キャッシングの引き落としで口座残高が不足|その後はどうなる?対処法は?
2.キャッシングで残高不足になった場合
3.電話に出ない場合
4.それでも返済をしない場合
5.返済が遅れそうな場合
6.期日前返済もできる
7.無理な借り入れはしない
8.まとめ
キャッシングをした以上、返済義務はついて回るものです。
そんな時、支払い手続きを済ませるのが面倒だと感じる人もいますよね?
クレジットカードでのキャッシングだけではなく、銀行系や消費者金融系のキャッシングで、返済方法を「口座引落し」にしている人も多くいます。
「口座引落し」は手間がかからず便利ですが、引落し口座の残高が足りずに延滞してしまう人もいるかと思います。
キャッシング利用時に引落し口座が残高不足になると、どうなってしまうのでしょうか?
1.キャッシング業者により対応が違う
キャッシングで引落し口座の残高が不足していた場合、各キャッシング会社によってその後の対応は違います。
主な対応については以下の通りです。
・キャッシング会社から電話があり、期日までに指定の振込口座に振り込みをして返済する。
・電話で再引落し日を指定されるので、その日までに引落し口座に入金をしておく。
もしも引き落とし口座の残高不足が分かっている場合、自分から事前にキャッシング会社に連絡をすれば、職場や実家に電話がかかってくることはありません。
2.キャッシングで残高不足になった場合
キャッシングの引き落としで残高不足の場合、返済が遅延したことになり、「遅延損害金」が発生してしまいます。
多くのキャッシング会社では、遅延損害金の利率が15%〜20%に設定されていて、通常の支払い利息とは別に加算されます。
つまり、返済が遅れるとそれだけ支払金額が増えてしまうことになるのです。
3.電話に出ない場合
キャッシングの引落し日に指定した銀行口座が残高不足だった場合、キャッシング業者からすぐに電話がかかってきます。
この段階ですぐに対応して返済するか、引き落とし口座に入金しておけば良いのですが・・。
面倒だからと電話に出ない、返済をしないと、督促の電話が何度もかかってくるようになります。
始めのうちは登録している自分の携帯番号にかかってきますが、電話に出ないと両親のいる自宅や、勤務先に電話が掛かってきてしまいます。
さらに郵送で「督促状」が届き、家族や会社にキャッシングをしていることだけではなく、返済が滞っていることまでバレてしまいます。
特に職場では悪い噂が立って居心地が悪くなってしまう可能性があるので、一刻も早く返済しましょう。
4.それでも返済をしない場合
電話が来ても、督促状が来ても返済をしない場合、更なるペナルティがあります。
返済の滞納状態が3ヵ月以上続くと、金融事故として信用情報機関にその履歴が記録されます。これが一般的に「ブラックリスト」と呼ばれるもので、支払いの遅延情報が自分の履歴(ヒストリー)として残るのです。
信用情報は、金融機関の間で共有している個人情報で、カードローンやクレジットカード、各種ローンの審査を申し込んだ時に照会されます。信用情報機関に事故情報が記録されると、審査が非常に不利になります。
この事故情報は5年間、最長10年間もの長期間に渡って保管されるので、その間は新たなキャッシングやクレジットカード、住宅ローン等に申し込めなくなってしまいます。
事故履歴が残るのは、きちんと返済して滞納状態がなくなってから1年~5年、この間に融資等は受けられなくなるのです。
更に滞納した状態だと、遅延損害金も膨大な金額になります。キャッシングで残高不足になったことが分かったら、必ず電話に出て、とにかくすぐに返済をしましょう。
遅延損害金が発生するのは防げませんが、それ以上の不利な出来事を防ぐことも大事なことです。
5.返済が遅れそうな場合
返済が遅れると分かった段階で、すぐに連絡をすれば金融機関から何度も電話が来ることを防げます。
いつ電話がくるかビクビクしていると精神的にも良くありませんし、会社にバレると何か悪いことをしているのではないかと疑われてしまいます。
多くのキャッシング会社では、相談窓口を設けていますので、返済が遅延する場合は電話連絡を入れましょう。
6.期日前返済もできる
キャッシングの残高不足を防ぐ為には、お金に余裕がある時には期日に関わらず早目に返済をすることも考えましょう。
多くのキャッシング会社では、返済期日前に一部返済、または全額返済が可能です。
返済までの日数がかかる程金利も高くなりますので、まとまったお金が入ってきて普通預金に入れておくだけならば、1日でも早く全額返済を目指した方が良いでしょう。
しかし中には万が一の時の為に、少しはお金を手元に置いておかないと心配という人もいると思います。
そんな時には一部返済をして、残りの現金を引落し当日まで取っておくこともできます。
7.無理な借り入れはしない
給与を見込んで何とかなるだろうと借入れをしたものの・・。急に病気になり入院費がかかったりして大幅に予定が狂うこともあります。
キャッシングをする時には、貯金ゼロでしかも給与やボーナスでギリギリ返済できる程借りるのではなく、1ヵ月分位は手元に貯金を残した状態で考えた方が良いでしょう。
または初めて申し込む人限定での「無利息サービス」もあるので、こういったキャンペーンの利用も検討してみましょう。
8.まとめ
キャッシングの引き落とし返済で残高不足になると、その時だけではなく後々まで不利な状態が続くことになります。
うっかり残高が不足するのは仕方ありませんが、気が付いた後はすぐに行動を取る様にしましょう。
キャッシングで借りたお金はどちらにせよ支払わなければいけないものです。勇気を持って早めの対応を心懸けたいものですね。