分割払い初心者の方は絶対注意!手数料で注意したい3つのポイントとは?
クレジットカードの利用時に「分割払い」を選ぶことで、「手数料(利息)」が掛かることがあります!
選択した支払い回数によって、手数料は大きな金額になってしまいます。
分割払い初心者の方でも簡単にわかるように、分割払いの手数料について詳しく解説します♪
1.業者側が負担してくれることも?
テレビショッピングなどを見ていると、分割払いの手数料を販売業者側が負担します!と言っていることがありますよね?
この場合、購入代金の支払い方法に分割払いを選択しても、支払いの総額は商品の購入金額のみになります。
例えば、10万円の商品を5回の分割払いで購入しても、分割払いの手数料が必要なければ、支払額は2万円の5回払いで大丈夫ということです。
実際には手数料が発生していますが、それは業者側が負担してくれているという訳です♪
しかし、多くの場合では支払い方法の選択時に「一括払い(二回払い)」以外を選択すると、分割払いの手数料(実際には金利)支払う必要があると考えてください。
分割払いと言えば聞こえは良いのですが、実際にはその分のお金を借りているということなので、借り入れする金額に対して金利が掛かってしまうことになります。
2.分割払いの手数料は年利15%程度
分割払いを選ぶことによって支払手数料(利息)が発生する場合、その支払手数料は日本国内の規制に則って、「年利15%」程度で計算されることがほとんどです。
支払手数料の発生が始まる日付(時期)は契約内容によって異なりますが、参考のために一つの例をチェックしてみましょう!
- 20万円を毎月一度の支払いで10回払い
- 手数料(金利)は年利15%
- 手数料の発生は1回目の2万円の支払いが終わった時点から
このような条件で分割払いを選んだ場合、最初の2万円を支払い、残りの借入残高が18万円になった時点から手数料(金利)が発生するので、18万円の9回払いに対して、年利15%の金利が掛かることになります。
このケースでは、2回目以降は毎月21,270円(最後のみ21,274円)の支払いになるので、合計して支払う金額は211,434円となり、そのうち11,434円が手数料(金利)となります。
一括払いで購入代金の支払いをする場合は、もちろん20万円だけの支払いで済むことを考えると、10回払いの分割払いを選ぶことで1万円以上の手数料をとられてしまうのです。
3.長い回数の分割払いになると?
高額なショッピングローンの契約やクレジットカードの利用時には、分割払いの支払期間が長期に渡る「36回払い」なども選択できる場合があります。
支払い回数が多くなるほど毎月の支払い額は少なくなりますが、反対に支払う金額は支払い回数が増えるに連れて増加するので注意が必要です。
一つの例として、ショッピングローン契約が成立した時点から年利15%の手数料(利息)が発生して、50万円を36回払いで支払うという場合の分割払い手数料を計算してみます。
このケースでの毎月の支払いは17,332円(最後のみ17,343円)になり、すべてを合計して最終的に支払う金額は623,963円にもなってしまうんです。
つまり、支払いの総額が本来の購入金額である500,000円ではなく、3年間(36ヶ月)をかけて123,963円も余計に支払わなくてはいけないんです。
36回払いのような支払い期間の長い分割払いを選ぶと、後で考えてみた時にとても損になっていることが多いので、長期間に渡る支払い回数を選択する時には発生する手数料(利息)について深く理解した上で利用するようにしましょう。
後で金額を計算した結果、こんなに余計に支払っていたのか!と愕然としてしまうことだって少なくないんです。
4.まとめ
分割払いは便利ですが、発生する手数料(利息)のことを考えた上での利用をおすすめします。
特に長期間に渡る支払い回数を選ぶ時には注意してください!ローン契約を結ぶ際には、まず最初に手数料(利息)について必ず確認するようにしましょう。