クレジットカードは学生でもOK!はじめの1枚で絶対に注意することは?
2・所有率は大学生の50%ほど?
3・審査で年収は影響するの?
4・限度額はどのように決まる?
5・親に内緒でクレジットカードを作るには?
6・キャッシング枠の申込みをしない
7・ETCカードを作るには?
8・海外に留学するときはクレカの2枚持ち
9・比較のポイントは?即日発行できるの?
10・まとめ
大学生でもクレジットカードがあると便利ですよね。今ではネットショッピングや、普段の買い物でクレジットカードが必需品と言ってもいいのではないでしょうか。
大学生でも作れる可能性がある、そんなクレジットカードは一体どのぐらいあるのでしょうか?
1・クレジットカードを学生がつくるには?
クレジットカードは借金です。お金を払わずにクレジットカードを提示するだけで、商品を受け取ることができます。
それはなぜかと言うと、商品を購入する人の代わりに、クレジットカード会社が商品の代金を立て替えてくれているからです。
その立て替えてもらったお金を、1回払いであれば後日利息を付けずにお金を返せばいいことでしょう。通常借金は返済の見込みがある人しかできないのではないでしょうか。
大学生でも、アルバイトなどで毎月収入を得ている人は多いことでしょう。したがって、その収入で返済できる範囲であれば、お金を貸してくれるところは存在します。
その一つとして、クレジットカードが代表的なものでしょう。ただし、どこのクレジットカードでも申込みをすることが可能かと言うと、クレジットカードによって条件が異なりますので、大学生は選択範囲が限られてくるのではないでしょうか。
しかし、仕送り生活でアパート暮らしをしている人は、少しでも節約をしたいところですよね。
クレジットカードは借金ではあるのですが、節約生活には欠かせないものになりつつあります。
クレジットカードのポイントを溜めて、お得な買い物をしたり、割引サービスを受けたりすると少しでも節約につながるでしょう。
そこで、大学生がクレジットカードを作るときに注意することの話をしていきますので、一緒に見ていきましょう。
2・所有率は大学生の50%ほど?
クレジットカードの発行全体にかかる、22歳以下の契約数は1.4%と低いのですが、男性、女性ともに20代で70%以上の人がクレジットカードを所有しているようです。
そして、クレジットカードを初めて所有した年齢の統計を見ると、18~20歳が25.9%、21~22歳が18.6%となっており、合計すると44.5%の人が大学生でクレジットカードを発行しているのが分かります。
クレジットカードは60歳代で、保有率が男性が91.7%、女性が89.3%とほとんどの人が所有していることになります。
実に10人に9人がクレジットカードを所有しています。そして、クレジットカードを所有している人の半数近くが大学生の年代で作っていることが分かります。
大学生の頃から、クレジットカードを持っている人は結構いるのではないでしょうか。
クレジットカードは、先にも話をした通り借金です。借金と言うことは、収入がないとできそうにありませんが、大学生でも実に多くの人が借金をできる状態になっているのが分かるでしょう。
クレジットカードを作成しても、中には会員カード代わりにしか利用していない人もいるでしょう。
したがって、全ての人がクレジットカードを利用して、商品を購入しているわけではないでしょうが、かなりの人数が高校を卒業してからまもなく、借金の契約をしていることが分かります。
3・審査で年収は影響するの?
大学生でクレジットカードを申込みするときに、心配になるのが年収ではないでしょうか。一般的に、社会人であれば働いている年収をそのまま申込書に記載をすればいいでしょう。
しかし、大学生の場合はどうなるのでしょうか。特に、20歳未満の大学生で、アルバイトをまだしていない人はクレジットカードを申込みすることができないのでしょうか。
クレジットカードの申込みができる年齢で、18歳以上の学生可となっているところが多いでしょう。
学生というのは大学生を指しています。したがって、収入がなくても、18歳であれば申込みができるところがあるでしょう。
20歳以上でアルバイトをしているであれば、アルバイト代の月額分を12倍すると年収は計算できると思います。
これは、嘘の数字ではないので、堂々と記載していい金額になります。しかし、アルバイトをしていない未成年はどうなるのでしょうか。このときは、親の同意書が必要になります。
アルバイトをして、アルバイト代を年収として記載したとしても、親の同意書が必要になります。
これは、親の信用力を見てクレジットカードを発行するために、親の管理で子供にお金を貸すことをクレジットカード会社で同意をしているからだと言われています。
また、未成年は法的な契約ができません。したがって、クレジットとは言っても割賦販売と言うお金を借りる契約をするため、保護者の同意が必要になるでしょう。
なお、未成年がクレジットなどを利用して、延滞になった場合には、親の信用情報に傷が付きますので気を付けましょう。
自分の信用情報だけでなく、親の信用情報に傷が付くので自分だけの問題ではすまされません。
4・限度額はどのように決まる?
クレジットカードの限度額は、一体どのようにして決まるのでしょうか。実はこの限度額は、割賦販売法で定めがあり、次の計算で決められています。
年収等-生活維持費-クレジット債務
上記の計算で、求めた数字に0.9を乗じたものがクレジットの限度額となるでしょう。
年収が300万円で、持ち家で住宅ローンがある人の2人世帯は、177万円の生活維持費がかかるとされています。
そして、クレジット債務と言うのは、2ヵ月を超える支払いを指し、翌月1回払いは対象となりません。分割払い、リボルビング、ボーナス一括払いが対象となります。
クレジットカードの利用履歴から、算出をするのですが、主に1回払いしか利用をしないのであれば、0円になるでしょう。したがって、下記のようになります。
(300万円-177万円-0円)×0.9=110万円
110万円以下の限度額がクレジットカード会社で設定できることになるでしょう。このように、機械的に結果がでるので、あとは延滞情報さえなければ審査に通過する、と言うようなことになるのかも知れません。
したがって、クレジットカードは申込み後10分で審査結果が来ることもあり、審査が緩いと言われる理由は、審査方法が割賦販売法で決まっているからではないでしょうか。
ただし、キャッシングの機能が付くと割賦販売法には該当しなくなりますので、審査基準が変わってきますので注意しましょう。
この計算式に当てはめると、大学生でもアルバイトで稼いでいる人であれば、そこそこの限度額を設定してもらえそうですよね?
しかし、大学生の限度額は、一般的に10~30万円となっているのが現実のようです。
やはり、信用を積み重ねないうちは、限度額もいきなり高額なところからははじまらないと言うことでしょうか。
5・親に内緒でクレジットカードを作るには?
大学生が両親に知られないでクレジットカードを作るには、20歳以上になった時点で親の同意書が必要なくなりますので、両親に知られないでクレジットカードを作成できるでしょう。
ただし、支払い請求書などの郵送物は自宅に郵送ならないようにしておく必要があります。楽天カードのように、全てをインターネットで確認をするようなところであれば、安心して利用ができるのではないでしょうか。
また、そのほかのクレジットカード会社でも、郵便物を電子閲覧にして郵便物を止めてしまえば、郵送の心配は無くなるでしょう。
ただし、親に内緒でクレジットカードを作成するときには、限度額が30万円で作れる可能性があるところ、10万円に引き下げになるところもあるようですので、申込みのときにはこの点も調べてみてください。
さて、20歳未満の人はどうなるのかと言いますと、既にこのことは話をしていますが、必ず親の同意書が必要になります。
これは、民法第5条で未成年者は法律行為ができないからです。よって、割賦販売法の定めによって取引がされる、クレジットカードは取引ができないのです。
あとで親が知って取り消しを求めれば、貸したお金が無効となります。
このことから、クレジットカード会社では同意書が必ず必要となるわけです。では、同意書を誰かに書いてもらって、申込みをすればいいのでは?と思いませんか。
もし親が知って取り消しの行為をした場合、今度は損害賠償のクレジットカード会社から訴えられる可能性があるでしょう。
クレジットカード会社をだまして、お金を借りたことになりますので、詐欺や文書偽造などの違法な行為をすることになりますので、借りたお金が取り消しになったとしても、社会的に問題になる可能性が強いです。
また、個人信用情報にも事故情報が登録されてしまいますので、もし嘘だとばれてしまったときに、成人してからお金を借りられなくなる期間が出てくるでしょう。
(成年)
第四条
年齢二十歳をもって、成年とする。
(未成年者の法律行為)
第五条
未成年者が法律行為をするには、その法定代理人の同意を得なければならない。ただし、単に権利を得、又は義務を免れる法律行為については、この限りでない。
2 前項の規定に反する法律行為は、取り消すことができる。
3 第一項の規定にかかわらず、法定代理人が目的を定めて処分を許した財産は、その目的の範囲内において、未成年者が自由に処分することができる。目的を定めないで処分を許した財産を処分するときも、同様とする。
6・キャッシング枠の申込みをしない
大学生がクレジットカードの申込みをするときに、一緒にキャッシングの申込みができます。
利用可能額が5万円や10万円など、クレジットカード会社によって限度額が異なるようです。また、未成年でも審査に通ればキャッシング枠は利用可能になるでしょう。
ただし、キャッシングについては手軽であるため、カードを使い慣れていないうちには使いすぎてしまう危険性があるため、できればキャッシング枠を付けないでクレジットカードの申込みをすることをお勧めします。
どうしても、現金が足りないのであれば、そのときは親に相談をしてキャッシング枠を付けるかどうか検討をしてください。
はじめから、キャッシング枠を付けてクレジットカードの申込みはできる限り避けるようにしましょう。
一度利用すると、なかなか借りたお金を返すのに大変になるのがキャッシングです。
クレジットカードなどの利用になれていないうちは、お金の管理がしっかりと自分でできるようになってから、キャッシングなどを使うようにするといいでしょう。
現金が足りないときは、生活を工夫する努力をして、多少のアルバイトで生活できる癖を作るようにしてください。
7・ETCカードを作るには?
帰省で高速道路を使うという人もいるでしょう。そんなときは、深夜、休日割引を利用できるETCを使って少しでも節約をしたい、という人もいるのではないでしょうか。
しかし、ETCを利用するにはクレジットカードが必要になるでしょう。
大学生でもETCカードを審査に通れば、作ることが可能ですので、もし車を持っていて高速道路を利用するのであれば、クレジットカードを申込みするときに、ETCも一緒に申込みをするといいのではないでしょうか。
8・海外に留学するときはクレカの2枚持ち
海外に大学生が留学をしたり、旅行に行ったりするときには、現金を持つよりはクレジットカードを持った方が安全でしょう。そして、できれば海外ブランドで種類が違うものを2枚持つといいでしょう。
クレジットカードを利用できるお店などで、1枚のクレジットカードの場合にはそのブランドが利用不可であると、買い物ができませんので、念のためサブカードを作っておくといいのではないでしょうか。
9・比較のポイントは?即日発行できるの?
クレジットカードは色々な種類があるので、なにがいいのか本当に迷うでしょう。
まずは、少しでも節約になるものを選ぶといいのではないでしょうか。ポイント還元率がいいものや、そのポイントがどこで使えるのかをチェックするといいでしょう。
あまり、利用価値のないポイントであれば、ポイントが溜まっても意味がないかもしれませんね。ネットショッピングをするのであれば、どこのネットショッピングを利用するのかによってもお得なカードは違ってきます。
人それぞれライフスタイルが違うので、お勧めするカードは人によって異なってきますので、ポイントの利用方法を比較してください。
また、即日発行をした人は、エポスカードがお勧めでしょう。特に丸井を利用するのであれば、お得なカードの1枚です。
10・まとめ
大学生でもクレジットカードは審査に通過すれば作成をすることはできるでしょう。
最初の1枚目は、信用情報に問題がなければ作れる可能性は強いのではないでしょうか?
クレジットカードの審査の内容については、ここで話をしましたが、法律によって定まっているため機械的にされるケースが多いようです。
未成年の人は、親の信用情報で、20歳以上の人は過去にクレジットカードを利用していないのであれば審査に通過する可能性が強いと私個人的には考えています。
自分自身にとってお得で便利なクレジットカードを見つけて、まずは1枚を作成して計画的に使用する練習をしてから、社会人になったら本格的にクレジットカードを使用しましょう。