クレジットカード返済を滞納する前にやるべきことは?
クレジットカードの支払いを滞納しそうだと、気が付いた段階で対処した方が良い場合があります。どうしても支払いが難しいときにもやるべき行動があります。
何かと便利なクレジットカードですが、使い方を誤ると大変なことになります。返済が遅延してしまいそうな時に出来ることを知っておきましょう!
1.クレジットカードをきちんと返済するために
手元に現金がなくてもクレジットカードがあると商品を簡単に購入することができますね。
ほんとにクレジットカードは使い勝手が良くて便利です。しかし返済日はかならずやってきます。無計画にカードを使うと苦労することもありますよ。
▼【返済方法を変えてみることも?】
クレジットカードでショッピングを楽しみ「今度の請求金額はこのくらいかな」とある程度予想していても、請求書が送られてきて「予定と違う」となった場合はどうしましょう?
支払日のおよそ10日前にカード会社から請求書が届くことが多いですが、届いた時点で請求金額が確定しているため、どうしてもその金額を用意する必要があります。
カード会社では会員サービスのひとつとして現在の利用状況を会員サイトで確認できるようになっているところが多いです。
また請求書が発行される前なら返済方法を変更することもできることにも対応しているようですね。
こまめに利用状況を確認して「今月はピンチ」と分かったら返済方法を分割払いやリボルビング払いに変更して対応してみましょう。
しかし既に請求書が届いてしまうと支払い方法を変更することは難しいようです。そのときはどうしたら良いのか考えてみましょう。
▼【コンビニのATMから一時的にキャッシングする?】
今利用しているクレジットカードにはキャッシング枠がありませんか?
クレジットカードを作成するときに「キャッシング枠は不要」を選択しなければ最低5万円や10万円の借入枠がついていることが多いですね。
請求書の金額に足りない分を一時的にキャッシングして支払日までに口座へ入金することで対応することも可能でしょう。
クレジットカードでの借入はコンビニのATMからでもできることが多いようです。わざわざ銀行のATMまで行かなくても近くのコンビニを利用しましょう。
キャッシングの仕方が分からなくても画面の指示通りにやれば簡単に利用することが可能です。
使っているカードがコンビニのATMに対応しているか、分からない場合はとりあえずATMにカードを挿入してみましょう。利用できる場合は画面が切り替わります。
もしカードが返却された場合は銀行のATMを利用すればOKでしょう。支払日までは、まだ日にちがありますよね。
準備は早めにしておけば、返済期日間際になって慌てることもありません。
2.返済期限に遅れるとどうなる?
▼【返済が遅延しそうなときはまず相談しよう】
もしどうしても支払日にお金を用意できないと分かったら、早めにカード会社へ連絡しましょう。支払日を過ぎてから行うよりも請求書が届いた時点で電話するほうが良いですね。
何も連絡しなければ支払い延滞、延滞金の発生、支払い督促のハガキ、担当者からの電話督促、と事態はどんどん悪い方向へ進んでしまうでしょう。
カード会社への連絡先はカード裏面に書いてある電話番号で良いようです。
もし分からなければインターネットで検索して担当部署へ連絡を入れます。相談する上で、自分が用意することはいつならば支払いが可能なのか?ということです。
◆返済方法を分割払いにできないか
◆支払日を給料日に合わせてもらえないか
◆次回の支払日に合算できないか
以上のことをできるだけ具体的に相談し、支払う意思はあることをカード会社に分かってもらうことが重要ですね。
いつなら払えるのでしょうか?ときかれて「分からない」では相談の意味もなく、本当に支払う意思があるのかも相手に伝わらないですね。
▼【延滞情報が登録されるのはいつ?】
クレジットカード会社によって手順が多少異なるかも知れませんが、第1回目の支払日に引き落としがされないと2,3日後にカード会社の担当者から電話連絡、もしくは振込用紙が同封された督促状が届くようです。
口座残高が請求金額に1円でも足りないと引落すことができないのです。
カード会社の担当者から「どうされましたか?」のような感じで電話がくるでしょう。また、引き落としができなかった通知と支払い用の振込用紙が届くこともありますね。
お金を用意していたのに他の引落しにより残高が少なくなったのならその旨を担当者に使えるか、振込用紙を使って支払えば良いでしょう。
しかしそれからまた数日経っても支払わないと2回目の督促状が届き支払期限を切られてしまうでしょう。
その期限までに支払えばまだ何とかなりそうですが、支払期限を過ぎた場合はクレジットカードの利用停止や最悪「カードの強制解約」があるかも知れません。
利用停止や強制解約は信用情報センターに登録される事項となり信用にキズがついてしまいますね。
それと同時に裁判所へ提訴されるおそれもあるでしょう。そうならないように早めの相談が必要と言えるでしょう。
3.どうしても支払いができないとき
▼【借金をまとめることを考える】
他にカードローンの支払いがあり、その結果クレジットカードの返済が毎月遅れてしまうようなら信用情報にキズがついてしまう前に複数ある支払い先をまとめてしまう方法もあります。
いわゆる「おまとめローン」ですね。このローンの特徴に毎月の返済額を減らし、金利も安くなることが期待できることにあります。
しかし「おまとめ」するには審査があり信用情報センターに照会されてしまいます。
照会した結果「滞納」情報があると審査落ちしてしまう可能性があるでしょう。カードローンやクレジットカードの残金を一度まとめて完済を目指すのです。
それと同時に生活状況を見直し無駄があるのなら徹底的にリスケジュールしましょう。それによって返済に回せるお金ができるかも知れませんよ。
▼【支払い不能なら債務を整理する?】
これはいろいろ手を尽くしても改善できないときの最終手段となります。
信用情報にキズがつき今後クレジットカードもカードローン、自動車ローンなどお金にかかわる契約をすることはかなり難しくなるため安易に選択することは避けたい方法です。
それでもこの方法を選択しないとどうしようもないところまで差し迫っているのなら「債務整理」を選択するより方法がないでしょう。
債務整理と言っても個人でできる方法もあります。裁判所へ「特定調停」を申し立てるのです。特定調停については下記の記事を参考にすると良いです。
また、どのような方法を取るのか分からない場合は「法テラス」に電話して相談するのも良いでしょう。とにかく債務整理は最後の手段として残しておくのがベストですね。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?クレジットカードは代金の支払いが後払いになるため、金銭感覚がマヒしやすい難点があると言えます。
いつ、なにを、いくらカードで支払ったのか?きちんと管理して使用するのが最も賢い使い方となるでしょう。
思わぬ出費で支払い計画が狂った場合、早めにカード会社へ連絡するのが良いですね。
ある程度は余裕を持たせることができるようなライフプランを立てることも、クレジットカードを利用する上では大事なことです。