デビットカードの分割払いでスマホを購入する方法!遅延・滞納は即時契約解除?
利用した瞬間に口座引き落とし決済になるので、使い過ぎ防止になることがデビットカードの特徴です。
デビットカードは即時決済のため、分割払いは出来ないのが当たり前ですよね?
しかし、携帯電話(スマホ)の購入時、販売会社によっては月々の料金がデビットカードで支払えるんです。
つまり、スマホ本体を分割払いで購入できることはご存じでしょうか?
1.デビットカードとは?
デビットカードとは買い物の時、クレジットカード同様の決済処理が可能となるキャッシュカードのことです。
クレジットカードとの違いは分割払いや翌月払いというシステムではなく、常にその場で登録した銀行口座から一括払いで買い物した金額が引き落としされます。
クレジットカードのように、分割払いやリボ払いなどの仕組みがないためお金の管理がしやすいことが大きな特徴です。
さらに、デビットカードには基本的に発行の審査がないので、事情があってクレジットカードがつくれない方にも役立ちます。
現在国内では3種類程度のデビットカードサービスがあります。
▼【 ①・J-Debit】
「J-Debit」 日本で最初に始められたデビットカードサービスです。
キャッシュカードに自動付帯になっているものが多いため、自分のキャッシュカードに付帯していることに気付かない人や1度も使ったことがない人も多いんです。
国内加盟店は約45万店ありますが、インターネットでのお買い物や海外では使えないため、それほど広く普及はしているとは言えません。
▼【②・VISA】
「VISA」はクレジットカードでもおなじみの会社です。国内、海外合わせて約3,800万店で利用が可能です。
一部地域を除いて、VISAマークのある店舗ならば利用可能です。
ネットショッピングや海外ATMでの現地通貨引き出しも可能なので、海外旅行が好きな方には特におすすめです。
▼【 ③・JCB】
「JCB」はVISAに続く日本発祥の国際的なブランドです。
世界的にみればVISAより加盟店は少ないものの、日本国内での加盟店数はVISAを上回ります。利用の仕組みはほぼVISAと同じです。
デビットカードの仕組みがわからない方に!
過去には「J-Debit」のみがデビットカード機能を取り扱っていたので、日本人にはなじみの薄かったデビットカードですが・・。
最近になって、大手メガバンクやネットバンクなどを中心にデビットカードの発行も増えてきました。
その背景には海外でも使いやすいVISAやJCBの参入があったからではないかと思われます。
現在マスターカードのデビットは日本国内で発行されていませんが、将来的に国内で発行されることがあるかと思います。
【デビットカードのメリット】
■未成年者でも発行が可能
■審査がない(銀行口座が無い場合は例外です)
■海外でも使える
■年会費無料のカードが多い
■クレジットカードのように使いすぎる心配がない
■お財布がわりになる
■インターネット取引でも利用できるものが多い
【デビットカードのデメリット】
■残高がないと使用できない
■年会費や発行手数料がかかるものもある
■不正利用される可能性もある
2.スマホの契約、利用料金の支払いができる?
デビットカードは原則として分割払いが出来ません。
それによって、携帯電話関連の支払いがデビットカードでは出来ないと思われているのですが、そんなこともないんです!
一部会社で可能
VISAデビットカードをご利用中の方に関して、 KDDIでは請求内容によって請求金額の承認依頼をカード会社が行うことがあります。
VISAデビットカードで電話料金の支払いをしている場合、承認依頼の時点で指定した口座からお金が引き落されます。
ご存知の方もいるかと思いますが、上記はauホームページの支払い方法のページに書いてある内容です。
クレジットカードの支払いに関するページにVISAデビットカードの支払い方法についての記載があります。
そうなんです。デビットカードは携帯電話料金の支払い利用可能なこともあるんです。
しかし、詳しく調べてみると・・。いまのところVISAデビットのみ、一部の携帯会社のみ、利用可能となっています。
「デビットカードで携帯電話料金の支払いを申し込んだ場合、請求情報が開示される前に指定した口座から料金が引き落とされる場合もあります。」
こういった内容の文が、docomo公式サイト上のクレジットカードのページにひっそりと掲載されています。
ただしソフトバンクの場合は一括購入、付属品の購入にのみデビットカードの利用が可能です。月々の利用料金にデビットを使うことはできません。
大手キャリアの他にも格安スマホを取り扱いしている会社によっては契約可能なところが多く存在しています。
VISAデビットが無料で作成可能!
月々の支払いにスマホの分割購入代金が含まれている契約の場合。
通常はクレジットカードや口座引き落としでの支払いに対応していますが、デビットカードを使って支払いできるところもあります。
VISAデビットカードが現在無料で作れる金融機関は下記のようになっています。
デビットカードを作って携帯電話を分割購入したい場合、以下のデビットカード発行会社を検討してみましょう!
残高不足の場合は?
携帯電話料金のように自動的にデビットカード経由で口座引き落としになるとき、特に注意していただきたいのは残高不足です。
デビットカードを利用した遅延・延滞時の対応は各金融機関もしくは携帯電話会社によって異なります。
デビットカードはクレジットカードのように審査がない状態で利用可能なカードです。
わずかな信用を損ねるだけで、厳しい対応を受けるのは当然だと言えます。
何もよくわからない他人に先にお金を貸しているようなものですからね。
契約の不履行を起こした場合、状況によっては即時デビットカードが使用できなくなります。
携帯電話料金のように、なんとなく後払い感覚が続いているという支払いに関して、日ごろから口座の残高に気をつけるようにしましょう。
3.まとめ
分割払いは原則不可となるデビットカードですが、携帯電話料金が支払い可能な場合、スマホを分割払いで購入している事と同じ感覚ですよね?
注意点として、携帯電話料金をデビットカードで支払っていると、デビットカードの感覚がそれほどないというか・・。
クレジットカードと同じような感覚になってしまうので、使い過ぎや残高の確認に注意が必要です。
デビットカード契約で料金不払いが発生してしまうと、即時契約解除を受ける可能性もあります。
金融機関によってはスマホアプリで銀行口座残高をいつでも確認できたり、デビットカードでの支払いをするごとにメールが届くシステムもあります。
便利なシステムを活用して上手にデビットカードを使いこなしましょう♪