを借りることが目的のカードサービスですが、クレジットカードはお金を借りることが目的ではなく、カードを使うことによって買い物時にキャッシュレスで決済することが目的です。
カードローンでお金を借りれば、そのお金は柔軟に使用することができます。それに対して、クレジットカードはお金そのものを借りることが目的ではありませんので、カードそのものを使って支払いを行います。
お店にはクレジットカード決済に対応しているお店と、対応していないお店があるため、どんな場面でも利用出来る訳ではありません。
▼【ただし共通点もある】
カードローンはカードを使ってお金そのものを借りるためのサービス。そしてクレジットカードはカードを使ってキャッシュレスで決済するためのサービスです。
同じ「カード」という名前がついていますが、二つのサービスには大きな違いがあります。
しかし、そこには共通点もあります。
共通点の一つに、どちらも契約時にカードを発行してもらってカードを利用することによってサービスを受けること。そしてもう一つ、クレジットカードでも付加サービスとしてお金を借りることができるということです。
クレジットカード申込時にキャッシングという機能を付けておけば、カードローンと同じように決められた枠内ならクレジットカードを使って現金を借りることが可能です。
これがクレジットカードとカードローンの違いと共通点です。これらの部分はサービスを受ける上で重要になりますので、しっかり覚えておきましょう。
2.カードローンにクレジットカードは影響する?
二つのサービスは似て非なるサービスです。しかしどちらもお金に関わるサービスであり、クレジットカードでもカードローンと同様にお金を借りる付加サービスをつけることができるなど共通点もあります。
さて、そんな二つのサービスですが互いに影響を及ぼすことはあるのでしょうか。実は、あるんです。
この二つはどちらも同じくお金に関するサービスです。クレジットカードで多額の負債を抱え、また、キャッシング機能を使ってお金を借りているとカードローン審査の時に「この人は借金が多いな」「滞納歴があるな」と考慮されることがあるのです。
▼【反対にクレジットカードの審査にカードローンは影響する?】
同じくクレジットカードを作成する審査時に、カードローンでの借り入れがある場合は申し込み書に記載しなければいけません。
負債が多いとクレジットカードの使用料金を返済できないかもしれないとカード会社側が考えるため、審査落ちの原因になることがあります。
クレジットカードのキャッシング機能、そしてカードローンで借りた額は二つのサービスに影響し合うと覚えておいた方が良いでしょう。
3.まとめ
二つのサービスには同じ「カード」という言葉が入っていますが、目的が大きく異なっています。
カードローンはカードを使ってお金を借りることが目的のサービスであり、クレジットカードはカードを使って決済することが目的のサービスです。
そして、二つのサービスには共通点もあります。 お金に関するサービスは使いこなしてこそ、最高のサービスになります。
二つのサービスの違いと共通点を理解して、自分に合ったお得なカードの使い道を考え出しましょう!