クレジットカード引き落としのトラブル|良くあるパターンと対処法は?
クレジットカードの引き落とし口座を、「給与や家賃」「水道光熱費」などの引き落とし口座と同じにしている人は注意が必要です!
引き落とし日に残高不足にならない様に、普段からお金の管理をすることが必要になるからですね。
ところが、安心していたところに「クレジットカードの引き落としが出来ない」という連絡がくるケースがあります。
どんな時にこのようなトラブルが起きるのでしょうか?
引き落としが出来ない時のトラブルパターンと対処法をチェックしましょう!
1.銀行・カード会社のシステムエラー
銀行やクレジットカード会社のシステムは、トラブルが起きない様に常に管理されているものです。
しかし、ちょっとした停電やシステムエラー等で、正常に処理システムが動作しないこともあります。
偶然、引き落とし処理の際にそういったシステムエラーが起きると、銀行に十分なお金があるのに引き落としがされない、ということも稀に起きる可能性があるのです。
この様なエラーが起きた場合、利用者は当然引き落としされているだろうと思っていますが、クレジットカード会社としては残高不足だと思い、延滞扱いをしてしまう可能性があります。
何も知らないままだと、当日、または翌日にカード会社から連絡が来て、何の事だか分からずに焦ってしまうこともあるかと思います。
自分のせいではないにせよ、この様な事態防ぐ為には、こまめに通帳記入をすることが大切です。
もしかしたら誰かに暗証番号を盗まれてしまっていて、お金が全部引き出されているかも知れないのですから、すぐに残高確認するようにしましょう。
2.引き落とし時の残高不足への対策
クレジットカード引き落とし口座の残高不足を防ぐ為には、前日までにカード会社からの請求金額を確認、口座に入金しておくことが大切です。
最近では、インターネット上からでもカードの利用状況を照会できる様になっています。定期的に銀行で通帳記帳をして、残高が足りているかを確認しておくようにしましょう。
確認のタイミングは、なるべく引き落とし直前に行う必要があります。他に公共料金や携帯料金の引き落としがあった場合、状況に応じて微妙に残高が変わってしまうからですね!
一つの口座で全てのお金の出入りを管理していると、残高の変動が大きくなるので管理が難しくなります。
そう感じる場合は、クレジットカード引き落とし専用の口座を作るのも良い方法です。
お金を入金するのが面倒だという人もいますが、給与振込口座から現金を引き出す時についでに入金すれば良いだけです。
クレジットカードの引き落としは、当日になって必要な金額を入金しても間に合わないこともあります。必ず前日までにお金を補充しておく様にしましょう!
3.残高不足の場合は利用停止?
残高不足でクレジットカードの引き落としができない場合、クレジットカードが使えなくなるのでは、と心配する人もいるかと思います。
しかし1度くらい支払いが遅延した程度ならば、すぐに利用停止になることはほぼありません。
立て続けに支払いの遅延が2回以上続いたり、カード会社から連絡があっても期日までに入金しない場合は、確実に利用停止になると考えましょう。
クレジットカードの引き落としを滞納してしまう人は、ほとんどの場合、自分では分かっていても行動しない人ばかりなんです。
契約者に支払い延滞の常習性があると思われると、突然利用停止になることもありますので、普段からお金の管理をしっかりとしておく様にしましょう!
4.強制解約させられる?
クレジットカードの引き落としができない場合、強制解約させられるのでは?ということを感じることもあると思いますが、急に契約解除にはならないので大丈夫です。
それでは、クレジットカードの引き落としができない場合はどういう手続きが取られるのでしょうか?
まずは該当するクレジットカードの利用停止処置を受けて、それでも支払いに応じない場合に強制解約になります。
原則的に「契約者にきちんと支払う意志はあるか?」「カード会社からの連絡に対応する意思があるか?」が問われます。
何もせずにしらばっくれて逃げ回っているような状態だと、クレジットカードの更新が停止されます。クレジットカードには有効期限があり、ほとんどの場合は書留で新しいカードを送って来るのですが、これがストップすることになります。
これらの措置は段階を踏んで行われるので、まずはどんなに怖くて面倒でも、カード会社に相談して自分から問題を解決する姿勢を見せる様にしましょう!
5.ブラックリストにのる場合
クレジットカードの引き落としを滞納すると、「ブラックリスト」に載ってしまうことがあります。
「ブラックリスト」に載るのは、悪質な支払い遅延者の場合です。
クレジットカードの引き落とし残高が不足した場合、まずカード会社から連絡が来ますので、その時点で改めて指定された期日までに、支払い予定金額を支払えばまずその様なことにはなりません。
しかし連絡が来ても電話に出なかったり、督促状が届いても入金しなかったりすると、信用情報機関に事故履歴が残ってしまいます。
この情報は5年~10年間記録が残るので、将来ローンを組んだり、キャッシングを申し込む時に審査に不利になります。
6.まとめ
クレジットカードの引き落としは、当たり前の様に行われているので安心している人も多いのですが、何かの手違いでトラブルに遭ってしまう人もいます。
普段からお金の管理をして、万が一トラブルが発生した時に冷静に対処できる様にしておきましょう!