クレジットカードの返済ができない場合の4つの重要な対処法とは?
いつでも気軽に利用できる便利さが魅力のクレジットカードですが、その気軽さゆえ気が付くと使い過ぎていた!
そんな事態に陥ってしまう人も多いかも知れません。
クレジットカードの返済が間に合わなくなってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?その方法を見ていきたいと思います。
1.クレジットカードが返済できない時は?
手持ちの現金がなくても買い物を楽しめるクレジットカード。使っている時は楽しいのですが、返済日の引き落とし金額を知って驚いた経験は誰にでもあることでしょう。
クレジットカードの支払いが間に合わず、返済が滞ると気づいた際にするべきことを見ていきましょう。
▼【①・クレジットカードの利用状況をチェックする】
クレジットカードの利用状況を細かくチェックしている人は意外と少ないのではないでしょうか?
支払いが滞ってしまったことすら、カード会社からの連絡で初めて気が付いた…なんていう人も中にはいるかも知れません。
「返済できない!」と気づいた場合、まず最初に自分のクレジットカードの利用状況をチェックしてみましょう。まずは状況を把握することが問題解決の第一歩となることでしょう。
チェックする項目については以下の内容を参考にしてみてください。
- 利用限度額
- 利用可能残高
- 返済金額
- カードの締め日
- 返済日
- 返済用の口座残高
▼【②・返済方法の変更を検討する】
現在の利用金額と返済用の口座残高の確認が済んだら、次に確認するべきポイントは「現在選択(登録)している支払い方法」についてです。
一例として、 前の月に合計10万円の買い物をしていた場合で考えてみたいと思います。
10万円の買い物に対して1回払いを選択していれば、翌月の返済金額は当然ながら10万円になります。
しかし10万円をまとめて支払う余裕がなかった場合、返済ができない状況に陥ってしまうのは明白です。その場合は、まず返済方法の変更をオススメします。
▼【③・リボ払いか分割払いを利用する】
返済方法を1回払いから「リボ払い」か「分割払い」に変更することは、ほとんどのクレジットカード会社で対応可能となってきています。
返済方法の変更手続きは、クレジットカード会社のホームページから手続きする、もしくは電話連絡することで変更が可能です。
▼【④・リボ払いのメリットとデメリットを把握しよう】
返済ができない場合、最初に有効だと考えられる手段として、リボ払いなど支払い回数を増やして毎月の負担を軽減する返済方法ですが、メリットと同時にデメリットもあります。
ここではリボ払いを利用する際のメリットとデメリットを簡単にあげておきたいと思います。
◆リボ払いのメリット ◆
- 月々の返済金額が軽減されるため確実に返済できる
- 遅延や滞納がないので信用情報に傷がつかない
◆リボ払いのデメリット ◆
- 返済が完了するまでの支払い回数が増えるため結果的に手数料を多く取られてしまう
- 月々の返済額が少ない上に一定のためクレジットカードで買い物しすぎてしまう可能性も ・・
- 返済日近くに返済方法を変更してもすぐには反映しない点にも注意
2.キャッシングの返済ができない場合
クレジットカードには提携先のATMやキャッシュディスペンサーなどから、まとまったお金を現金で借りる事が可能なキャッシング機能も付いています。
キャッシングでお金を借りて返済できない場合はどうなるのでしょうか?
▼【返済するまで何度も連絡が来る】
キャッシングの返済ができなかった場合、翌日にはカード会社から携帯電話や自宅に電話連絡が来ます。
その際に「いつ入金できるのか?」と必ず聞かれるので、返済日時について回答することになります。
その後、約束が守られなければ何度でも連絡が来ます。居留守を使ったり、その場しのぎの言い訳などはしない方が無難です。
▼【3ヶ月間返済しないとどうなるのか?】
返済の遅延が3カ月に及ぶと事故情報として個人信用情報機関に登録されます。この時点で新たな借り入れや、クレジットカードの利用、住宅や車のローンも完済後5年は利用できなくなってしまう可能性が高くなります。
3.返済できない場合!4つの対処法
返済方法を変更しても返済できそうにない、そんな場合はどうすればよいのでしょうか。困った時の対処法を4つご紹介します!
▼【①・まずはカード会社に連絡をする】
最初にするべきことは、自分からカード会社に連絡を入れることです。カード会社のカスタマーセンターに返済についての相談をすれば、返済時期や返済方法についてアドバイスがもらえます。
中には返済できないからといって、カード会社からの連絡を無視してしまったり、カードを無くしたなど付け焼き刃と言えるような嘘をついてしまう人もいるようです。
しかしそのような対応をしたからといって、返済が免除されることはありません。
返済が難しいとわかった場合、返済日より前にカード会社に連絡を入れて、返済日が遅れてしまう等の説明をするなど、カード会社とのコミニケーションを図ることが大切です。
▼【②・親などの身内にお金を借りる】
どうしても返済できない場合、まずは直面している支払い金額の返済方法を考えなければなりません。
親戚などの身内にお金を借りることも、差し迫った場合の対処法の1つとして考えてみるのも良いと思います。成人した立派な大人が、親や身内にお金を借りることはとても恥ずかしいことだと考える人が多いかと思います。
借りる相手が、借用書が必要にならないような 親族といえども、お金を借りる場合は必ず借りる理由と金額、返済の予定など、文書として書いて渡すのがマナーとして大切かも知れません。
結果的に返済出来ないままだと身内にも迷惑がかかってしまうという可能性があることも考慮しましょう。
どうしようもない切羽詰まった状況に陥ってしまった時は、この手段も可能であれば取り入れてみたいですね!
▼【③・短期のアルバイトをする】
返済額を補うために一時的に短期のアルバイトをしてみるのも現実的な方法だと思われます。本業の他に副収入になる期間限定のアルバイトなどを探してみるのも良い方法です。
▼【④・弁護士に無料相談してみる】
他の対処法も取ることが出来ず、返済のめどが立たない場合は弁護士の無料相談を利用してみましょう。弁護士が相談者の味方となって最善策を助言してくれることでしょう。
4.支払いの計画を立て誠意を見せること
便利で気軽に利用できるクレジットカードですが、ついつい買い物をしすぎてしまうと、誰にだって簡単に返済できないような状況に陥ってしまう可能性があります。
返済できないと分かった場合、まずは状況を正確に把握して支払いの計画を立てることが大切です。
それでも返済が難しい場合は、カード会社に連絡を入れて支払いする気持ちがあるという誠意を見せることも、今後の付き合いのために大切になります。
しかるべき人や専門機関に相談するなど、躊躇せずに行動してみるというのも良い方法です。とても便利なクレジットカードですが使い方には気をつけたいものですね。