MNP予約番号の取得方法|絶対注意のポイントは?〜有効期限と再発行〜
2.MNP予約番号の取得方法
3.MNP予約番号取得後の乗り換え方法
4.MNP予約番号は15日間の有効期限がある
5.MNP予約番号を取得するタイミング
6.MNP予約番号は再発行できる?
7.経験談とMNPのまとめ
数年前までは携帯電話会社と契約をする場合、「au・SoftBank・docomo」の3社が主流でした。
しかし、今では「MVNO」と言われる、格安で携帯電話やスマートフォンの通信契約ができる会社が増えてきましたね!
自分にあったプランに変更したいと思って、通信会社をじっくりと選ばれる方も多いのではないでしょうか?
その時に、場合によっては必要になるのが「MNPの予約番号」です。
「MNP予約番号」の取得方法、注意点をチェックしておきましょう!
1.MNP(携帯電話番号ナンバーポータビリティー)って何?
「MNP(Mobile Number Portability)」は、携帯電話番号ポータビリティの略称です。
「MNP番号」は、もともと契約していた携帯電話会社から他の携帯電話会社へ変更する際に必要になる番号のことです。
MNP番号を取得することで、携帯電話会社を変えても今使っている携帯電話番号をそのまま使用できるようになります。
2.MNP予約番号の取得方法
大手キャリア3社に関わらず、「MNP予約番号」の取得方法は、基本的には「電話」もしくは「店頭」で取得することになります。
また、MNP予約番号の取得には手数料が発生します。この手数料を「MNP転出手数料」と言います。
大手キャリア3社では、それぞれ「3,000円~5,000円」のMNP転出手数料が発生しますので、頭に入れておいてください。
ここでは人気の5社、「au・SoftBank・docomo・ワイモバイル・マイネオ」でMNPの予約番号を取得する方法についてご紹介します。
▼【「au by KDDI」でMNP予約番号を取得する方法】
・電話でのMNP予約
受付時間:9:00~20:00
電話番号:0077-75470
・店頭でのMNP予約
受付時間:各店舗に確認が必要(auショップとPiPi各店舗で可能)
・Webサイト(EZweb)からのMNP予約(3Gケータイ版のみ可能)
受付時間:9:00~21:30
注意点:パソコン、スマートフォンではWebサイトからの申し込み不可
▼【「SoftBank」でMNP予約番号を取得する方法】
・電話でのMNP予約
受付時間:9:00~20:00
電話番号(ソフトバンク携帯電話から):*5533
電話番号(フリーコール):0800-100-5533
・店頭でのMNP予約
受付時間:各店舗に確認が必要
・Webページ(My SoftBank)からのMNP予約(3Gケータイ版のみ可能)
受付時間:9:00~21:30
注意点:iPhone、スマートフォン、4Gケータイ、AQUOSケータイではWebサイトからの申し込み不可
▼【「NTT docomo」でMNP予約番号を取得する方法】
・電話でのMNP予約
受付時間:9:00~20:00
電話番号(docomoの携帯電話から):151
電話番号(一般電話から):0120-800-000
・店頭でのMNP予約
受付時間:各店舗に確認が必要
・Webページ(dアカウント)からのMNP予約
受付時間:9:00~21:30
注意点:「dアカウント」が必要
「一括請求/一括送付サービスの代表番号」や「3回戦以上のファミリーやり引きのご契約主回線」はWebサイトからの申し込み不可
▼【「ワイモバイル」でMNP予約番号を取得する方法】
・電話でMNP予約
受付時間:9:00~20:00
電話番号(ワイモバイルの電話番号から):151
電話番号(他社から、固定電話から):0570-039-151
▼【「マイネオ」でMNP予約番号を取得する方法】
・電話でのMNP予約
受付時間:9:00~21:00
電話番号:0120-929-818
3.MNP予約番号取得後の乗り換え方法
「MNP予約番号」を取得した後、乗り換えを希望している携帯電話会社で手続きを行いましょう。
まず、他社へ乗り換えをする際に必要なものを準備します。
・MNP予約番号
・本人確認書類(運転免許証やパスポートなど)
・印鑑
・「クレジットカード」もしくは「キャッシュカード」や「預金通帳とお届け印」
また、事前に携帯電話のデータのバックアップを取っておくようにしましょう。
大手キャリア3社のように、近くに店舗がある場合はそちらのスタッフにお任せすれば安心して手続きできます!
ただ、「MVNO」だと近くに店舗がなくてインターネットや電話での手続きをしなければならない場合もあります。
これから契約したい携帯電話会社の手続き方法は、事前にしっかり確認しておくようにしましょう。また、他社へ乗り換えをする際、乗り換えをした携帯電話会社で「契約事務手数料」がかかります。
「契約事務手数料」は3,000円ほどかかりますので、「MNP予約番号の発行手数料」と合わせて5,000円〜8,000円ほどの費用が必要になります。
具体的な手数料は、現在契約中の携帯電話会社と契約予定の携帯電話会社へ問い合わせをして確認しましょう。
4.MNP予約番号は発行から15日間の有効期限がある!
MNP予約番号には発行から15日間の有効期限があります。これを過ぎると予約番号の効力が無くなりますので、注意しましょう。
また、「mineo(マイネオ)」や「Y!mobile」など、会社によってはMNP予約番号の取得後、有効期限が「10日以上」残っている状態で申し込みをする必要がある場合もあります。
これは、乗り換えをする会社から「CIMカード」や「端末」を発送して、契約者の手元に届くまでに日数が必要になるからです。
余裕を持って手続きしないと、有効期限内に契約できない場合も有りますので気をつけて下さい!
5.MNP予約番号を取得するタイミングは「契約更新時期がベスト?」
MNP予約番号はいつでも取得することが可能ですが、無駄な費用を支払わないためにもタイミングを見ましょう。
無駄な費用とは「違約金」のことです。
大手キャリアには一般的に「2年縛り」と呼ばれる2年間の契約期間があります。この2年間の期間を過ぎると、自動的に契約が延長されます。
違約金が発生しないのは、「更新月」にあたる時期です。
更新月は、申し込み月から25ヶ月目になります。つまり、2年契約の24ヶ月を過ぎた翌月の1ヶ月間は、契約解除しても違約金がかからない期間になります。
携帯電話会社の乗り換えを考えている方は、この時期を見計らってMNP予約番号を取得する必要があります。
無駄な出費をしないためには、この期間内に携帯電話のキャリア乗り換えを済ませる必要があります。これは費用がかさまないようにするためにも必要な手順ですので、覚えておきましょう!
6.MNP予約番号は再発行できる?
「MNP予約番号」には有効期限あります。
さらに、有効期限を10日残した状態でなければ、乗り換えをするのが難しい場合もあり、15日以上が経過すると、MNP予約番号は無効になります。
無効になった時は、再度MNP予約番号を取得しなければなりません。
その時に気になることといえば、費用ではないでしょうか?
1度無効になったMNP予約番号の分も重複して手数料を取られてしまうのでは、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ご安心ください!MNP予約番号が無効になった場合、基本的に再発行時の手数料はかかりません。
また、MNP予約番号取得に回数制限もありませんので、何度でも予約番号の発行はできます。もし有効期限が足りなくなった、切れてしまった時は慌てずに再度MNP予約番号を取得しましょう。
MNP予約番号による携帯会社の乗り換えは、少し面倒に思えますね。しかし、これを行うことで、ご自分にあったプランや料金での契約変更ができます。
7.経験談とMNPのまとめ
私は以前、某大手キャリアから格安MNVOへ乗り換えをしたことがあります。
乗り換えをする際はかなり不安で、すでに乗り換えをしたことのある友人に何度も聞きながら準備を進めました。
また、格安MNVOへの乗り換えをすると、MNP転入の申し込みを行ってから数日間、電話が使えない期間が生じます。
これは、新しく乗り換えた携帯会社へ申し込みを行い、そこからSIMカードが届くまでの空白期間があるからです。
その空白期間もおそらく長くて2~3日程度でしょう。私も空白期間が1日で済みました。
しかし、この空白期間があるということは念頭に置いておきましょう。「UQモバイル」では代用機の貸し出しもあるようなので、必要な場合は借りると良いです。
ですが、落ち着いて手続きを進め、現在はその格安MNVOのスマートフォンを使用しています。月々の使用料は、以前の約半額の3,000円以下になりました。
とてもお得になるので、携帯電話会社の乗り換えを検討されている方はMNP予約番号を取得してみましょう!