三菱UFJ銀行銀行カードローンの限度額は?仕組みを把握しよう!
カードローンを契約するにあたって、気になるポイントの一つと言えば限度額でしょう。
利用限度額は契約する会社や審査結果によって変わってきます。三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」の限度額はいくらになるのでしょうか?
1.三菱UFJ銀行カードローンの限度額
カードローンは住宅ローン等、お金の使い道が決まっている有目的ローンとは違い、用途を問わず貸し付けを行う無目的ローンです。
いつでも安心して借り入れができるように限度額が設定されています。契約した利用限度額以内であれば、定められた金利で貸し付けを行うという仕組みです。
三菱UFJ銀行のカードローン「バンクイック」は広告に力を入れており、街中のポスターやテレビCMなどで目にすることも多いのではないでしょうか?
▼【複数のカードローンを比較する人へ!】
カードローンは一人で複数組むことが可能です。カードローンの商品によって限度額や金利は様々なので、各社の契約条件を比較して最も良い条件のカードローンを利用することも可能です。
これからカードローンを申し込むという方、使い方がよく分からないという方にとっても知っておきたい情報をご紹介します。
▼【カードローンの限度額とは?】
(ご利用限度額)
・借入できる上限金額のこと
カードローンの限度額は申込時に行われる審査によって決定します。どの会社も「限度額と金利は反比例」しています。
つまり、限度額が大きくなればなるほど金利は下がっていくということになります。
審査する会社としては「この人には多額の現金を貸しても、ちゃんと返してくれる」と判断するため、金利を低くして借りやすくするといった心理が働いています。
▼【バンクイックの限度額はいくら?】
バンクイックの限度額を見てみましょう。
■三菱UFJ銀行「バンクイック」限度額と金利
- 400万円超500万円以下:年1.8%~年6.1%
- 300万円超400万円以下:年6.1%~年7.1%
- 200万円超300万円以下:年7.1%~年9.6%
- 100万円超200万円以下:年9.6%~年12.6%
- 10万円超100万円以下:年12.6%~年14.6%
限度額は最大で500万円までです。無目的ローンは住宅ローンのように数千万円といった金額の借り入れはできません。
カードローンの限度額としては標準的だと言えますが、日本を代用するメガバンクなだけあって保守的な印象を受けます。
2.カードローンの限度額は変動する?
カードローンの限度額は審査後に決定されますが、ずっと同じではなく変動することがあります。
増額されることもあれば減額されることもあり、様々な要因によって変動します。限度額がどのように変動するのかをまとめました。
▼【限度額増額のケース】
基本的に増額申請は、バンクイック側から連絡が来ることがほとんどで、自分から申請しても認めてもらえないことが多いです。
私たちが利用する中で減額を希望することは無くても、増額を希望することは多いでしょう。なぜなら限度額が増えれば金利が下がり、利息の支払いを少なくできるからです。
そのためカードローンでは「増額審査」の希望を出すことができます。
増額審査とは契約時から年収や勤務先の変更があったり、返済実績を積み重ねたりし、契約時よりも信用力が上がったと判断した際に行うものです。
今の信用力で再度審査を行った結果、限度額が増額になることはあります。
ただ年収が数万円上がった程度では認めてもらえないことは多いでしょう。定期的に見直し審査を行っているカードローン会社もあり、向こうから増額の案内が来ることも多いです。
▼【増額審査のポイント】
増額したい場合は、返済期日を必ず守り、繰上げ返済をして残高を減らすなど、信用できる実績を作ることが重要です。
残高が減ってくると、自然と枠を引き上げてくれるように相手側から連絡があるでしょう。
増額審査のポイントは、カードローン会社の立場に立つと分かりやすいでしょう。
お金を貸す側からすれば利息が収益になるため、できるだけ長い間借り続けてもらって、利息を貰いたいところです。そのため完済されてしまうと、収益な無くなってしまいます。
現在順調に返済をしている人に対しては、金利を下げればまた借りてくれるかもしれないと思い、限度額増額に応じる可能性が高くなります。
逆に残高が全然減っていない人は、さらに貸すと返済不能になるのではないかと不安になり、逆に限度額を下げられる可能性があります。
増額審査のポイントとしては、自分はカードローン会社にとって良い顧客かそうでないかを意識すると良いでしょう。
▼【減額されるケースもある?】
返しては借りてといった事を繰り返していると、限度額減額や一時的に借り入れがストップしたり、契約解消で残額を返済することになる場合があります。
例えば、銀行のカードローンを利用していて、契約継続謝絶通知がある日突然届いて、その日を境に借り入れの利用が出来なくなることがあります。支払いの遅延・延滞が一度もない場合でもこういったことがあります。
これは、返しては借りての繰り返しで元金が減らない状況を数年間継続したり、消費者金融などの借り入れが総量規制をはるかに越えているような場合、契約者に返済能力がないと判断されることがあるからです。
カードローン限度額を減額されるケースは存在します。どんな場合に行われるのかを考えてみましょう。
■返済能力が無いと判断された場合
借り入れした元金が一向に減らない場合、貸した側からすれば返済できないのではないか?と不安になります。多重債務になり自己破産されてしまうと、貸した側にとっても大きな問題です。
そういった事情があるので、元金が減少しない状態が長い間続くと、限度額を引き下げられる可能性があります。
■他のカードローンも利用している
どの会社からいくら借りているか?といった情報は、信用情報機関に登録されているため、金融機関はいつでも契約者の状況を確認することができます。
他の会社からの借り入れが膨らんでいるのであれば、貸し倒れのリスクが高いと判断されて、限度額を引き下げられる可能性もあります。
■延滞、滞納を繰り返している
バンクイックを始めとするカードローンには毎月の最低返済額が決まっています。最低返済額も返済できない=返済能力が低下していると判断され、限度額が引き下げられるでしょう。
注意点として、増額審査を行うとこれらマイナスの情報が発覚してしまい、逆に限度額を下げられるケースがあるようです。
遅かれ早かれ下げられる限度額を、自ら早めてしまうことの無いように、自分の信用能力はよく把握しておきましょう。
3.各社カードローンの限度額を比較
年収次第だから貸せる人には貸す。その部分は各社の競争だから早く契約して利用してもらった業者が長期の安定的な利息収入を得ることが出来る。
バンクイックの限度額はご紹介しましたが、他の会社の限度額はどのような水準なのでしょうか?代表的な数社を見てみましょう。
■横浜銀行カードローン
最大借入限度額:1,000万円
恐らくカードローン会社の中では最高レベルに限度額が高い商品です。地方銀行ですが来店不要で契約可能なため、どの地域に住んでいても申し込み可能です。また限度額300万円以下は収入証明書不要となっています。
■ソニー銀行カードローン
最大借入限度額:800万円
ネット系銀行大手のソニー銀行が発行するカードローンです。同行の口座が無くても仮審査は可能で、金利水準も年2.5%~13.8%と幅が狭く、限度額が低くても良い条件が出る可能性はあります。
■足利銀行カードローン「モシカ」
最大借入限度額:500万円
こちらも地方銀行ですが来店不要で申込可能です。限度額はバンクイックと同じで、商品的には良く似たものとなっています。また収入証明は不要という点もメリットです。
最大借入限度額が高いからと言って、高い限度額になるとは限りません。審査基準は会社によって違うため、審査結果が出るまでは一概にどこが良いとは言えないのがカードローンの悩ましいところです。
4.総量規制について
銀行は貸金業法の適用外で総量規制も関係ありません
総量規制とは貸金業法で定められた規制です。収入の少ない人に過度な貸し付けを行うと返済不能となることから、貸す側に対して定められた規制と言えます。
内容は「借入金合計が年収の3分の1を超えてはいけない」というものです。
例えば年収300万円の人であれば100万円まで、年収0円の主婦や学生は借入自体ができないということになります。
ただしこの総量規制が適用される借り入れは、消費者金融、信販会社、クレジット会社に限られているので、銀行系のカードローンは対象外です。
そのためバンクイックを始めとした銀行系カードローンは総量規制の影響を受けません。
主婦や学生、フリーターなど年収の低い人でもカードローンを申し込める点は銀行系のメリットと言えるでしょう。ただ総量規制の影響を受けないだけで審査の基準としては利用されます。
例えば年間100万円の収入があるフリーターでも、収入の安定性が低いと判断され限度額30万円といった総量規制内の審査結果が出ることもあります。
5.まとめ
三菱UFJ銀行カードローンの限度額について紹介しました。バンクイックの最大借入限度額は500万円でしたが、他の会社と比較するとそんなに高い水準ではないようです。ただし審査基準がどうなっているのかは開示されていません。
限度額は固定ではなく、増額、減額されることもあります。一概に比較できないということが分かりました。
総量規制は銀行系カードローンに対しては対象外でしたが、そもそも年収の3分の1以上借り入れを行うと、毎月の返済額も増えて返済が難しくなってきます。
総量規制対象外であっても審査の基準として総量規制を意識している会社は多く存在します。自分が総量規制を超えて借り入れをしているのであれば、ある日突然限度額を減額されるかもしれません。無理な借り入れは行わないことが重要です。
限度額の仕組みを知って、自分に合ったカードローン選びに役立てましょう。