ANAカードはマイル移行とポイント交換どちらがお得なのでしょうか?
ANAカードで貯められるマイルは様々なポイントへの交換&移行が可能ですが、どのように利用したらお得なのでしょうか?様々な使い道が便利なマイルの貯め方から、還元率の高低、ポイントの交換方法やポイント移行にかかる手数料など、マイルに関する情報を調査しました!
1.ANAカードのマイルとは?
クレジットカードの利用などでよく耳にする”マイル”という言葉。これは距離や速度の計測に用いられている単位ですが、ANAカードにおけるマイルと言えば、いわゆる”ポイント”のことを指します。マイルを貯める、マイルを使う、マイルを交換すると言うと、マイル=ポイントといったイメージが得られやすいのではないでしょうか。さらに、マイルを利用したシステム全般のことは「マイレージサービス」と呼ばれています。
ANAのマイレージサービスには、「ANAマイレージクラブ」というものがあります。飛行機に乗ったり、ショッピングしたりすることでマイル(ポイント)が貯まり、貯まったマイルはいろいろなものに交換・使用することが可能です。ここでは、そんな便利なマイルの貯め方や交換方法などをご紹介していきます。
2.貯め方と還元率をチェック!
▼【飛行機だけじゃない!ショッピングでも】
お伝えしている内容の通り、ANAカードのマイルはさまざまな場所で貯めることが可能です。さて具体的にはどのようなサービスを利用することによってANAマイルを貯めることができるのでしょうか?
■旅行や出張で貯める ■
・ANA国内線/国際線/提携航空会社(主に海外の航空会社)
・車関連(ガソリンスタンド/タクシー/レンタカーなど)
・ホテル
・レストラン
・旅行の口コミ投稿
■買い物で貯める ■
・コンビニ/ドラッグストア
・スーパー/百貨店
・お土産/免税店
・ネットショッピング
■契約で貯める ■
・銀行や保険の取引
・通信サービス契約(プロバイダ/Wi-Fiなど)
・公共料金のお支払
・引越し申込
・資格取得の口座申込
■その他いろいろ ■
・ウェディング
・ゴルフ場
・美容室
・ペットショップ
上記以外にもANAマイルポイントはさまざまなサービスと提携しているため、他のポイントと比べて比較的貯めやすいポイントだと言えます。マイルについて飛行機利用のみで貯まると思っていた方や、提携会社の意外な多さに驚かれた方もいるのではないでしょうか?
▼【還元率は低い?それとも高い?】
マイルを効率よく貯めたとしても、貯めたマイルを上手に使えなければ意味がありません。クレジットカード利用時の気になる「マイル還元率」について見てみましょう。マイル還元率とは、貯めたマイルに対して利用した金額(利用金額)と、貯めたマイルで交換できる金額(還元額)を分かりやすく表した割合で、基本的に「還元額÷利用金額」のような計算式で求めることが出来ます。
ANAカードの公式サイトでは「換算率」として、1,000円=1ポイント=10マイルのように表記されています。これは、1,000円利用すれば10マイル貯まるということです。1マイルが現金でのいくらに相当するのかは提携会社によって異なりますが、例えば1マイルから使える「ANAショッピング A-style」では1マイル=1ポイント=1円に交換することが可能です。1,000円の利用で10マイルが貯まり、その10マイルは10円に交換できるため、10円÷1,000円=0.01=1%、これが還元率となります。
還元率が高いほどお得だということさえ分かっておけばOKです。一般的なクレジットカードの還元率は0.5%と言われていますが、ANAカードでは還元率が1%以上であることが多いため、比較的還元率の高いカードだと言えるかもしれません。しかしながら、ANAカードの種類や利用する店舗によってマイルの付与される方法はさまざまなため、一様に高い還元率だとは言い切れないでしょう。
マイルプラスがお得らしい?
利用金額に対して付与されるマイルが多ければ多いほど、還元率が高いと言えますが、今まで以上にマイルを多く貯めたい!という時に使えるサービスが「ANAカードマイルプラス」です。ANAカードマイルプラス加盟店でANAカードを利用すると、一般的なANAカード利用時に付加されるマイルとは別にさらにマイルが付加されます。付与されるマイル数は、100円または200円の利用に付き1マイルとなっています。
一部対象外の商品や条件などがありますが、出来るだけANAカードマイルプラス加盟店でANAカードを利用すると、マイルへの還元率も倍に近いほど高くなり、とってもお得です。どのようなお店が、ANAカードマイルプラス加盟店になっているのかは下記の公式サイトでご確認ください。
3.ポイントの交換方法と交換率
貯めたマイルはそのまま提携サイトで利用することが可能ですが、マイルから他社のポイントへ交換することも可能です。ポイント交換の方法は、インターネットでの申込みと空港からの申込み、2通りとなっています。一例として、マイルから楽天Edyのポイントに交換する方法(インターネット申込み)をご紹介します。
■ネットでの申込み ■
1.ANAマイレージクラブにログイン
2.マイル→使う→ポイント交換をクリック
3.楽天Edyを選択
4.「楽天Edyに交換する」をクリック
5.「インターネットで交換を申し込む」をクリック
6.画面の案内に従って進めば申込みは完了!
7.申込みから60日以内にEdyを受け取る
ANAマイレージクラブにログインしたあと、ポイント交換ページで案内に従って進めていくことで、ポイント変換は問題なくできると思います。変換したポイントには受け取り期限がありますので、手続きをした際は早めに受け取りを済ませるようにしましょう。空港での申込みについては下記のページを参考にしてください。
ANA Web KIOSKについてご案内です。ANAのフライトや生活シーンでマイルが貯まる「ANAマイレージクラブ(AMC)」。航空券予約をはじめ、ボーナスマイルやキャンペーンなど簡単・便利・お得なサービスが満載です。
提携サイトが豊富!交換率一覧
貯まったマイルをどう利用するか悩みますよね。楽天Edy以外のポイント交換先と交換率(交換レート)は下記の通りです。
■ポイント交換先:~2万マイル/3万マイル~
[スターバックスカード]
1万円分/5,000円分
[iTunesギフトコード]
1万円分/5,000円分
[電子マネー「楽天Edy」]
1万円分/5,000円分
[iDバリュー]
1万円分/5,000円分
[Tポイント]
1万pt/5,000pt
[セブンカード/アイワイカード]
1万pt/5,000pt
[Tokyo Metro To Me CARD★]
1万pt/5,000pt
[TOKYU POINT★]
1万pt/1万pt
[タカシマヤカード(ゴールド)]
1万pt/5,000pt
[ヤマダ電機]
1万pt/5,000pt
[楽天スーパーポイント]
1万pt/5,000pt
[Suicaポイント]
9,500pt/4,750pt
[PiTaPa ショップ de ポイント]
10万pt/5万pt
[Suica(ANA VISA Suicaカード会員限定)★]
1万円分/1万円分
[ICい~カード電子マネー]
1万円相当/5,000円相当
[京成グループポイント]
1万pt/5,000pt
[はやかけんポイント]
1万pt/5,000pt
[マツモトキヨシ現金ポイント]
1万pt/5,000pt
[μスター ポイント]
1万pt/5,000pt
[カエトクマネー]
1万円相当/5,000円相当
[JRタワースクエアポイント]
1万pt/5,000pt
[JQポイント]
1万pt/5,000pt
[nanacoポイント]
1万pt/5,000pt
[三越伊勢丹グループのエムアイポイント]
1万pt/5,000pt
※1万マイルあたりの交換ポイント数です。
※★の付いているものは別途条件などがあります。
上記に挙げた交換先だけでも24社があり、どこもよく耳にするお店ばかりですよね。ほとんどの交換先で、2万マイルまでなら1万マイル=1万円分、3万マイルからは1万マイル=5千円分となっているようです。ポイントを交換する際の参考にしてみてください。
4.移行手数料とは?交換よりお得なの?
▼【移行方式(自動あり)と所要期間】
マイルの移行とマイルの交換については同じ意味だと言えますが、ここでは”交換”はマイルの交換ではなく、クレジットカードの”ポイント交換”としています。クレジットカードのポイントをマイルに移行した方がお得なのか、そのままカード会社でポイントとして交換した方がお得なのか、どちらがいいのか迷う人も多いのではないでしょうか?
ひとつの判断材料として、どんな移行方式があるかを見てみましょう!
■ANA JCBカードの場合■
・マルチポイントコース
手動で移行。所要時間は申込みから約1週間
・マイル自動移行コース
自動で移行。所要時間は毎月の振替日まで
■ANA VISA/マスターカードの場合 ■
・応募方式
手動で移行。所要時間は申込みから約1週間
・自動移行方式
自動で移行。所要時間は毎月末日。登録までに約1~2ヵ月かかる
自動でマイルを移行してくれるのは便利な機能ですね。クレジットカードのポイント交換でも様々な商品や電子マネーと交換することが出来ますが、マイルの交換先に比べると提携会社が少ないように感じられます。そのため、条件に問題がなければそのままポイントを使うよりも、マイル移行する方がおすすめだと言えます。ここで問題になるのは移行手数料についてですね。
▼【JCBの移行手数料はいくら?】
マイル移行すると提携先が多いので、使い道が増えるというメリットがありますが、一方のデメリットとして移行手数料があることが挙げられます。先ほど例に挙げたJCBとVISA/マスターカードのマイル移行手数料は下記の通りです。
■JCB ■
・一般/ワイド/ソラチカカード:5マイルコース 無料/10マイルコース 年間5,000円+税
・プレミアム/ワイドゴールドカード/学生用:無料
■VISA/マスターカード■
・クラシック:5マイルコース 無料/10マイルコース 6,000円+税
・ゴールド/プラチナ プレミアム/銀聯:無料
コースによってはそれなりの費用となりますが、無料であればマイル移行がお得かと思われます。コース内容やカードの種類を検討の上、マイル移行がお得かどうかの判断をしてみてください。
▼【家族カードの移行手数料】
家族カードの利用時もマイルへの移行手数料は必要ですが、家族カードのマイルも一つにまとめることが可能です。家族カードで貯まったマイルをまとめたい場合、「ANAカードファミリーマイル」に登録し、代表者(親会員)のマイル口座に合算します。少しずつ貯まっているマイルでは上手に使えないこともありますが、家族全員でマイルを貯めれば使い道も広がるため、ファミリーマイルはおすすめのサービスだと言えます。
5.有効期限やポイント数を確認
有効期限はいつまで?
マイルの有効期限は利用日から3年間(具体的には36ヵ月後の月末)となっています。1年間といった有効期限のポイント制度が多い中、マイルの有効期限は3年間と長めに設定されています。
クレジットカードのポイントは1~2年が有効期限となっている場合が多いので、有効期限が切れそうなポイントは期限切れの前にマイルに移行しておくと、有効期限が伸びるので利用しやすくなりますね。
ウェブサイトやアプリで確認
貯まったマイルや有効期限については、パソコンやスマホを使ってウェブサイトやアプリで確認したり、電話・メール・郵送などによって確認することが可能です。ウェブやアプリでは「マイル口座残高照会」というメニューがありますので、そちらから確認することが可能です。
また、ANAメールマガジンに登録すると、マイルの残高がメールマガジンに記載されているので容易に確認が可能です。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?ANAカードを使えば「ANAカードマイルプラス」など、お得にマイルを貯めるサービスを利用することもできますし、貯めたマイルは電子マネーなどに交換したり、ショッピングなどに利用したりすることが可能です。
他のクレジットカード会社と比べてみても、マイルの提携先は非常に豊富ですよね。
また、マイルは有効期限が3年間と長いですし、パソコンやスマホからマイル数や有効期限を簡単に確認することも出来ます。
クレジットカードのポイントもマイルに移行できますし、移行手数料が無料であれば、ポイントをお得に利用できる幅も広がるはずです。ANAマイルを貯めて、有効に活用してみてください。