東京メトロTo Me CARD Primeカードの基本&利用上の注意!
To Me CARD Primeは、東京メトロに乗るごとにポイントがもらえるクレジットカード。
1回乗車で10ポイント、土休日なら20ポイントが付与され、メトロポイントはPASMOにチャージできます。
東京メトロユーザーが要チェックしたいポイントをご紹介します♪
1.To Me CARD Primeとは?
To Me CARD Primeは、東京メトロがクレジットカード会社と提携したクレジットカードです。
東京メトロに乗るごとにメトロポイントがたまり、クレジットカード機能を使うことでカードのポイントもたまるというWでお得なカードです。
東京メトロの地下鉄に乗っていると、乗車扉のガラス面に広告が載っていることがあるのですが、ご覧になったことがあるでしょうか?
東京メトロを使う人にはメリットの大きいこのカード、まずはどんなカードかを紹介します♪
2.カードの基本スペック
To Me CARD Primeは、年会費が必要なカードです。
初年度は年会費無料、2年目からは年会費2,000円(税別)がかかります。ただし、年間50万円以上To Me CARD Primeカードを利用すると、翌年も年会費が無料となります。
公共料金の支払いをまとめるなど、50万円以上To Me CARD Primeカードを利用する予定のある方にはおすすめです。
クレジットカード会社で提携しているのはJCBと三菱UFJニコス、三菱UFJニコスではVISAとMasterCardからブランドを選択できます。年会費はどちらも同じです。
ETCカードも同時に発行することが可能です。年会費は無料ですが、 ETCカード発行手数料が1,000円(税別)かかります。
家族カードもありますが、提携会社によって年会費は異なります。NICOSでは1,000円(税別)、JCBでは400円(税別)になります。
特典の豊富なゴールドカードもありますが、こちらは年会費が10,000円(税別)で、初年度から年会費がかかります。
また、カードを50万円以上利用したら翌年度の年会費無料、などのサービスもありません。
▼【東京メトロに乗るとメトロポイントがたまる!】
To Me CARD Primeカードの最大の特徴は、東京メトロに乗る毎に乗車ポイントが貯まることです。
この場合の1乗車は改札を通って地下鉄に乗り、改札を出るまでなので、乗り換えなどしても1乗車とカウントされます。To Me CARD Primeでは、1乗車につき10ポイントが貯まります。
一般カードは1乗車で2ポイント貯まるため、To Me CARD Primeは5倍ポイントがたまりやすいことになります。ちなみにゴールドカードは1乗車で20ポイント貯まります。
この乗車ポイント、土曜日・休日でのご利用ではなんと2倍になります。
ここでの土休日とは、土曜日、日曜日、祝日、休日、12月30日、12月31日、1月1日、1月2日、1月3日で、土休日によく東京メトロに乗車する人はかなりお得になります。
メトロポイントは、10ポイントを10円としてPASMOにチャージできます。
東京メトロのほぼ全駅に設置してある、ピンク色の多機能券売機で、「メトロポイント」というボタンに触れ、「メトロポイントでチャージ」に触れます。
操作方法が分からない場合は、駅員さんに尋ねてみて下さい。
また、貯まったメトロポイントは他のポイントに交換することもできます。
▼【ANAマイルに交換】
1,000ポイントを600マイルに
▼【楽天ポイントに交換】
500ポイントを500ポイントに
▼【nanacoポイントに交換】
500ポイントを500ポイントに
交換レートは上記になります。東京メトロの会員サイトから交換することができますので、ポイントが貯まったらログインしてみてください。
▼【乗車ポイント以外のメトロポイントの貯め方】
メトロポイントは、乗車以外の方法でも貯めることができます。
まずは、メトロポイントPLUS加盟店で買い物をする方法。メトロポイントPLUSに加盟している店舗や自動販売機、コインロッカーなどでメトロポイントPLUSを登録したPASMOを使うと、ポイントが貯まります。
自動販売機は100円ごとに1ポイント、店舗は200円ごとに1ポイントです。
また、定期券を購入した場合は1,000円ごとに5ポイントが貯まります。定期券の詳細はTo Me CARD Primeの背面に印字されます。
他には、ANAマイルからの移行で、10,000マイルを10,000ポイントに。カード会社ポイントの移行で、200ポイントを1,000ポイントに交換することができます。
貯まったポイントは駅の多機能券売機券売機や東京メトロの会員サイトで確認できます。
オートチャージは最初から
To Me CARD PrimeのPASMOには、最初からオートチャージが設定されています。
オートチャージは、PASMO残高が設定した金額より低くなると、自動改札機にタッチするだけで自動的に残高が増えるというしくみです。
カードが届いたときの初期設定は、2,000円を切ると3,000円チャージされるようになっています。金額の設定は多機能券売機で変えられますので、1,000円~10,000円の範囲で、お好みの金額に設定して下さい。
1,000円分オートチャージをしたら1,000円分クレジットカード機能を使ったことになるので、その分のクレジットカード会社のポイントがつきます。
カード会社のルールに則り、通常のクレジットカード使用と同じように、まとめて請求されます。
lass=”label label-lightblue”>PASMO一体型と分離型
To Me CARD PrimeにはPASMO一体型と分離型があり、入会申込時に選ぶことができます。
カード枚数を減らしたい、財布をすっきりさせたい人は一体型、クレジットカードを持ち歩きたくない人は分離型を選ぶと良いでしょう。
▼【対応ブランドはJCB、VISA、MasterCard】
クレジットカードのポイントは、以下のサービスなどを利用すると付与されます。
- 買い物
- 定期券購入
- PASMOオートチャージ
- 提携サービス
- 公共料金
- 携帯電話料金の支払い
JCBは「Oki Dokiポイント」、VISA、MasterCardを使った場合はNICOSの「NICOSゴールドポイントプログラム」というポイント制度を使うことができます。
3.入会する前に!注意点はこちらです
To Me CARD Primeについて、知っておきたい注意点がいくつかあります。
まず、東京メトロに乗車するともらえるメトロポイントは、メトロポイントPLUSという登録をしないとつきません。
会員サイトや東京メトロの駅にある多機能券売機から設定する必要があります。
オートチャージは最初から設定されているので勘違いしがちですが、「何度も乗車したのにポイントがついていない!」ということがないように、カードが届いたらまずメトロポイントPLUSを設定することをおすすめします。
また、そのメトロポイントですが、定期券圏内は何度乗っても付与されません。
それ以外の区間に一駅でも乗れば、つまり、乗車の運賃を支払う区間に乗れば、ポイントがつきます。そのため、通勤・通学でその区間しか東京メトロに乗らない、という方は注意が必要です。
最初から設定されているオートチャージ機能ですが、カードが届いた段階では残高が0円です。一度自動改札機にタッチするまでは、例えば自販機でジュースを買おうと思っても使えません。
To Me CARD PASMOのオートチャージ機能は、首都圏、仙台、新潟以外の自動改札機では使えません。PASMO自体は一部を除き、全国で使用できるので、残高にだけ注意が必要です。
最後になりますが、東京メトロの多機能券売機でTo Me CARDの操作する際、確認番号を求められます。
確認番号の初期値はクレジットカードの暗証番号ではなく、誕生日の4桁です。会員専用サイトで変更できるので、4桁の好きな番号に変更し、適切に管理するようにして下さい。
4.ポイント還元率は高い?
東京メトロをたくさん乗る人には、ポイント還元率は高いです。
メトロポイント10ポイントがそのままPASMOのチャージ10円分になるので、平日は10円引き、土休日は20円引きで東京メトロに乗車しているのと同じ計算になります。
また、貯まったポイントの交換先も多数選べるため、貯まったポイントをそのまま放置してしまい、失効、ということも少ないと思います。
クレジットカード会社の方のポイント還元率はあまり高くないので、東京メトロに頻繁に乗る人向けのカードです。
5.ソラチカカードと比較!どう違う?
To Me CARDにANAカードの機能を追加したのがソラチカカードになります。To Me CARD Primeとソラチカカードを比較すると、
・乗車ポイント:ソラチカカードは1乗車で5ポイント(To Me CARD Primeは10ポイント)
・ANAマイル:ソラチカカードは100ポイントを90マイルに交換(To Me CARD Primeは1,000ポイントを600マイル)
ソラチカカードはTo Me CARD Primeに比べ、ANAマイルとの交換レートが1.5倍で、少ないポイントから交換することが出来ます。
逆に東京メトロの乗車ポイントは半分になります。ANAをよく使用する人は、ANAマイルがより貯まるソラチカカードの方がお得です。
6.まとめ
To Me CARD Primeは、東京メトロによく乗る人にはとても恩恵の多いカードです。
逆を言えば、地方に住んでいる人や東京メトロの沿線に住んでいない人、東京メトロには乗るけれど定期券しか使わない人には、ほとんどメリットがありません。
2年目から年会費がかかるため、元をとれるかどうか自信がない方は、試しに1年使ってみて、実際にどれくらいポイントがたまったか調べてみるのはいかがでしょうか?
年会費よりもポイントが貯まったら2年目以降も継続して使えばいいと思います。
To Me CARDは、東京メトロのTo Meであると同時に、「私のための」という意味のTo Meで、「カードを持ってくれる皆様のためのカード」という意味を込めているそうです。
東京メトロユーザーの著者も持っているこのカード、都内在住の方にはおすすめできる一枚です♪