クレジットカードの取引をキャンセルする方法!返金までの期間と注意点は?
クレジットカードで買い物をしたけど、キャンセルした場合の返金はどうなるのでしょうか?
疑問を持つ人も多いかと思います。
クレジットカードの返金方法と返金時期、手数料などの気になる疑問をまとめました!
1.クレジットカード利用のキャンセル。返金は?
クレジットカードは生活に欠かせない必需品の1つとなっていますね!
買い物に利用するとポイントも付きますし、お得で便利なアイテムなのですが・・。
キャンセル時の返金がどのような仕組みになっているのかご存知でしょうか?
クレジットカードでの商品購入方法は知っていても、キャンセル後の手続きについては知らない人は意外と多いんです!
クレジットカードの返金がいつ、どんな方法で行なわれるのか?
返金の申し込み方法、返金に関わる手数料、ポイントなどが影響してマイナスの取引になることはないのか?
わかりにくい部分に焦点を当てて詳しくご説明します!
クレジットカード取引のキャンセルは、いつどんな時に必要な場面が訪れるのか分かりません。
2.返金はいつ、どんな方法で行なわれる?
返金処理・反映には時間がかかる
買い物などでクレジットカードを利用した場合、不良品や間違った注文をキャンセルする際には、必ず返金処理が必要になります。
返金処理がいつ行なわれるか?その時期についてはクレジットカード会社によって様々ですが、どの会社も即日返金となるところはほとんどありません。
そのため、キャンセルした代金の返金までは時間がかかると思っておきましょう。
具体的な返金時期については、どの会社であっても明示されていないものですが・・。
ほとんどの場合では、商品を購入した月と同じ月、もしくは翌月に行なわれます。
どんなに遅くてもキャンセル成立から2~3ヵ月以内には確実に返金されます。
しかしながら、商品を売っていたお店側のキャンセル処理が大幅に遅れた場合、返金処理も同時に遅れることがあります。
返金処理が完了するためには、購入した店舗とクレジットカード会社、2ヶ所でのキャンセル処理が必要だと覚えておきましょう。
登録口座に返金、もしくは相殺
クレジットカードでの返金方法は主に3つのパターンがあります。
1.引き落とし口座に払い戻しされる
2.他の請求額から相殺(減額)される
3.クレジットカードの明細が取り消される
キャンセル分の他にクレジットカードの利用がない場合、原則として口座への返金が行なわれます。
同じ決済期間で他にクレジットカードの利用があった場合、利用金額から返金分を引いた金額が請求される場合もあります。
それ以外の方法として、クレジットカードの締め日(カード会社によって異なる日付)までにキャンセル処理が行なわれた場合、クレジットカードの利用明細自体が取り消されることもあります。
クレジットカードを利用したお店のキャンセル処理が、早いか遅いかによっても返金方法が異なってきます。
とても対応が早かった場合、一度的に利用明細に表示されていても、すぐに利用明細が取り消されることもあります。
また、クレジットカードを利用する際には取引のキャンセルが出来ない場合もあります。
万が一のことを考えて、キャンセルのルールについては詳しくチェックしておくようにしましょう。
ただし、クレジットカードの取引についてはキャンセル不可と書かれている場合でも、シチュエーションによっては対応してくれる会社もあります。
現金での返金は出来る?
基本的には3種類の返金パターンでキャンセルが成立します。
現金の場合は口座に振り込まれる形がほとんどです。
しかし、実店舗で購入した商品を返品した場合、現金で返金されて、そのままクレジットカードの引き落としは行われるというケースもあるようです。
お店の対応にもよるため、一概に現金で返金できないとは言い切れません。
ただし、クレジットカードの現金化は違法行為となることもあります。
キャンセルによる返金の場合、違法ではないかもしれませんが、クレジットカード現金化は違法性が高いことを覚えておくとようにしましょう。
クレジットカード現金化業者が逮捕される事件も増えていますし、その後もクレジットカード現金化業者の摘発は続いています。
また、違法ではなくても、現金化はカード利用規約に禁止されていることがほとんどで、各カード会社でも注意喚起されています。
規約違反となるとカードの利用資格を失いますし、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
現金で返金してもらうことを考えるよりは、通常のキャンセル処理→返金といった手順を踏んだ方が安心だと言えます。
3.クレジットカード返金の確認方法は3つ
カードを利用したお店に確認
まずはじめに、返金について確認する場所はクレジットカードを利用したお店です。
各カード会社のよくある質問やQ&Aなどをチェックしても、クレジットカードの利用店舗へ問い合わせるようにと書かれていることがほとんどです。
クレジットカード利用のキャンセルなので、カード会社に連絡したい気持ちも分かります。
しかし、キャンセル処理はお店側が行なうことなので、カード発行会社は中間業者であることを頭に置いておきましょう。
一度お店に確認したのに返金が遅いなと思った場合、再度問い合わせることをおすすめします。
もしかしたら、お店側の操作・手続きのミスなどによって返金処理が行なわれていない可能性もあります。(意外と多いんですよね・・。)
また、原則としてお店によってはキャンセルを受け付けていない店舗もあります。よく確認することを忘れないようにしましょう。
カード会社の利用明細を確認
返金に関するキャンセル処理が行なわれているかどうか?
クレジットカードの利用明細を見ることでも確認できます。ただし、利用明細の取消しには時間がかかることもあります。
利用明細に該当する項目が表示されていないからといって、キャンセル処理が確実に行なわれているとは限りません。
ある程度の時間が経っても、利用明細の取消しやキャンセルの表示がない場合、あらためてクレジットカードを利用した店舗に問い合わせてみましょう。
また、カード会社によっては利用明細の他に、別途キャンセル明細を表示する会社もあります。
さらに、パソコンではキャンセル明細を確認できるけど、スマホアプリなどでは確認できないという会社もあります。
各カード会社の表示方法を確認して、別々に表示されていないか?注意してみてください。
そして、キャンセルの問い合わせが終わったから一安心という訳ではなく、まめにカードの利用明細を見ることも大切です。
返金キャンセルはお店の人が対応しますから、必ずしも完璧ではなく、ミスが生じることも多々あります。
返金されなくて困るのはお店ではなく自分なので、返金処理を確認するまでは安心しないようにしましょう。
お店と連絡が取れない時の対処法
クレジットカードの返金処理はお店への連絡が基本となります。
しかし、電話をしてもメールをしても連絡が取れない場合はどうしたらよいのでしょうか?
もしお店との連絡が取れない場合、楽天市場やAmazonといったショッピングモールであれば、各モールにトラブル対応の窓口がありますのでそちらに問い合わせてみましょう。
トラブル対応窓口がないようであれば、全国の消費生活センターに相談してみましょう。
消費者生活センターが土・日・祝日で対応していない場合、「国民生活センター」でも対応が行なわれています。
電話での問い合わせは「消費者ホットライン」と呼ばれていて、局番なしの「188(いやや)」に電話することで相談が可能です。
ただし、相談は無料ですが、通話料がかかる点にご注意ください。
その他、各消費者センターではメールでの相談を受け付けている場合もあります。
また、最近では悪徳業者が消費者センターを装うケースもあるようなので、消費者庁や国民生活センターの公式サイトから相談窓口を確認するようにしましょう。
間違って偽サイトや偽電話番号に問い合わせないように注意が必要です。
4.返金でクレジットカードの金額がマイナス?
マイナス処理は返金を意味する
クレジットカード利用後に、返品や注文キャンセルを行なうと、お店側から「マイナス処理を行ないます」と連絡が来ることもあります。
マイナスと言われると、自分がお金を払わなければいけないの?と思う人も多いかと思います。
ちょっと ややこしいですが、マイナス処理はお店側がマイナスの売上を上げることで、すなわち返金のことを意味する場合がほとんどです。
ただし、お店の人の対応にもよりますので、念のため「返金されるということですよね?」と尋ねておくと安心でしょう。
どのような場合であっても、返金(マイナス処理)には時間がかかり、翌月以降に対応されることがほとんどです。
クレジットカードの請求も基本的には翌月なので、当然と言えば当然かもしれません。
忘れた頃に返金されると、少し嬉しい気持ちになることもあるのではないでしょうか?(そんなことは無いのですが・・。)
返金で差し引き0円になっただけでも、何だか請求金額が0円というのは嬉しいですよね。
ただし、返金が遅れる場合。一度は支払いをしなければいけない状況に陥ることもあります。
これだと、無事に返金処理が住んで嬉しいという気持ちよりも、面倒だなという気持ちになるかもしれません。
お店のミスであれば仕方ありませんが、出来るだけ自分は注文ミスをしないようにしたいところですね。
返金手数料は無料?
基本的にクレジットカードのキャンセルで返金手数料がかかることはありません。
しかし、お店によってはキャンセルや払い戻し処理に対して手数料がかかる場合もあります。
例えば、飛行機・電車・高速バスといった公共交通機関などは、キャンセルに対して手数料を取られる場合がほとんどです。
その場合、チケット代は全額返金されて手数料を別途請求されるか、チケット代から手数料を差し引いた金額が返金されます。
ポイントも消滅!返金の注意点
クレジットカードで返金処理が行なわれた場合、利用額に対して付与されるポイントも当然ながら消滅します。
その点については理解されている人も多いかと思いますが、「クレジットカード+ポイント」を利用した場合はどうなるか把握していますでしょうか?
クレジットカードと一緒にポイントを利用していない場合は問題ありませんが、ポイントも利用していた場合は注意が必要です。
例えば、4/10が有効期限のポイントを使って、4/9にポイントを利用して商品を購入し、翌日4/10に注文のキャンセル依頼を出したとします。
4/10までに返金処理が行なわれれば利用ポイントは戻ってきますが、当日中に返金処理が行なわれる可能性は低いと言えます。
そして、4/11以降に返金されると、有効期限により利用ポイント自体が消滅し、本来なら利用できていたポイントも使えなくなってしまいます。
お店によってはお店都合でキャンセルする場合のみ、ポイントの返還対応を取ることもありますが、そのままポイントが失効するお店もあります。
自分都合でキャンセルする場合、ポイントがなくなる可能性があることも頭に入れておきましょう。
5.まとめ
クレジットカードの返金処理は面倒ではありますが、対応が遅れるとその分だけ返金時期も遅れます。
問題があったときは、出来るだけ早めにクレジットカードを利用した店舗に問い合わせるようにしてください。
また、クレジットカードの利用明細を見て、正しく返金処理が行なわれのた?間違いなく確認することも大切です。
お店側が返金処理のミスをして、キャンセル出来ていなかったという例も沢山ありますので、キャンセル時の返金処理は最後まで確認を怠らないようにしましょう。
クレジット カード会社から返金手数料を取られることはありませんが、お店側からキャンセル手数料を取られることはあります。
場合によっては期間限定のポイントが使えなくなることもあるようです。
クレジットカードを利用して買い物をする際は、出来るだけ注文ミスなどが起こらないように注意したいですね!