クレジットカードの更新が不安?有効期限が迫った時の注意点を教えます!
クレジットカードには有効期限があります。
更新の際には再度審査が行われて、新しいクレジットカードが届くかどうかが決定されます。
過去に何らかの事故を起こしてしまい、更新に不安がある場合。
1.クレジットカードの有効期限と更新とは?
クレジットカードは有効期限がある
▼【有効期限のあれこれ】
クレジットカードは利用者とクレジットカード会社の信用に基づいて発行されるものです。
カードを持っている者は、担保なく限度額の範囲内で自由に買い物をすることができます。
その利用金額をクレジットカード会社が立替払いして、後日利用者に利用金額を請求するという仕組みをとっています。
クレジットカード利用者は生活の中で、出世したり退職したり、転職したり結婚したり、実に様々なことが起こり得ます。
そうなってくるとクレジットカードを発行したときの審査状況、信用状況とは異なっている場合が出てきてしまいます。
新規発行時よりもさらに信用できる。となれば上級ランクのカードを発行しないか招待してみたり、限度額を上げたいと考えるのがカード会社です。
一方で、返済能力に不安がありそうだとか、あまり信用できないという場合、契約を取りやめたいと考えるかもしれません。
このような信用状況の変化があるため、クレジットカードには有効期限が決められているのです。
▼【有効期限もカードにより様々です。】
クレジットカードの有効期限は、クレジットカードを発行する会社によって長期間だったり、短期間だったりと様々です。
短期である場合、すぐに有効期限が到来するので更新カードの到着にドキドキしてしまったり。
突然書留郵便が届いて何かと思ったら、更新されたクレジットカードだったという場合もあります。
更新カードはいつ届く?
▼【クレジットカード会社によりマチマチです!】
更新カードがなかなか届かないとヤキモキしてしまう方もいるかもしれません。
他の更新されたクレジットカードは1カ月前には届いていたのに、このクレジットカードの場合はまだ届かない。
といった感じで不安になる気持ちはあるかと思いますが、クレジットカード会社によって更新カードが届く日程は異なります。
クレジットカード会社の事務手続きが遅れて、更新されたクレジットカードが遅く届いてしまう場合もあり得るのです。
▼【遅くとも有効期限月の月末までには届きます。】
クレジットカード会社も利用者にカードを使ってもらいたいものですし、他のクレジットカードをメインにされても困るのです。
そうなるとクレジットカードが利用できない状況を作ることがしません。
どんなに遅くとも有効期限が到来する前には更新カードが届くように対応しています。
クレジットカードの更新に伴って番号は変わる?
クレジットカードの更新カードは、クレジットカード会社の都合などによりカード番号が変わることがあります。
カード番号が変わらなくとも有効期限が更新されますので、全く以前と同様ということにはならないのです。
2.クレジットカードの更新時には審査がある?
クレジットカードの更新時には審査があるのでしょうか?
不安な方が多いこの点について、詳しく解説していきます!
更新に伴い審査があります
■審査基準は各社それぞれ です!■
審査の内容に違いはありますが、各クレジットカード会社ではカードの更新に伴って必ず審査が行われています。
審査の基準は、クレジットカードの新規発行時と同じく各社基準はバラバラです。
しかし、クレジットカード会社にとって信用できる顧客というのは、財産がたくさんあって毎月高額商品をカードで購入してくれることよりも・・。
問題なく毎月支払いをしてくれているかどうかにあります。
支払いができないと振り込みの依頼を送付したり、会社としては余計なコストがかかってしまいます。
また支払う能力が本当はないのでは?と思ってしまうからです。回収不能はクレジットカード会社としては大きな負担でもあるからです。
過去に引き落としが出来なかった
■最大の更新拒否事由 ■
引き落としができなかった。というのは大規模災害など余程の理由がない限り、クレジットカード会社との信頼関係を壊しているとされてしまいます。
それゆえ、引き落としができなかったことを理由にクレジットカードの更新が拒否されることはよくあるのです。
今までは引き落としがされていたのに、更新の審査の時期にたまたま引き落としができなかったという場合であっても、更新が拒否されることがあります。
■1回だけでダメ? ■
更新拒否になってしまうかどうかは、クレジットカード会社の独自の審査基準によりますので、一度でアウトなのか何回までなら大丈夫なのか、それは分かりません。
■更新時期に関係ない時期に引き落としができなかった場合は? ■
こちらもクレジットカード会社それぞれにより異なります。
しかし、誰にでもたまたまミスをして一度くらい引き落としが間に合わなかったということも想定されています。
ミスで引き落としができなかった場合、すぐにクレジットカード会社に連絡して、その後で問題なく支払った場合は大丈夫という声もあります。
2回連続して引き落としが間に合わないと、支払い能力を疑われてカード更新されないなどという場合もあります。
現在無職や専業主婦の場合
■直接の理由にはならない ■
誰しもたまたま無職になったり専業主婦になったりするのは、クレジットカード会社においても想定内です。
こういった状態でも、今まで問題なく利用していて引き落としも出来ている場合。
利用者とクレジットカード会社の信頼関係ができているため、この無職や専業主婦になったことを直接の理由に更新が拒否されることは少ないといえます。
■限度額の見直しは? ■
無職や専業主婦の場合、限度額を下げられることはあるでしょう。
利用限度額は主に収入額で決定されるため、仕方がないことですね。
しかし、無職や専業主婦であっても、すぐに働くところが決まっている場合や少しでも収入があるのならば、そちらを申告した方が審査に有利になると一般的には言われています。
カードの更新拒否はわかる?
クレジットカードの更新が拒否された場合、どうやってその事がわかるのでしょうか?
通知が来るわけではありません
■更新については何も通知されないことが多い! ■
クレジットカードの有効期限に合わせて各クレジットカード会社は、更新カードを登録住所に送付していきます。
送付したことの連絡も送付しなかったことも連絡も何もありません。
ですから、新しいクレジットカードが届いたとき更新の審査は大丈夫だったんだな。と分かることになるのです。
それゆえ、クレジットカードの有効期限が迫っていて、更新カードがなかなかこないと思いながら過ごしていたら・・。
有効期限が過ぎたという場合、更新が拒否になったのか、郵便事故で届かなかったのか分からないのです。
■審査に必要な事項を記載し、返送しなければらないことも・・■
クレジットカード会社では、更新時期に伴って連絡を求めたり、新たに審査に必要な事項の書類の提出を求めるところもあります。
こういった会社については、希望通り連絡しなかったり、書類の返送をしなかった場合は更新拒否となってしまいます。
更新拒否でのリボ払い残額の扱い
■リボ払いって? ■
それでは、クレジットカードの更新が拒否された場合、リボ払いの残りの支払いはどうなるのでしょうか?
いわゆる残債です。リボ払いというのは、月々いくらと定めた金額で毎月立替え払いを返済していき、利息と商品代金をすべて満たしたら完済となる制度です。
通常の分割払いと比べて、リボ払いは利息や支払う総額が結果的には多くなってしまいます。
支払う金額が決まっているため、高額商品などをどうしても手に入れたいなどという場合に活用している人も多いです。
■残りを一括で返済しなければならなくなる? ■
更新拒否になった場合、リボ払いの残りを一括返済しなければならないのでしょうか?
一括返済を求められる場合は、リボ払いの項目の規約で「期限の利益喪失事由」というものに該当する場合になります。
期限の利益喪失事由とは、支払いができなかったことが該当します。
更新拒絶になったからといって、直ちに期限の利益喪失事由には該当することはありません。
■取り扱いはどうなる? ■
更新拒絶になった場合、新たにそのクレジットカードが利用することができなくなるだけで、元々のリボ払いは継続して一定の金額で請求され続けることになります。
3.クレジットカードの更新を拒否される?
クレジットカードの更新が拒否される代表例を確認してみましょう。
ここでご紹介する内容は代表的なもので、これに該当したからといって更新されることもありますし、これらに該当しなくても更新されないこともあります。
■クレジットカードの支払いを延滞したことがある ■
クレジットカード利用額の支払いが出来ていない場合、信頼関係が害されている。いつかは支払い不能になる。という不安がクレジットカード会社には生じます。
それゆえ、遅延事由は利用者が思っている以上に更新拒否の理由となっています。
■そのクレジットカードをほとんど利用していない ■
年会費無料のクレジットカードは、カード発行のコストや顧客管理のコストを会社が負担しています。
全く利用がないクレジットカードの場合、クレジットカード会社にとってマイナスとなってしまいますし、危険でもあります。
全くクレジットカードを利用していないということも、更新が拒否される理由となるのです。
■他社のクレジットカードの支払いを延滞したことがある ■
更新審査の際には信用情報機関への照会がなされるため、他社のクレジットカードの支払いの遅延なども分かってしまいます。
これらの情報も審査対象となり、今後の支払いに不安がありそうな場合は、更新拒否の理由となってしまうのです。
■他のクレジットカードの新規申し込みを多くしている ■
短期間で複数枚のクレジットカードを新規申し込みする行為は、資金繰りが悪化していると見なされることもあります。
この信用情報の変化は今後の支払いに対して不安を与えることになります。
普通に申し込みをする程度ならばそれほど問題にならないでしょうが、不自然な申し込み状況であると更新拒否の理由となってしまいます。
■所在不明 ■
引っ越しをして住所が変わっているのに変更していない場合。
更新したクレジットカードを送付してもクレジットカード会社に返送されてそのままの状態ということもあります。
所在不明の場合、やはり信用状態に不安が生じます。引っ越しを済ませた後は、必ず住所変更手続きをしましょう。
■変な使い方をしている ■
クレジットカードの現金化などは禁止されています。
このような使い方が疑われている場合や、キャッシングを限度額いっぱいに利用している場合など。
支払いに関する財政状態が悪いのではないかと推測されてしまい、更新拒否となる理由となってしまいます。
4.新しいクレジットカードが届いたら?
有効期限が更新された新しいクレジットカードが手元に届いたら、すぐに開封して中のカードを確認しましょう。
そして、旧カードと新カードをおサイフなどに入れ替える準備を開始しましょう。
カードが届いたら確認すること
新しいクレジットカードを見て、以下の点について確認しましょう。
■名前のスペルは間違っていないか ?■
名前のスペルが間違っていると、店舗によっては使用できないこともあります。
■持っているクレジットカードと同じ種類のカードか ?■
同じ種類のものが更新カードとしてくるのが当たり前なのですが、たまに手違いがあって違うカードで発行されてしまうこともあるようです。
これでは、規約自体も違うものになりますので、思わぬトラブルの元になります。必ずカードの種類は確認しましょう。
■カードに大きな破損などがないかどうか ?■
カードが欠けていたり大きな傷があるとカードの磁器部分がレジで読み取れないことがあります。
そうなると、使いたいときに使えなかったということになりますので、必ず確認しましょう。
クレジットカードの裏側にサイン
更新されたカードの内容確認が終わったら、カードの裏面にサインをしましょう。
カードの裏面に契約者のサインがされていない場合、レジで使用したときに「このままでは使用できないから、サインを書いて欲しい」と言われることもあります。
サイン欄への署名がない場合、クレジットカードを紛失したときの補償が受けられなくなるおそれもあります。
■旧カードと交換 ■
おサイフやカードケースの中から旧カードと新カードを交換しましょう。届いた更新カードは特に注意事項の記載がない限りはすぐに使用することができます。
■規約で重要な変更はないか確認を !■
念のため、重要な規約の変更がないか確認しましょう。
例えば、年会費が無料だったクレジットカードが規約の変更により、1年間に1度でも利用すれば年会費が無料に変更になっている。
そうでない場合は年会費が必要という変更がされていることがあります。
こういった場合は旧カード使用時に連絡が来ていることがほどんどですが、たまたま忘れてしまっていたり、読んでいなかったりすることがあります。
もし納得できない規約変更がある場合、すぐにクレジットカード会社に連絡して解約手続きをすれば年会費が取られることもありません。
公共料金など引き落とし口座の変更
旧カードと新カードを交換したら、次にそのカードで公共料金を支払っていないか確認してみましょう。
更新されたカードは旧カードと有効期限が異なります。
公共料金の引き落としにクレジットカードを利用している場合、カード番号が変更になったら当然ですが・・。
カード番号が変わっていなくとも、有効期限が変更になっている場合も登録情報の変更が必要になります。
クレジットカード会社と提携企業の関係によって、自動的に変更してもらえる場合もありますが
基本的には自分でクレジットカード情報の変更手続きする必要がありますので、忘れないように更新しましょう。
5.まとめ
クレジットカードの更新は利用者とクレジットカード会社の信頼で成り立っています。
クレジットヒストリーを築いていると更新されやすいのですが、問題がある場合、更新されないこともあります。
他にも、クレジットカードの利用限度額は、他社契約分も含めたすべてのクレジットカードが基準になっています。
更新拒否される心当たりが無いのに、更新を拒否されるということも十分にあり得ることです。
クレジットカードの 更新が拒否された?と思ったときでも、解決策が無いわけではありません。
更新が拒否されたクレジットカードをメインカードとして使いたいという場合、カード会社に問い合わせてみると解決することもありますよ!