ローンの審査に通るための最善策は?審査に落ちる理由を徹底チェックしよう!
ローンを申し込んでも、審査で落ちてしまったという経験をお持ちではありませんか?
それは一体何が原因なのでしょうか?
絶対にローンの審査に落ちないように、ローンの審査に落ちてしまう様々な原因をチェックしましょう。
1.住宅ローンで落ちる場合
自宅を購入するに当たって、「住宅ローン」を利用する人は多いと思います。
しかし住宅ローンの審査を通るには、一定の条件を満たしていなければなりません。
まず勤続年数が1年以内である、給与が歩合制などで安定していない、金融機関が定めている収入の最低基準を満たしていないなどの場合は、審査に落ちることが多いです。
それから購入しようとしている住宅が、金融機関が定めている条件を満たしていない場合、これも審査に落ちると考えていいでしょう。
特に違法建築であるとか、あるいは面積が小さすぎるような場合はアウトになる確率が高いです。それから独身の場合、夫婦であっても単独で申し込んだ場合、これも審査に落ちる一因になります。
さらに家族で事業を営んでいて、その手伝いのような形で仕事をしている場合、税金を払っていない場合も基本的に住宅ローンの利用はできないと考えてください。
しかし自分は、これらのいずれにも該当しないのに、なぜ落ちるのだろうと思っている人もいるかもしれません。そういう人であっても、自動車のローンがある、消費者金融からお金を借りているという場合は、実は審査に通るのは難しくなります。
また住宅ローンの場合は「返済負担率」があり、金融機関の方で、年収いくらなら1年の返済はこれくらいといった具合になっています。その返済負担率ぎりぎりの申し込みをすると、やはり審査には通りにくくなります。
そしてこれは他のローンにも言えることですが、個人信用情報に異常が登録されている場合、つまり「ブラックリスト」に載っている場合は、審査に通るのはほぼ不可能であると考えてください。
2.自動車ローンで落ちる場合
自動車ローン、つまりマイカーローンの場合は、収入の基準は200万円以上となっています。最低でも200万円はないと、利用することはできないと考えておきましょう。
また職業や勤続年数なども、住宅ローン同様に重視され、勤続1年以上で、しかも安定した収入のある人ほど審査に通りやすくなっています。
そしてこのマイカーローンも、他にローンがあるとか、お金を借りているといった場合は、審査に通りにくくなります。また1度に3社以上を申し込むのは、避けるようにしましょう。
しかし審査には自信がないけど、どうしてもマイカーローンに入っておきたいという人は、ディーラーが取り扱っているローンであれば、審査基準が緩いため通りやすくなります。
ただし、この場合は気をつけたい点もあります。
ディーラーローンの場合、所有者がディーラーとなっているため、まだローンの残っている車を売却することができません。
そういう時は金融機関のローンでも、年収制限がなく、しかも様々な条件に対応するローンは存在しています。このような場合は大抵、金利が高めになりますが、色々と探してみれば、金利はそれほど高くなく、利用しやすい商品もあります。
一部の銀行や保険会社の商品でそれに見合った物がありますので、ネット検索で探してみるといいでしょう。
また、もし今マイカーローンを利用していて、金利が高いので低いマイカーローンに借り換えたいという場合でも、こういった商品を利用できることがあります。
融資上限額は1000万円ほどになっていて、年間金利は1パーセントから3パーセントほどに設定されています。
ただしマイカーローンの場合も、個人信用情報に異常(ブラックリスト登録)があると、審査に通るのは不可能となりますので注意しましょう。
3.カードローンで落ちる場合
カードローンを1度は利用したことのある。という人は意外と多いかと思います。
カードローンは、住宅ローンやマイカーローンのように、目的が決まっているわけではありません。借りたお金はどのような目的にも使うことができます。
また住宅ローンやマイカーローンと比べると、少ない額のお金から借入可能となっています。しかもこのカードローンは、パートやアルバイトであっても利用ができ、年収がいくら以上、勤続年数が何年以上という決まりがあるわけではありません。
ただしそのような場合でも、やはり勤続年数や年収によって、審査に通りやすくなることはあります。
カードローンには「銀行系カードローン」と「消費者金融系カードローン」といった分類がありますが、銀行系カードローンの方が審査基準が厳しく、そのため正社員や公務員の人、勤続年数が長い人ほど通りやすくなります。
しかも銀行系カードローンの方が、消費者金融系カードローンよりも低金利になっています。
もし勤続年数が少ない、あるいは正社員でない場合は、消費者金融系カードローンをお勧めしますが、消費者金融系カードローンには「総量規制」があるので注意しましょう。
「総量規制」というのは、現行の貸金業法で新たに設けられた制度で「年収の3分の1以上」をお金を借りることができないという決まりです。
しかもこれは、消費者金融の利用すべてが対象となりますので、消費者金融を何社も利用している時は、限度額を超えてしまうことがあります。そのような時は審査に通りません。
さらに何社もカードローンを利用している時は、「カードローンの一本化」をすることもできます。
「カードローンの一本化」とは、できるだけ金利の低いカードローンに申し込みを行って、今までの借入をまとめてしまう方法で、一番低い金利に合わせることが可能で、さらに返済日をまとめてしまうこともできます。
カードローンの場合も、もちろん個人信用情報に異常があった時は利用することができません。
4.ローンを申し込む時の主な注意点
「住宅ローン」「マイカーローン」「カードローン」と3種類のローンを見て来ましたが、いずれの場合でも言えるのは、まずは確実な「返済能力」が求められるということです。
金融機関としてはお金を貸すのですから、それをきちんと返済してほしいわけで、不良債権化しては困るわけです。
そのため「審査」によって、返済できそうな人はローンを組む、つまりお金を借りられるわけですが、ちょっと不安がある人は、審査で落とされてしまうことになります。
もちろん住宅ローンの場合とカードローンの場合とでは、かなり金額に違いがありますが、きちんと返済しなければならないという点はすべて同じです。
そういった理由から「年収、勤続年数、職業」などが今後の見通しの参考になるわけです。また、個人信用情報に異常がある、つまり「ブラックリスト」に載っているということは、過去に返済に関して問題があったということなので、やはりそういう人は審査に通りにくくなります。
過去の情報が気になる方がローンを申し込む時には、「信用情報機関」に問い合わせるなどして、きちんと自分の情報をチェックしたうえで申し込むと確実だと言えます。
そして利用していないカードローンやキャッシングは解約する、他のローンの残額を少なくするなどして、できるだけ審査に通りやすくなるようにしましょう。
それから申込直前に仕事をやめて就職をする、またはお金を借りるなどということも、審査で不利になることが多いので、できれば避けるようにしたいものです。転職や借金はローンに通った後にするようにしましょう。
また意外と知られていないのですが、クレジットカードのリボ払いがある場合も、残債とみなされることがあります。そして特に住宅ローンの場合などは、離婚した直後などは通りにくいことがあります。
これは、慰謝料が発生していると考えられるからです。特に源泉徴収票に家族名があったりすると、離婚したか否かというのはすぐわかってしまいます。
そのような点から見ても、ローンを組むのにはやはり万全の態勢を整えたうえで、申し込むことが重要です。
5.まとめ
ローンの申し込みには色々と制約があります。できるだけ自分がローンの審査に通りやすい態勢を整えた上で申し込むようにしましょう!