クレジットカードはJCB?VISA?どっちがいい?国際ブランドを比較しました♪
「クレジットカードはどこのカードを使ってる?」と質問されたら、どうやって答えますか?
「VISAを使ってる!」なんて言ってたら要注意。知らないとちょっと恥ずかしいクレジットカードの国際ブランドについてをまとめました。
1.クレジットカードの【国際ブランド】
「楽天カードマーン!」のCMでおなじみの【楽天カード】はご存知だと思います♪
TOKIOの長瀬智也さんが大きいカードを持ち歩いているCMが話題の【オリコカード】など、さまざまなクレジットカードが世の中にはあります。
これらのクレジットカード会社は国際ブランドである【JCB】や【VISA】、【Mastercard】から「当社のブランド名とネットワークを使って、クレジットカードを発行していいよ。」といった具合にライセンス契約をした上で様々なクレジットカードを発行しています。
例えば楽天カードの場合、国際ブランドは【JCB・VISA・Mastercard】の3つから選ぶことが出来ます。
これは楽天カードが各国際ブランドとライセンス契約をしているから可能なのです。
もし友達や会社の同僚に「どこのクレジットカードを使っているの?」と聞かれたら、発行元であるクレジットカード会社名(例えば楽天カード)を言わないと、少し恥ずかしい思いをするかもしれません。
「VISAだよ!」と答えてしまうと、どこのカード会社が発行しているVISAブランドのクレジットカードなのか見当がつかないことになってしまいます。
2.JCBとVISA、どちらが便利?
普段からクレジットカードを使っていると、手持ちのクレジットカードが対応していない、使えないといった加盟店があります。これはなぜでしょうか?
国際ブランドと呼ばれる【JCB・VISA・Mastercard】などは、それぞれの企業努力で加盟店を開拓し、自社ブランドのクレジットカードが利用できる店舗数・国数を広げています。
・・ということは、【VISA・Mastercard】は使えるけれど、【JCB】は使えないといったことも起こりうるのです。
特にJCBは日本発の国際ブランドであるため、日本国内では使える店舗が多いため不便は少ないかもしれませんが、海外となると話は別です。
JCBを海外で使う場合はよほど日本人観光客が出入りするお店やホテルでないと、利用することは期待出来ないと考えたほうが無難です。
海外での個人商店やちょっと街のはずれのホテルなどでクレジットカードを利用したい場合は、あらかじめ【VISA・Mastercard】を用意しておくことを強くおすすめします。
日本国内の利用では、近年はJCBもVISAも両方利用できる加盟店が多くなっていますが、観光名所の古くからあるお店などでは「JCBだけ」「特定のカード会社だけ」といった加盟店もあります。
旅行前に数週間の時間の余裕があるなら、JCBとVISA、両方のクレジットカードを用意しておけるように準備しましょう。
3.審査難易度に違いはある?
クレジットカード会社は国際ブランドからライセンスを取得してカードの発行を行っています。
そういった理由から、原則として国際ブランドの違いはクレジットカードの審査に影響はしません。
しかし、それはあくまでも自社でクレジットカードを発行している場合の話です。リクルートカードを例に見てみましょう。
リクルートカードはリクルートがクレジットカードを発行しているわけではなく、カードの発行・審査はクレジットカード会社に委託しています。
リクルートカードVISAの発行会社は【三菱UFJニコス】、リクルートカードJCBの発行会社は【JCB】となっています。
このような場合、審査する会社は国際ブランドによって違うため、審査の内容も多少は変わってくることになります。
このように企業とカード会社が提携して発行されているクレジットカードには、ブランドごとに発行会社が違う場合や、稀ですがカード会社内でも国際ブランドによって審査を外部委託しているケースがあります。
気になる場合はクレジットカード申し込みの際に、必ず同意を求められる【個人情報の取り扱いについて】を定めた書類に一通り目を通すと、どこが審査をするのか記載されていますので、こちらを確認してみましょう。
4.国際ブランドを変更できる?
すでに発行しているクレジットカードの国際ブランド変更は、すべてカード発行会社の裁量に委ねられています。
上記で紹介したカードを例にとると、楽天カードは国際ブランド変更の場合は一旦解約するようで、再審査を求められるうえに、入会キャンペーンなどは対象外です。
リクルートカードの場合は同時に2種類(VISA・JCB)を持つことが出来ないうえにカード発行元が違うので、解約後に再審査となります。
オリコカードは国際ブランドが違う場合、複数枚の所持が可能となっています。
このように、クレジットカード会社によって対応はマチマチですので、国際ブランド変更の際にはクレジットカード会社のサービスデスクに確認しましょう。
再審査の場合、申込時の状況によっては審査に通らず否決になる場合もありますので、注意が必要です。
5.まとめ
国際ブランドは他にも【American Express】【Diners】【銀聯】【Discover】などいくつかの種類がありますが、日本では利用できる店舗数がまだ拡大していないため、利用場所が限られてしまうので、検討の対象にはなりにくいかもしれません。
ですが、【American Express】は近年三菱UFJニコスやセゾンなどの大手カード会社と提携して、アメックスの国際ブランドがついたクレジットカードが多数発行されるようになりましたし、【Diners】は古くからあるステータスカードであり、知る人ぞ知るクレジットカードでもあります。
興味が沸いたら国際ブランドを複数取得をして、いろいろなお店で使い比べてみてはいかがでしょうか?