PiTaPa割引の仕組みを完全ガイド!ややこしいけど絶対にお得です♪
2.PiTaPaの特徴と年会費の仕組み
3.PiTaPaの割引とは?
4.PiTaPaの様々な割引システムについて
5.割引は地下鉄にもあるの?
6.PiTaPaの割引はjr(ジュニア)もお得?
7.PiTaPa提携カード「スタシアピタパ」
8.まとめ
PiTaPa(ピタパ)は、関東でのSuicaのような交通系ICカードです。
PiTaPaの大きな特徴としては、何と言っても後払いシステム(ポストペイ方式)が有名です。
しかし、実はそれ以上に目立つほどお得な割引制度もあるんです!
使いこなすほどお得になる。PiTaPaの割引システムを詳しくチェックしてみましょう♪
1.PiTaPaって?
PiTaPa(ピタパ)は、SuicaやICOCAのような交通系ICカードです。
ただし、PiTaPaにはSuicaやICOCAとは大きく異なる機能があります。それが、ポストペイ(後払い清算)システムです。
PiTaPaはポストペイ方式なので、チャージ残高が不足していても自動改札機のゲートに挟まれることはありません。
また、残高があったかな?と恐る恐る改札機を通る必要がないんです♪
一度 PiTaPaの契約をすると、月々の決められた限度額の範囲内で後払いシステムを利用することができます。
▼【PiTaPaの後払い清算は関西エリア限定?】
PiTaPaを東京方面などのエリア外で使用することは問題なくできますが、後払い清算機能は使用できません。
関西の私鉄各線、JR西日本の各線で設定されていつポストペイエリアでのみ利用可能なシステムです。
東京など、PiTaPaをポストペイエリア外で利用する場合、通常の交通系ICカードのように、あらかじめチャージして利用することになります。
2.PiTaPaの特徴と年会費の仕組み
PiTaPaの割引システムはかなりお得な制度なのですが、ちょっと複雑な仕組みになっています。
ここでは、特にお得な割引制度をご紹介します♪
PiTaPaの割引システムを詳しく知ってみると、きっとPiTaPaの利用を迷っている人が1枚は欲しくなるような仕組みになっています。
また注意点として、PiTaPaは、1年間で全く使用がなかった場合、カードの維持管理費として1,000円(税抜)が徴収されてしまいます。
ただし、毎年1回。どんなに少ない額でもPiTaPaを使用していれば、入会金・年会費は完全無料となっています。
3.PiTaPaの割引とは?
PiTaPaの割引システムは、関西の鉄道各社が行っているのですが、割引制度が統一されていないのが現状なんです。
PiTaPaの割引制度はちょっと複雑でややこしくなっているので、このよくわからない感じが、PiTaPaが面倒なカードだと思ってしまう原因なのですが・・。
自分が利用する区間やルートがしっかりとわかって入れば、他の交通系ICカードに比べて割引率が高いので、PiTaPaを選択することの良さがわかるかと思います!
4.PiTaPaの様々な割引システムについて
とってもお得なPiTaPaの割引制度ですが、システムが各交通会社によって異なります。
まずは、「近畿日本鉄道」と「南海鉄道」を利用した時のPiTaPaの割引システムを確認してみましょう♪
▼【近畿日本鉄道の場合】
近畿日本鉄道には、通学・通勤に便利な「区間指定割引」があります。
近畿日本鉄道の区間指定割引は、特に学生さんにお得なシステムになっています。
PiTaPaを利用する前に、通勤・通学の区間をあらかじめ「区間指定割引」を設定しておいた場合。
月々の利用料金の上限が1ヶ月の定期代までとなります。(約20往復の運賃が上限となっています。)
そして、「区間指定割引」に設定した区間をそれほど利用しなかった場合、通常運賃の計算をした上で「利用額割引」(毎月3,090円以上の利用で運賃が10%OFF)と比較して、安い料金が自動的に選択されます。
例えば、8月は夏休みなので、それほど電車を利用しないという場合。自動的にお得な運賃の選択をPiTaPaがしてくれるということです。
このサービスは 学生さんに関してお得になるお話しのように感じますが、通勤の方にも便利な機能だと思います。
盆暮れ正月など、まとまったお休みがあったり、時々出張したりするビジネスマンにとっても、いつでも最適な割引が適用されるPiTapaの区間指定割引は便利な機能だと言えます♪
▼【「minapitaカード」南海鉄道の場合】
「minapitaカード」(ミナピタカード)は、「PiTaPaカード」の一種で、南海鉄道が発行しているPiTaPaです。
基本的な機能はPiTaPaとほとんど同じですが、南海鉄道を優遇した運賃割引サービス・ポイントサービスがあります。(すでにややこしいですよね・・。)
minapitaカードを利用する場合、事前登録無しで利用回数割引が適用されます。
南海鉄道を利用する場合、PiTaPaの割引サービスを受けるために事前登録するが必要ありません。
南海・泉北高速は事前登録無しで利用しても、11回目の乗降車からの南海鉄道の運賃が10%引きになります。
割引の適用条件をクリアしていても、1ヶ月が経過すると、また1回目から利用条件の達成が必要になるので割引条件の月をまたいだ繰り越しはできません。
11回以上乗車するなど、よく南海鉄道区間を使う方でしたら、この割引システムはとってもお得だと思います。
何しろ面倒な事前登録が必要ありませんので、気が付いたら運賃の割引が適用となっているという優れものです♪
5.PiTaPaの割引は地下鉄にもある?
地下鉄を利用する場合でもPiTaPaの割引はあります。
次に、「京都市営地下鉄」と「京都市バス」「京都バス」のPiTaPa割引を確認してみましょう。
▼【京都市営地下鉄・京都市バス・京都バスの場合】
京都市営地下鉄と京都市バス・京都バスでPiTaPaを利用する場合、大人・子供ともに同じ割引制度になっています。
1ヶ月のPiTaPa利用額が、大人3,000円・子ども1,500円を超えた場合にPiTaPaの割引制度が適用されます。
割引の適用にはいくつかの決められたパターンがありますので、PiTaPaの利用を考えている場合は、これらの割引パターンを覚えておきましょう!
▼【大人料金の割引制度は?】
①・3,000円~3,300円まで運賃をPiTaPaで支払った場合
=「3,000円の支払いでOKです。
」
②・3,300円以上の運賃をPiTaPaで支払った場合
=「9.09%の割引になります。」
▼【子ども料金の割引制度は?】
⑴・1,500円~1,650円までの運賃をPiTaPaで支払った場合
=「1,600円の支払額でOK
です。」
⑵・1,650円以上の運賃をPiTaPaで支払った場合
=「9.09%の割引になります。」
大人でも子供でも、特に事前に登録する必要はありません。自動的にPiTaPaの割引が適用されます。
すべての種類のPiTaPaカードで割引が適用されます。
PiTaPa以外を利用した場合、その他の交通系ICカードでは割引がありません。
「京都市営地下鉄・京都市バス・京都バス」を合算した運賃で割引が適用されるので、とっても便利な割引制度だと言えます。
阪急バス・阪急電鉄の割引は?
▼【PiTaPaで安い!阪急バス】
「阪急バス」では、PiTaPaを使用した定額サービスを開始しています。
阪急バスは何度乗っても、1ヶ月の定額料金を超えることがありません。頻繁に使用する方にとっては便利な割引制度だと思います。
ただし、 指定した阪急バスの乗車区間限定での割引となるので事前登録が必要となります。
登録方法は、「PiTaPaのホームページ」から、「PiTaPa倶楽部」にログイン。
登録型割引サービスの照会・登録・取消を選択することで、事前登録が可能です♪
▼【PiTaPa倶楽部って何のこと?】
「PiTaPa倶楽部」は、PiTaPaに登録した個人情報の照会・変更・割引サービスの登録ができる公式サイトです。
さまざまなPiTaPaの割引サービスを受けるためには、PiTaPa倶楽部への登録が必要です。
会員登録は無料なので、PiTaPaを利用する場合は、忘れずにPiTaPa倶楽部に会員登録しましょう。
▼【PiTaPa倶楽部を利用するメリットは?】
PiTaPa倶楽部に会員登録すると、こんなことが可能になります♪
[PiTaPaに登録した個人情報の照会と変更]
PiTaPaに登録した情報を見ることができます。入力した住所、メールアドレスなどの変更もPiTaPa倶楽部で変更可能です。(ただし、提携カードは除きます。)
[利用明細の確認 ]
PiTaPaは後払い清算システムなので、自分がいくら使用したのか?しっかりと確認することが大切です。
あまり深く考えずに、クレジットカードのように利用してしまったら大変ですよね?
特に交通費や通信費(携帯代)などは、「いったい何に使ったのか覚えてない・・」ということが多い費用です。
どのくらい交通費を使用したのか、PiTaPa倶楽部で定期的に確認するようにしましょう。パソコンでもスマホでも確認可能です。
利用履歴照会が可能な期間は6か月です。ショッピングでPiTaPaを使用した明細、手数料、ポイントの有無などが確認できます。
[
割引サービスの照会・登録・取消
]
「PiTaPaの割引」に関する事前登録や情報の照会などはこの項目で操作することになります。
[ショップdeポイントの残高確認 ]
PiTaPaを運賃以外の目的(買い物・サービスなど)で利用すると、「ショップdeポイント」が貯まります。
貯まった「ショップdeポイント」は、PiTaPaにチャージすることが可能なので、忘れずに利用したいサービスです♪
PiTaPaの 割引サービスを無駄なく利用するためには、まずPiTaPa倶楽部に入ることが前提となります。
▼【阪急電鉄は利用回数割引で節約!】
1ヶ月の間(1日から末日まで)の期間で「11回以上」阪急電鉄の各駅を利用した場合、PiTaPaの割引が適用されます。
阪急電鉄での割引内容は、「11回~30回の乗車」=10%引き 「31回以降の乗車~」=15%引きとなっています。
PiTaPa割引の条件をクリアするための乗車回数は、 翌月への繰り越しがありません。次の月になったら、また1回目からのカウントになります。
また、区間が違っても運賃が同じ場合は「1回」の乗車としてカウントされます。これは、回数券のような感覚だと考えて良いかと思います。
▼【阪急電鉄の「区間指定割引運賃」もお得です!】
普段から阪急電鉄の同じ区間をよく使う場合、「区間指定割引」というPiTaPaの割引システムもあります。
阪急電鉄の「区間指定割引」は、最初によく使う区間を事前登録することで、1ヶ月の運賃を「利用回数割引」か「区間指定割引運賃」のどちらか安い方が適用されるという仕組みです。
最初に1度、利用区間を事前登録する手間はありますが、頻繁に使用する区間が決まっている方は確実に運賃がお得になります。
ただし、PiTaPaのIC定期券と一緒に使用することはできません。定期券区間をまたいで利用する場合は注意しましょう。
6.PiTaPaの割引はjr(ジュニア)もお得?
PiTaPaの割引はjr(ジュニア)でもお得なのでしょうか?まずは、「ジュニア」の定義を確認してみましょう♪
▼【小学生は「キッズカード」中高生は「ジュニアカード」】
PiTaPaを利用する場合、小学生は「キッズカード」中高生は「ジュニアカード」を利用します。
キッズカードからジュニアカードへPiTaPaを移行する場合、自動的に登録した住所にPiTaPaカードが送られてくるので、手続きの必要はありません。
ジュニアカードに割引はあるのか?という点なのですが、実は「あまりない」という答えがあっているかもしれません。
・・というのも、定期券を発行するには、通学証明書や購入証明書が必要となるので、塾でよく使用する駅間などで子ども割引の定期券が発行できる訳ではありません。
小学校入学前のキッズカードでは「小学生運賃」、中学校入学前のジュニアカードでは「大人運賃」が適用されるので、切り替えの間は切符で対応するなど、少し注意が必要になります。
7.PiTaPa提携カード「スタシアピタパ」
最後にPiTaPaとの相性が良い提携カードとして、「STACIA PiTaPa(スタシアピタパカード)」をご紹介します♪
阪急阪神が発行している「STACIA PiTaPa」は、PiTaPaショッピングの加盟店でPiTaPa決済をするごとに、100円で1ポイントが貯まります。
ここで貯まる「STACIAポイント」は500ポイント貯まるごとに、50円が交通機関の利用代金から自動的に値引きされます。
STACIA PiTaPaでのお買い物時、タイミングや店舗によって5倍・10倍のポイントが付与される場合もあるので、ショッピングしながら交通費も節約できます!
阪急阪神をよく利用していて、PiTaPaを利用する場合。STACIA PiTaPaはとってもオススメの1枚だと言えそうですね♪
8.まとめ
PiTaPaは共通カードとなる「通常のPiTaPa」以外に、私鉄各社から独自のPiTaPaカードが発行されています。
各社ごとに様々な割引システムがありますが、そのほとんどは交通機関で「11回以上」PiTaPaを利用した場合に割引が適用される内容となっています。
さまざまな関西の鉄道会社が、各社の公式サイトでPiTaPaの割引制度について説明をしています。
PiTaPaの割引制度が、どの会社でも統一されていたら・・。さらにPiTaPaの利用が便利になるのでは?と思ってしまいますよね?
しかし、PiTaPaのような割引率の良いカードは他に無いですし、ポストペイ(後払い)できるカードも中々ありません。
また、PiTaPaは提携カードも充実していて、銀行系のPiTaPaカードもあります。
ちょっとややこしい。(・・というか相当ややこしい)PiTaPaですが、上手に使うことで確実にお得になります♪
ぜひ、PiTaPaカードを手に入れて利用してみましょう!